またもや後出しで、東京電力は福島原発の格納容器内で、最大で毎時72,900ミリシーベルトの極めて高い放射線量が計測されたと発表した。因みに原子炉が停止した状態では、格納容器内の線量は0.1ミリシーベルト程度だ。この値の場所に6分ほどいるだけで人間は100％死亡するという。凄まじいまでの放射能の量だ。野田首相は昨年、間違いなく高らかに原発事故収束宣言をした。しかし、事実はこの現状だ。メルトダウンした核燃料が原子炉を壊し格納容器にまで溶け落ちていることが原因だという。

「野田よ！てめえ、この落とし前をどうつけるのだ？」

もし何かの拍子に格納容器が破壊したらどうなる？凝縮された放射能が一気に拡散するのだ。想像するだに恐ろしい。阿鼻叫喚の世界が展開することになる。「はだしのゲン」の再来である。野田、東電幹部社員が6分間この中に入ってみなさいよ。ズーッと安全て言ってたんだから。野田はしらばっくれているが、収束宣言との整合性をどう説明するのよ？

日本の舵取りを任されてる政治家が誰も責任を取らないのなら、日本滅亡が現実のものになる。明らかに日本の政治状況は戦後最悪だ。難しい舵取りを任されてるのではなく、政治家の資質が劣っているからなのである。原理原則など一切ない。

野田のカボチャ頭からは何も生まれっこない。話を聞いただけ、顔を見ただけで判明するわ。アメリカに追いつけ追い越せの戦後復興や、所得倍増計画、日本列島改造論など国民を一丸とさせるロジックや政策が一切ないのだ。あるのは既得権益を守る度量の狭い政治家の国民に犠牲を求めるだけのエゴイズムだけだ。その悪例が、消費税引き上げという短絡的な法案である。

消費税率を14年4月に8％、15年10月に10％に引き上げる消費増税法案を30日に閣議決定して国会に提出することを決めた。政治家として最低限やらなければならないこと放棄して、消費税アップで収入を得るという究極の邪道を唐突に決めたのである。

まさしく国民不在である。法案の成立不成立はともかくとして、野田の政治手法と呼ぶには恥ずかしい自分自身の生き残り作戦は、菅首相が辞任前に断末魔の叫びのように提案した原発完全廃止と極めてクリソツなのだ。後日、書くが菅は今になって脱原発勉強会など開催しているが、これには菅の周到ともいえる狡賢い計算が働いているのだ。
政権哲学を簡単に変容する野田と、殺人未遂の東電幹部は、原発格納容器内に3分入って反省しなさい！
http://tokyolumix.blog60.fc2.com/blog-entry-987.html
　

コメント
01. 佐助 2012年3月29日 21:48:29 : YZ1JBFFO77mpI : gHqpcm4bVU 昨年すでに経済産業省は1〜3号機全て原子炉圧力容器（ＲＰＶ）バウンダリ損傷の可能性があると公表しています。格納容器の損傷破壊によって穴があくと『燃料棒が入っている原子炉容器の密閉性が壊れている可能性』という深刻な事態を公式に経済産業省が認めています。 http://bit.ly/gBBLrm（窒素ガス注入経路図も） 原子炉圧力容器内で発生する水素が格納容器内に漏出し、格納容器内で可燃限界濃度に高まり水素爆発を起こす恐れがあるので、不活性な窒素ガスを格納容器内に注入し、水素爆発を防ごうと云うものである。仮に不活性な窒素ガスを格納容器内に注入し、水素爆発を防いでも極めて高濃度の放射性物質を含んだ水の海洋への放出や高濃度放射性物質を大気に放出しなければならない。「放射能減衰技術」やガラス固化体などオメガ技術を取り付け放射能を減衰させたりしても放射性物質をゼロにすることはできません。 長期間にわたり残留熱除去を継続せねばならず、いつまでも貯蔵というわけにも行かず、高濃度の汚染水を処理し、冷却して循環させる道筋を付ける以外は、高濃度放射性物質を十年単位で海洋に放出する話になり、それは日本が終わることを意味する。 したがって、なんとしても処理し、放射性物質を固化し、残余を冷却し、循環させない限り、処理は行き詰る。巨大なシェルターで囲い、その中で処理施設を稼動させるしかない。マスコミも政府も知事も東電も値上げと消費税で有耶無耶にしていいる。
02. 2012年5月23日 13:25:01 : 3Ryw6oNNeg 国家を１家庭に置き換えて　考えれば難しい判断をしなくても、だれでも福島の事故の大きさから、非常事態体制を取らざるを得ないと考えるだろう。 家の屋根が壊れ復旧にいろいろ計画して蓄えた資金を投入するはめになれば、 すべての計画を一旦中止して　最優先事項の対処をするでしょう。 私は　福島の事故に対し、国が緊急事態宣言をして　すべての予算執行の凍結を するべきだったと思います。 そうすれば、対策予算のねん出、不要不急の事業の見直し、国民総分担の政策等 いろいろなことが、やり易くなる上に、全国民が原発が事故を起こしたときの 大変さを良く理解することになり、到底日本には　原発の推進とかの考えもなくなるのでは。 惜しいことに、今　そのような決断ができる人材がいないことです。 そして　それを追及すべき国民の代弁者であるメディアが、政府の傀儡となって 政府の都合のいいように扇動しています。 判官びいきさまが書いておられるように、この国の将来はますます　暗雲の中をさまようのでしょう。 早く　国民が目を覚まし　小手先の政策、表面上の情報に踊らされない日が来ることを祈ります。

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