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消費税議論混迷 「解散」と「小沢氏」めぐり、首相と輿石氏の間で路線対立
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120322/stt12032223330014-n1.htm
2012.3.22 23:32 産経新聞
消費税増税関連法案をめぐる民主党内の混迷の舞台裏で、政権中枢を担う2人の路線対立が鮮明になってきた。衆院解散・総選挙も辞さない構えで、消費税増税路線を突き進む野田佳彦首相に対し、輿石東幹事長がブレーキをかける構図だ。それどころか輿石氏は、「倒閣」さえも視野に入れる小沢一郎元代表の取り込みにも躍起となっている。民主党政権は今、重大な岐路に立たされている。(酒井充)
党内融和の象徴として昨年9月に幹事長に抜擢(ばってき)された輿石氏だが最近、自らの立ち位置を微妙に変化させている。幹事長として支えるべき首相ではなく、首相に反旗を翻す小沢氏へと比重が移ってきているのだ。
「議論を打ち切ると禍根を残す。徹底的にやった上で年度をまたいだかまたがないかは結果の問題だ」
輿石氏は今月22日の記者会見で、消費税法案の事前審査の期限を切らずに議論を継続する考えを強調した。
消費税法案の月内の閣議決定は、「不退転の決意」を示す首相には譲れない一線のはず。それなのに、輿石氏が「月内見送り」を容認する姿勢を示すのは、小沢系議員ら増税反対派への配慮にほかならない。
すでに別の布石も打っている。輿石氏は21日の記者会見で、政治資金規正法違反罪に問われている小沢氏が1審で無罪判決を受けた場合、ただちに党員資格停止処分解除の手続きに入ると明言。昨年2月に「判決確定まで」と決めた処分を、幹事長自らが“反故(ほご)”にする異例の措置を取ってまで、小沢グループに気を使おうとしている。
この“後方支援”に気をよくしたのか、小沢氏は今月22日の自らのグループ会合で、首相を猛批判した。
「与野党協議はじめ消費税にはいくつか前提があったはずだが、増税のみの閣議決定を急いでいる。大変危険で無責任だ」
勢いを増す小沢系からの攻撃に対する首相の反撃の切り札は解散権だ。首相は解散について、12日の参院予算委員会で「適切な時期に判断する」と述べて、あえて含みを持たせている。
首相の立ち位置は輿石、小沢両氏よりも、むしろ自民党の谷垣禎一総裁に近い。2月末には極秘会談に動き、岡田克也副総理も自民党幹部と頻繁に接触。この間、輿石氏が野党幹事長と積極的に接触した気配はない。輿石氏が画策する首相と小沢氏の会談も、首相周辺は「両極端の2人が会っても妥協できる余地はない」とつれない。
重要な政局的な動きは、すでに「輿石氏抜き」で動いている。
谷垣氏は今月22日の記者会見で「首相が不退転の決意ならば、小沢氏らと決別も辞さずとの態度が必要ではないか」と秋波を送った。
消費税をめぐり深刻な亀裂が生じた民主党。そんな状況で輿石氏と樽床伸二幹事長代行、城島光力国対委員長らはそろって23〜25日に訪中する。首相の融和路線は限界に来ている。
◇
輿石幹事長離反で野田首相窮地
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-5320.html
2012/3/21 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
2度の大連立"密会"に激怒
「オレは聞いてないゾ」――。民主党の輿石幹事長が、岡田副総理が自民党の幹部に大連立を打診したことに激怒したという。
輿石は、先月末の野田―谷垣の「密会」もまったく知らされていなかった。政権党ナンバー2が2度にわたって“カヤの外”に置かれたわけで、さすがに頭に血が上っている。最近は、野田・岡田に対する不信感が頂点に達し、政府と党の間にすきま風が吹き出した。
輿石は、消費税法案の事前審査も前原政調会長に丸投げ状態。きょう(21日)から党内の議論が再開され、23日の閣議決定目指して佳境を迎えるのに、輿石の最大の関心は、23日からの中国訪問だという。
「中国訪問は、もともと決まっていた日程とはいえ、幹事長不在で消費税法案を最終決定するのはおかしな話。輿石さん、野田首相を直接助ける役回りを避け、わざと距離を置いているようにすら見える」(永田町関係者)
小沢一郎元代表に近いといわれている輿石だが、その実態は「権力志向の風見鶏」だ。昨年の代表選では、小沢からの出馬打診を断り、早々に野田と幹事長ポストで手を握っていた。いまや野田の下で、幹事長と参院会長の両ポストを押さえ君臨する立場である。ところがここへ来て、小沢が無罪となり復権する可能性が出てきたためか、スタンスを一気に修正しつつある。小沢裁判の最終弁論があった19日には、「(小沢氏が)無罪になれば党員資格停止処分は解除」と踏み込んだ。
「野田さんも岡田さんもバカですね。輿石さんに事前に一言伝えておけばヘソを曲げられることなく、小沢側へ戻ることもなかったでしょうに……」(執行部周辺)
輿石の離反に加え、野田と岡田が持ちかけた「話し合い解散」「大連立」騒動で、頼みの自民党も態度を硬化した。ドジョウ首相を取り巻く環境は、ジワジワ悪化している。
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