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大増税強引決着 未明に「議論打ち切り」「増税案強行」大混乱
http://gendai.net/articles/view/syakai/135848
2012年3月28日 日刊ゲンダイ
<民主党は完全に終わった>
これで本当に民主党は終わりだ。8日間にわたった増税法案の事前審査会議。幕切れは唐突に訪れた。27日は過去最高の200人超の議員が参加し、日付が変わっても議論は続いた。しかし休憩をはさんで約6時間に及ぶ議論がヒートアップしていた午前2時過ぎ、前原政調会長が突然、「一任いただく」と言って会議を打ち切ったのだ。
当然、反対派は納得しない。会議室内はもみ合いになり、乱闘騒ぎ寸前に。飛び交う怒号に廊下で待機する報道陣も騒然とする中、増税賛成派のメンメンは「終わった、終わった」「一任だ」とニタつきながら、会議室から出てきた。
会議室には反対派を中心に100人以上の議員が残り、異議を唱えていた。しかし、執行部側は一方的に記者会見を開き、勝手に「一任を取り付けた」という消費税法案の修正の説明を始めたのである。
<慎重派の猛反発に前原政調会長トンズラ、輿石幹事長は形だけ調整>
この会見は当初、会議を仕切った前原政調会長が出る予定だった。ところが、前原は裏口から逃げてしまった。「一任を取り付けた」というのなら、記者に対して堂々と説明すればいいのに、それもやらずにトンズラ。“一任”なんか取り付けちゃいないからだ。
「慎重派のひとり、川内博史衆院議員が増税の前提として、野田首相が行革や議員定数削減、経済問題の解決を国会で答弁していたことに言及。それをやらずに増税だけの強行はおかしいと発言した。その直後に前原さんが“一任を”と言い出し、一方的に議論打ち切りになったのです」(岡島一正衆院議員)
一任というなら、普通は場内の拍手や挙手を求める。そんな場面すらなかった。前原は逃げるように会場を去っていったのである。これには、増税に賛成の意思を表明している議員ですら、「こんな終わり方はないだろう」と怒り、こう言った。
「会議の前に、前原さんと野田首相、輿石幹事長、岡田副総理が官邸で対応を協議。さらには、仙谷政調会長代行、藤井税調会長も交えたところで、27日に前原さんが一任を取り付けて党内をまとめるという話ができていました。それで、執行部側も議員を大動員してバックアップ。もし、この日に前原さんが決められずに翌日に持ち越せば、野田総理が会議に出てくる手はずにもなっていた。『必ずまとめる』と宣言した前原さんとしては、決められなければ、また“言うだけ番長”になってしまう。相当なプレッシャーもあったと思います。でも、あの打ち切り方は、さすがにヒドい」
しかし、こうなると、民主党は完全に分裂だ。拙速な増税に反対の小沢グループは一方的な“一任取り付け”に猛反発しているし、執行部がこんな暴挙に出た以上、閣議決定段階での政務三役引き揚げは避けられないだろう。
党分裂の決定打になりかねない緊急事態を受け、輿石幹事長は、3月28日午前中に前原を聴取すると言い出した。反対派、中間派、賛成派それぞれの代表者からも話を聞いて、場合によっては全議員に説明する場を設けるという。いかに党内が混乱しているかが分かる。この党は、もはや政権政党の体を成していない。
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