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東京地検による謀略の構図ーー小沢一郎裁判への疑惑
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2012/03/post_2964.html
2012/03/23 :(有田芳生の『酔醒漫録』)
3月23日(金)昨日の法務委員会での質問は〈歴史的危機にある検察の構造的問題点 「小沢一郎裁判」にもふれてー〉というテーマにした。
質問準備をしていて大きな発見があった。
田代弘政・東京地検検事(現在は新潟地検)が作成した偽造捜査報告書の重大な役割である。しかし、進行中の裁判について法務大臣は答えられない。ならば検察の問題を指摘するなかで、自説を語るしかない。そう判断した。
田代検事が石川知裕議員を任意で取り調べたのは、平成22年5月17日。そこにはこんな文言がある。
「ヤクザの手下が親分を守るためにウソをつくのと同じ」。ここでいう「手下」とは石川議員、「親分」が小沢一郎元代表だ。
ところがこの論理が東京第5検察審査会でも使われている。
審査補助員を務めた弁護士が審査員に説明した内容は次のような内容だ。
「暴力団や政治家という違いは考えずに上下関係で判断してください」。かくして小沢一郎元代表の強制起訴が決まり、議決書のなかでも田代検事作成の偽造捜査報告書が引用されている。
さらに小沢元代表に禁固3年を言い渡した指定弁護士による論告求刑では、暴力団組長の銃刀法違反事件(最高裁判決)が「共謀」論の根拠とされている。
つまり小沢一郎元代表を強制起訴し、論告求刑に導いた原点が、田代検事の作成した偽造捜査報告書だったのである。
「共謀」論で過激派や暴力団などと政治家を同列に置くことは刑事司法の常識を逸脱していることは、郷原信郎さんが指摘しているとおりだ。
「田代検事の取調べは、個人的なものではなく、組織的なものであったとも疑われる」と田代検事の捜査報告書などを証拠採用しなかった東京地裁決定は書いた。
つまり小沢一郎元代表を起訴できなかった東京地検一部幹部が、田代検事に偽造捜査報告書を書かせ、それが検察審査会による強制起訴につながったという構図である。
なお田代検事は小沢裁判に証人として出廷し、こう語った。
「当時は、その危険性を自覚していなかったが、録音されているとわかっていれば、このような取調べはしなかった」。
取調べが可視化されていたなら偽造などできなかったというのである。
小沢一郎裁判は、東京地検の一部幹部によって仕組まれたものである可能性が高い。
法務委員会での質問を準備していてそう判断せざるをえなかった。
投稿者のコメント:下記の方法で動画が閲覧できます。
《関係情報》
2012年3月22日 法務委員会 有田芳生(民主党・新緑風会) 質疑
参考:http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
閲覧方法
@上記のURLをクリック
Aカレンダーの日付で22日をクリック
B法務委員会の人アイコンをクリック
C有田芳生議員をクリック
上記で動画が閲覧できます。
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