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[消費税引き上げ] もう野田首相の負けだ
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2012/3/23 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
閣議決定先送り
これはもう「勝負あった」のではないか。
増税に“政治生命”をかけている野田首相がきょう(23日)の閣議決定を断念した。増税法案の党内事前審査は連日、議論が紛糾。何ひとつマトモに決まらない状態が続いているからだ。
「増税推進派と反対派の意見は平行線で、党内の全員が納得できる結論など出しようがありません。こうなると、決着のつけ方は2つしかない。『十分に議論は尽くした』と、どこかで打ち切って閣議決定してしまうか、野田首相が増税法案を引っ込めるかです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
野田はかねて「3月中に増税法案を提出する」と宣言していた。「不退転の決意」とも言った。それで当初は今月13日の閣議決定を目指していたのだが、反対意見が多いのでズルズル延び、党内の事前審査が始まったのが14日。この時点では、3日間で議論を終え、23日に閣議決定する青写真を描いていた。「逆算すると、年度内に法案を提出するリミットが23日」(民主党執行部)だったからだ。
ここへきて、執行部は「年度内に閣議決定」と微妙に表現を変え、こっそりハードルを下げているが、それにしても残された時間は少ない。
不思議なのは、あれほど今月中の法案提出にこだわっていた野田に、焦るそぶりが見えないことだ。26〜27日には、核安全保障サミットに出席するため訪韓する。何より大事な増税法案が大詰めを迎えるというのに、ノンキなものだ。
「官邸は方針転換したのです。輿石幹事長をはじめとする党幹部が、期限を区切らずに徹底的に議論をすればいいというスタンスを取っていることもあり、持久戦でいくことにした。だから、前原政調会長も急いで取りまとめようとしない。官邸は、とにかく党内で議論を尽くしてガス抜きすることが大切で、場合によっては年度をまたいでもかまわないと考えているようです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
連日連夜の会議を続けて、反対派が根負けするのを待つ作戦のようだが、野田はやっぱりアホだ。自分で自分の首を絞めている。
野田が年度内に法案を提出する根拠にしてきたのは、麻生政権時代に成立した「改正所得税法」の付則104条だ。〈遅滞なく、かつ、段階的に消費税を含む税制の抜本的な改革を行うため、11年度までに必要な法制上の措置を講ずる〉とある。
この付則に「縛られている」と言って、増税法案の提出を急いできたのではなかったか。
年度をまたげば、いま増税を議論する大義名分がなくなる。増税法案提出のためだけに存在していたような野田はレゾンデートルを失うし、自民党時代に作られた付則を盾に、野党に賛成を迫る戦法も取れなくなる。
かといって、党内議論を打ち切って年度内に強行突破すれば、小沢グループは猛反発。執行部はそれを非難しようにも、自分たちに瑕(か)疵(し)があれば、身動きが取れない。小沢周辺は「詰んだ」と言っているが、その通りなのだろう。
頼みの自民党にも足元を見られ、党内をまとめることもできず、袋小路に迷い込む――。財務省に操られた小物首相の限界がハッキリ見えた。
◇
民主・合同会議6日目も紛糾…景気弾力条項巡り
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120323-OYT1T00959.htm
2012年3月24日00時41分 読売新聞
民主党は23日、6日目となる社会保障・税一体改革合同会議を開き、消費税率引き上げ関連法案の事前審査を行った。
前原政調会長は、8%への税率引き上げ時(2014年4月)に一時金を支給する「簡素な給付措置」を含む低所得者対策を明記した付則27条について、〈1〉法案の本則に格上げする〈2〉議員から提出された要望事項を法案や閣議決定に可能な限り盛り込む――の2点で「政府の確約を取り付けた」と報告した。
ただ、増税反対派は、経済状況によって税率引き上げを停止できる景気弾力条項(付則18条)に、判断基準として経済成長率の明記を求めて反発しており、合同会議は同日も紛糾した。
国会内で行われた合同会議冒頭には、約100人の民主党議員が出席した。景気弾力条項をめぐって、党執行部は21日に出した修正案で「経済状況を好転させることを条件」としたが、反対派は、「好転」の定義を追及した。前原氏は「デフレは脱却しないといけない」と応じ、更なる修正の可能性も示した。
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