http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/221.html
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責任の所在が不明確な国、日本 組織と云う牙城に守られた権力がはびこる
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/9aeb6509bfb65aa193ac2782ecdb676e
2012年03月28日 世相を斬る あいば達也
午前2時を回った。未だに民主党内の議論が続いているのか。いずれにせよ執行部一任を取り付け閣議決定に持ち込むのだろうが、そこから先は、民主党内の議論以上にカオスの世界に紛れ込む。まぁ、命を掛けての勝負だと云うのだから、頑張るだけ頑張れば良いのだろう。何処で命運が尽きても本望と云うのが野田佳彦、それはそれで良いではないか。まさか、命を掛けて、菅直人のように、総理の座にしがみつきはしないのだろう。(笑) *2:30、読売が一瞬「前原政調会長一任で決着」の速報を流したのだが、瞬時に消えた。準備していた予定速報を間違って流したかも?(笑)2:50、やはり一任で決着したが揉み合いになったそうである。
≪ 民主、消費増税法案を承認 前原政調会長に一任
http://www.asahi.com/politics/update/0328/TKY201203270800.html
消費増税法案をめぐる事前審査を行っていた民主党税調などの合同総会は28日未明、「名目3%程度、実質2%程度」の経済成長率の数値目標を付則に盛り込んだ新たな修正案について了承し、前原誠司政調会長に一任した。野田内閣は30日に閣議決定を行う。
ただ、反対派はこの決定に納得せず、終了後も国会内の総会会場で前原氏に詰め寄ったり、議員同士がもみ合いになったりした。党内対立がいっそう深刻になりそうだ。
新たな修正案では、消費税率を2014年4月に8%、15年10月に10%に引き上げるにあたって、景気条項として「経済状況の好転」を条件と規定。デフレ脱却や経済活性化に向け、「2011年度から20年度までの平均で名目3%程度、実質2%程度」の成長率をめざすことを明記した。税率を10%に上げた後、さらに税率を引き上げる時期について「公布後5年後をめど」としていた再増税条項は削除した。≫(朝日新聞)
まぁ先の長い野田内閣のいばらの道、今後の道程を愉しませていただこう。ところで最近つとに思う事がある。今さら当然だろうと云う賢者も多いだろうが、筆者はあらためて、日本の国の仕組みの、重大な欠陥があることを感じざるを得ない。よく筆者が皮肉と侮蔑と嫌悪を持って使い言葉に、「……村」とか「……マフィア」と云うのがある。それは最近の出来事を通して眺めても歴然としている。“空気”に支配される国民性が民族独自の資質なのか、それとも後天的に身につけたものなのか、フト考えるのである。
おそらく、日本人が農耕民族であった歴史を考えると、そこに共同作業とか大家族や地域ごとに群れる事の利益があったことは、想像に難くない。根源的な事に多くの時間を費やすのはやめるとして、我が国が、いかに組織的システムの中で生きているか、まざまざと見せつけられる事の連続である。原子力村の醜悪な姿は未だに壊れていない。黙々と頭を下げながら、あらためる素振りもない。霞が関の官僚組織も、天下りのために権益を増やすことだけに現を抜かし、政権を握った民主党クーデターグループは、シロアリと手を結び生き残りを掛けている。
検察庁は、法に基づく捜査もするが、自己のアリバイ証明のために、冤罪事件を捏造し、組織的に組織の政敵を貶めようとする。最高裁判所も、行政だか司法だか判らない“ヌエ”のような存在の検察審査会を通じて裏金をプールしたり、冤罪事件創作に寄与する。極めつけは、民主党の代表であった菅直人のが、直近の参議院選で大惨敗したにも拘らず、責任の“せ”の字も口にせず、枝野幹事長共々居座る始末。
政治家も、官僚も、検察も、裁判所も、原子力関係者も、電力関係者も、日米同盟に巣食う連中も、東大の教授連中も、どいつもこいつも、組織と云う固い殻に守られ、責任と云うものに言及することがない。否、言葉だけ謝罪し、責任は取らないと云う風潮と云うか、そういう仕組みになっている。このような組織がシステム化され、核となってすべてが動く国家と云うものには、権限を実行するのも組織、責任が個人には絶対に及ばないシステムなのだから呆れる。
このような、責任の所在が明確ではない、“みんなで渡れば怖くない”組織国家は“意志なき国家”だ。野田の馬鹿が、「みんなで分かち合い」と良く表現するのも、この村社会の掟に沿っているのだろう。しかし、それを何百年と継続的にやり続けて、まずまずの時代はもう終わったのだと思う。今我々が立つ、21世紀は自力で立ち、自ら考え、自ら引き受ける時代に入っている。小沢一郎や橋下徹や石原慎太郎に国民の目が向かう趨勢には、このような日本の悪しき習慣を打破しようと云う、知らず語らずの意志が、ぼんやりと働いていると思考する。
右翼の石原?右傾の橋下?剛腕壊し屋の小沢?良いじゃないか、それらでも。少なくとも組織の中で、国民からまったく目の届かぬ所で、蠢いて顔も見せず、声も出さず、放射能のように深く潜行する隠密のような奴らがヌクヌク生きる世界からオサラバしようではないか。少なくとも、彼らは敢然と責任を取るだろう。石原は些か疑問だが。(笑)責任の取れる奴に任せる方が、明らかに筋は通る。これをファシズムと言うなかれ、選ぶのはあくまで国民だ。選択権は絶対的に国民にある。組織に隠れた強硬路線を走る野田佳彦の方が、任されてもいない、約束もしていないことをするのだから、独裁者だ。
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