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“反増税”小沢系に孤独死の足音…造反含めた“ゲリラ戦”展開へ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120328/plt1203281811007-n1.htm
2012.03.28 夕刊フジ
前原氏(右奥)が退出する際、小沢系の武闘派議員らともみあいになり“乱闘状態”になった=28日午前2時21分、衆院第2議員会館
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/photos/20120328/plt1203281811007-p1.htm
民主党は28日未明、社会保障と税の一体改革に関する「合同会議」で、怒号と拍手が飛び交うなか、消費税増税法案の修正を前原誠司政調会長に一任した。小沢一郎元代表が扇動する反対派は議論打ち切りに体を張って抵抗、約80人が朝方まで抗議を続けた。今後、法案採決時の造反を含めた野田佳彦首相へのゲリラ戦を準備しているが、国民世論は小沢氏ら反対派にも厳しく、“政治的孤立”に追い込まれる可能性も出てきた。
「皆さんの議論は頭に入った。一任をいただきたい」
休憩を挟み約6時間も審議した28日午前2時すぎ、前原氏はこう宣言し、増税法案の事前審査を打ち切った。石井一参院予算委員長が反対派に向かって「文句があるヤツは9月の代表選で戦えばいい!」と言い放ち、審議打ち切りを促したのが、きっかけだった。
推進派や中間派が拍手で了承する一方、小沢氏の意を受けた反対派からは「ふざけるな!」「一方的な終わり方で問題だ」「こんなメチャクチャな話があるか」などと怒号が飛び交い、会場は騒然となった。
会場から出ようとした前原氏に、小沢氏側近の武闘派議員らがつかみかかり、もみ合いになる場面もあった。
「乱闘状態で最悪の終わり方だ」(反対派)。反対派約80人は午前4時ごろまで会場内で議論再開を要求。輿石東幹事長に事情を説明し、善処を求めた。輿石氏は混乱収拾の必要性を強調したが、議論再開には双方から事情を聴く考えを示すのにとどめた。
8日間、計40時間を超えた事前審査。27日夜の審議では、前原氏が野田首相と調整したうえで、反対派の意見を入れて、税率10%超への引き上げを示唆していた付則の「再増税条項」の削除を明言した。法案付則の景気条項への数値盛り込みでも、増税にあたって「経済成長率の名目3%、実質2%」の達成を努力目標として盛り込んだ最終修正案を提示し、理解を求めた。
馬淵澄夫元国交相らデフレ脱却を重視する中間派は「いいじゃないか」と修正案を評価したが、税制という基本政策で180度違う反対派は「消費税増税は公約違反」「なぜ、今増税なのか」などと初歩的批判を繰り返すばかり。
中間派議員は「われわれは『政治を前に進めたい』という思いだが、反対派は『反対のための反対』で進歩がない。うんざりする」と語った。
民主党は28日午後、政調役員会を開き、同法案修正案の閣議決定を了承。野田首相は30日に法案を閣議決定し、今国会中の成立を期しているが、今後も反対派の抵抗は続きそうだ。
小沢グループの急進的な若手議員は「法案提出までは織り込み済みだ」といい、こう解説する。
「党執行部の強行決着で、法案採決に造反する理由付けになった。今後は、小沢グループの政務三役が集団辞任を検討しているほか、親方(小沢氏)らがメディアに出演して『増税反対』を訴えていく。採決造反後に新党をつくり、大阪市の橋下徹市長と連携する選択肢もある。もちろん、陸山会裁判の判決(4月26日)で、親方が無罪になることが前提だ」
「打倒野田」「増税阻止」のゲリラ戦を準備しているようだが、小沢氏の秘策は別にあると見る向きも多い。
小沢グループの中堅議員は「消費税増税法案を採決せずに会期末(6月21日)を迎え、9月の民主党代表選で野田首相を交代させて、党内で主導権を握ろうと考えているのでは」と推し量った。
確かに、国会スケジュールは厳しい。2012年度予算関連法案はまだ審議中で、増税法案の審議はその後になる。1988年に竹下内閣が消費税法案を成立させた際は、衆参で130時間超の審議をした。
自民党国対関係者も「6月採決は物理的に無理。2、3カ月の会期延長は避けられないだろう。衆参ねじれの中、小沢グループが少し暴れれば、タイムアップもあり得る」と話した。
小沢戦略の狡猾さを感じさせるが、報道各社の世論調査では「反対のための反対」を続ける小沢氏らに批判も多い。
日経新聞では、増税慎重派の動きについて49%が「理解できない」と返答、民主党支持層に限ると53%に上った。
産経新聞とFNNの合同調査で、「小沢氏らは社会保障財源や財政再建に向けて説得力ある方策を示していると思うか」と聞くと、87・2%が「思わない」と語り、小沢新党にも83・2%が「期待しない」と答えている。
政治評論家の浅川博忠氏は「小沢氏らが反対すればするほど、野田内閣の支持率は上がり、追い風になる。首相側は『小沢切り』をして自民党と手を組み、消費税増税法案を成立させる道を選ぶのでは」と話している。
政局重視の反対運動を続ける小沢氏らは、世論に見放されるだけでなく、永田町からも孤立するのではないか。
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