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2012-03-27 文芸評論家・山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記
松田賢弥は野中広務に買収されているクズ・ジャーナリストなのか。松田賢弥の『角栄になれなかった男・小沢一郎全研究』(講談社)は、もはやゴミクズ以下のガセネタ満載の駄本であった。小沢事件も、小沢裁判の経過とともに資料分析や検察情報分析、裁判情報分析がかなりのレベルに達しており、今や、素人といえども、事件の詳細について熟知しており、それに比べると松田賢弥の本が、検察側のリーク情報と野中広務の謀略情報の「垂れ流し」と「受け売り」にすぎない稚拙な本であることは誰の眼にも明らかであり、読むに値しない駄本であることは一目瞭然である。「小沢一郎追跡20年」、「小沢一郎研究20年」とかいう宣伝文句に誘われて、問題の本を手にしてみたが、とても買うに値する本とは思えなかったので、ちょっと立ち読みしてみたところ、書かれていることはすでに情報価値のない、既知のものばかりであり、精読しなくとも分かっていることばかりだった。「西松建設」「水谷建設」「胆沢ダム」・・・、そして「高橋嘉信」「野中広務」「川村尚(水谷建設元社長)」・・・。すでに偽証やインチキ、ガセネタが暴露された情報や情報源ばかりだ。しかも、ほとんどがページが「焼き直し」「再録」であった。昨年7月14日、出版されたと言うが、『角栄になれなかった男・小沢一郎全研究』(講談社)は、タイトルはもっともらしいが、中身は羊頭狗肉のインチキ本である。おそらく、「小沢事件」「小沢裁判」にあわせて、即席でデッチアゲたトンデモ本なのだろう。あまり売れなかったらしいが、売れなかったのも当然だろう。講談社も、よくこういうインチキ本を出版したものである。たとえば、冒頭の「小沢一郎の少年時代」を語る「非常のルーツ」の部分は、前著『闇将軍 野中広務と小沢一郎』からの再録である。読み比べてみると、まったくそのままなので驚いたが、こういう物書きもいたのか、と愕然とした。松田賢弥はジャーナリストとは言いながら「文章を書く」のが苦手らしい。その文章も、甘ったれた幼稚な文章の連続で、つまり、いかにもセンチメンタルな文学青年崩れが書きそうな文章で、読み続けるのが恥ずかしくなるような文章であった。松田賢弥は、「文章を書くことが苦手・・・」だけではなく、どうも「取材も苦手・・・」らしい。政治家・小沢一郎の暗部を探り、その秘密を書くのならば、もっと小沢一郎本人はもちろんだが、小沢一郎周辺をも徹底取材し、さらに小沢一郎関係の資料や裁判資料等を収集しろよ、と言いたくなるが、それも豚に真珠というものだろう。その上、松田賢弥には、ジャーナリストや物書きに不可欠な「人間とは何か」という根本的な「人間存在論」とでも言うべきものがない。野中広務の「法螺話」や「自慢話」、あるいは政敵への「誹謗中傷」を、何の疑いも検証もなく、素朴に鵜呑みにし、しかもあっさり洗脳されたあげく、野中広務という人間を信じ込んでいるようだ。野中広務が、官房長官時代、いわゆる「官房機密費」を使って、マスコミ関係者を買収していたことは承知の事実である。松田賢弥がいくら野中広務からもらったか知らないが、こういう「野中広務ヨイショ本」を見れば、金銭の授受を疑いたくなるのが常識と言うものだろう。そもそも「小沢一郎が金権政治家で、裏切りばかりの悪党で、野中広務が品行方正な苦労人で人徳者・・・」(笑)なわけないだろう。
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