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増税に生命かけるそうだバカ首相 増税法案閣議決定それからの泥沼
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2012/3/27 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
野田首相ひとりがコーフンして突っ走る消費増税法案は、いよいよガチンコの乱闘ムードだ。「年度内に法案を国会に提出する」と改めて宣言した野田首相。
それから逆算すると、閣議決定は今週金曜日の30日がタイムリミット。さらに法案の「印刷に3日かかる」(前原政調会長)ことを考えれば、党内の「事前審査」はきょう明日に決着をつけなければ間に合わない。
それで「力ずくでもまとめる」と意気込む執行部と、「絶対に通さない」と徹底抗戦の反対派が一触即発なのだが、ここは何としても小沢グループなどに頑張ってもらわないと困る。こんな不況の中で、超デフレ策の消費税アップを強行したら、国民生活は本当に潰れてしまうからだ。
「増税推進派は、財政危機を強調しますが、そもそも増税で財政再建を成し遂げた国は古今東西ないのです。大増税をやれば、消費が冷え、不況が悪化して税収が細るからです。そんなナンセンスな増税論議をしている暇があったら、景気拡大策や成長戦略を考えたり、予算の無駄のカットと行革をサッサと進めろと言いたいですよ。その方が確実に財政再建につながるのです」(経済評論家・杉村富生氏)
ギリシャは、行革も景気拡大もやらず、安易な消費増税ばかり繰り返して、ついに破綻してしまった。その意味で、日本を「ギリシャの二の舞い」にしてはいけないのだ。
◆それでも野田は力ずくで押し切る
増税反対派の中心にいる小沢元代表は、先日、TBSテレビに出演し、「とても(国会で)採決できるような状況にならない」「(法案を)提出するかも分からない。それだけ反対論は強い」と語った。その通りなら、心強いが、この1週間の攻防のヤマ場はどうなるのか。
「どちらにも決定打はありません。取りまとめ役の前原政調会長や執行部は、27日夜に、“もう十分に議論を尽くした”と宣言して勝手に取りまとめてしまうしかない。しかし、反対派は“問題は何ひとつ解決していない”と声を上げ、引き延ばしを図るでしょう。反対派の狙いは、いろいろ注文をつけて、輿石幹事長を引っ張り出し、とにかく時間切れに持ち込む作戦です。今週で決まらなければ、消費増税法案は賞味期限切れみたいなもので、中ぶらりんな状態になってしまいます」(民主党関係者)
そこで、野田首相の切羽詰まった「生命をかける」発言なのである。これまでも「政治生命をかける、不退転の決意」の発言を繰り返してきたが、一歩踏み込んで、「生命をかける」になった。よほど追い詰められている証拠だ。このままだと時間切れの敗戦になると分かって、イチかバチかの“勝負”に出た。ある民主党議員は、「総理発言はかなり効いています。総理がそこまで決意表明した以上、前原政調会長は反対派を押し切らざるを得ない。玉虫色決着を狙っていた輿石幹事長も総理に逆らえなくなった」と語る。
反対派に実力行使の切り札がない以上、権力を握り、大マスコミを抱え込んだ方に分がある。増税法案を強行されてしまうかもしれない。だが、それは、さらなる混乱と悲劇の始まりになるだけである。
◆国会に増税法案が出たら自民との談合解散になる
金曜日の閣議決定を経て、消費増税法案が国会に提出されたら、何が起きるのか。待っているのは政治の空転とドロ沼だ。
「法案が国会に提出されても、野党と小沢グループが反対したら、法案は否決される。仮に衆院を通っても、参院で潰される。だから、野田首相は間違いなく自民党との協議に走る。つまり、話し合い解散です。法案が成立しても解散、否決でも解散となる。増税の道筋をつけられれば、野田首相は民主党が分裂しても構わないという考えです」(前出の民主党関係者)
もう、野田玉砕戦そのものだ。政治評論家の浅川博忠氏もこう言う。
「増税法案が国会に提出されたら、いまは下火の民主・自民の大連立構想に再び火が付く。野田首相は、自民党の要求をのんで、小沢グループを切り、話し合い解散に応じる。その代わり、自民党に法案に賛成してもらうという筋書きです。解散は6月から9月の間でしょう。野田首相も谷垣総裁もこのままでは9月の党内選挙に勝つ自信がないから、選択肢は早期解散と大連立しかないのです」
◆今年夏、日本は政権も大臣も不在に
だが、増税決定だけにかまけ、2大政党の談合で話し合い解散などしたって、丸く収まるわけがない。世論の6割は増税に反対だ。
解散・総選挙になったら、民主も自民も大敗し、橋下維新の会や増税反対党が議席を増やす。消費増税法案は仕切り直しになるだろうし、その前に、政界はグチャグチャになって、次の連立政権がまともに発足するかも分からない。カオスである。
言うまでもなく、この国は被災地の復旧と復興が待ったなしだ。デフレ退治、円高阻止、雇用対策など経済的にもやるべきことがいっぱいある。54基の原発が全部止まって電力は今年夏、大丈夫なのか。原油が暴騰したら、再稼働させるのか。そんな難題山積のときに、政治が止まり、日本に政権はない、大臣もいないという非常事態を迎えるかもしれないのだ。それこそ「日本売り」の国債大暴落が起きて不思議じゃない。
だから、不要不急の増税にひた走る野田の行為は暴走であり、どう考えても狂気なのだ。政治評論家の森田実氏がこう言った。
「不況時の大増税が弱い者いじめになることは、だれだって分かる。否定しようがないでしょう。この一点だけでも、やってはいけない政策なのです。悪政なのです。官僚や財界、2大政党、大マスコミは被災民の苦労、中小の小規模企業のうめきを聞いたことがあるのか。“苛政は虎よりも猛し”という孔子の言葉があります。重税を課する悪政は、人を食う虎よりも恐ろしい。絶対に許してはいけないのです」
昔の政治家は軍部の暴走を止められずに国を破滅させたが、野田は財界や官僚の走狗となって国民生活を破壊しようとしている。そんなバカ者が切羽詰まって「生命をかける」と言い出した。警戒し、抑え込まないと、本当にこの国は危ない。
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