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2012年3月20日 (火)
権力の暴走･メディアの助長を市民が断固糾弾する

　小沢一郎民主党元代表に対する裁判が終盤に差し掛かっている。

　３月１９日には、最終弁論が行われた。
　
　小沢氏の弁護側は小沢氏の無罪を主張し、また、小沢元代表も意見陳述を行い、検察の不当で不正な行動を厳しく糾弾した。
　
　事実経過を詳細に追跡している者には、一連の事案の基本構造が明白に認識されている。
　
　小沢氏および小沢氏の秘書３名は、まったくの無実の罪を着せられ、あるいは無実の罪を着せられようとしている。
　
　日本の警察・検察・裁判所が適正に機能しているなら、そもそも今回の裁判そのものが存在していない。
　
　小沢一郎氏が法廷で述べたように、政治資金収支報告書の記載については、実質的な犯罪が存在しない限り、報告書の修正ですべてが処理されてきたのに、小沢氏のケースに限って刑事責任を追及するとの対応が示されている。
　
　裁判所もこの点についての認識があったのだと思われる。
　
　東京地裁の登石郁朗判事は、この事情から、検察自身が立件を断念した根拠のない裏金疑惑を事実認定した。この事実認定が不当であることは、一連の捜査過程を検証するものには明らかなことである。
　
　つまり、一連の刑事事案の最大の根幹は、裏金疑惑の真偽にある。
　
　しかし、検察が公判で演出した裏金疑惑は、裏金を授受したとされる日時が社用車運転日誌の記録と矛盾するとの決定的な事実によって否定されるものであり、これを事実と認定した登石郁朗判事の刑事責任さえ追及され得る事案であると考えられる。
　
　つまり、この裏金疑惑の事実認定がない限り、すべての事案を有罪に持ち込むことは不可能なのであり、裏金疑惑の事実認定が明らかに正当性を欠いていることを踏まえれば、すべての裁判事案が消滅することになる。

　とりわけ重大であることは、検察当局が小沢氏を無理やり起訴に持ち込むために、重大な犯罪を実行した事実が明るみに出たことである。
　
　すでに市民団体が刑事告発しており、早急な立件が求められているが、当局の対応はあまりにも遅い。村木厚子氏事案をはるかに上回る悪質、卑劣な犯罪であり、メディアがその全体像を徹底検証するべきものだ。
　
　ところが、日本のメディアは一切、事実関係を解明しようとしない。相変わらず小沢一郎氏に対して、「被告」の呼称を付けて放送を垂れ流し、小沢氏が悪であるとのイメージ放送を繰り返すだけである。

　このような現状に対して、怒りの市民行動が計画されている。
　
　以下の行動が計画されているので、一人でも多くの市民の参加をお願い申し上げたい。
　
　
１．３月２３日（金）に「小沢一郎議員を支援する会」主催の第７回シンポジウムが開催される。シンポジウムの概要は以下の通り。
　
第７回シンポジウム
　
テーマ　　「小沢政治裁判を終わらせよ！」
　　　　　　—今こそ真の民主主義を取り戻そう—
　
日　時　　平成２４年３月２３日（金）　午後６時〜９時
　
場　所　　豊島公会堂
　　　　　〒170-0013　東京都豊島区東池袋１−１９−１　
　　　　　ＴＥＬ：０３−３９８４−７６０１
　
講　師　　衆議院議員　　　石川　知裕　氏
　　　　　　　同　　　　　　　 川内　博史　氏
　　　　　　　同　　　　　　　 辻　　　 惠　氏
　　　　　　参議院議員　　　 森　ゆうこ　氏
　　　　　　元衆議院議員　 二見　伸明　氏
　　　　　　評　論　家　　　 植草　一秀　氏
　　　　　　日本一新の会代表
　　　　　　元参議院議員　　平野　貞夫　氏
　　　　　　市民連帯の会代表　三井　環　氏
　
参加費　　お一人様　1,000円（資料代含む）

２．また、大阪では、３月２８日（水）に、「なにわ市民セミナー団」および「市民が訴える「大阪宣言」の会」が共催するシンポジウムが開催される。
　
　このシンポジウムの参加チケットはネットで申し込み、ファミリーマート、セブンイレブンで受け取ることができるとのことである。
　
　詳しくは、
　
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002073489P0050001P006001P0030001

　
をご覧いただきたい。
☆前売りチケットは￥１.４００円とのこと。
　
シンポジウムの概要は以下の通り。
　
　
●題　名：The Symposium in Naniwa　
　　　　　　　　 検察・司法、マスコミを改革せよ！
　
　　　　　　　　　　　　　　記
　
●期　日：平成２４年３月２８日（水）
　
●時　間：午後６時３０分〜（午後６時開場）
　
●会　場：浪速区民センターホール　
〒556-0023　大阪市浪速区稲荷２丁目４番３号
　
●入場料：お一人１.５００円
　　　　　前売り１.４００円（但しファミマ、セブンのみ）
　
●出演者：生田　暉雄氏／弁護士（元・大阪高裁判事）
　　　　　　平野　貞夫氏／日本一新の会・代表（元・参議院議員）
　　　　　　植草　一秀氏／政治・経済学者（元・早稲田大学教授）
　　　　　　八木　啓代氏／健全な法治国家のために声を
　　　　　　　　　　　　　あげる市民の会・代表（歌手・作家）
　
●主　催：なにわ市民セミナー団
　
●共　催：市民が訴える「大阪宣言」の会
　
●後　援：日本一新の会
　　　　 健全な法治国家のために声をあげる市民の会
　
●協　賛：志　信　会・都一新の会・日本一新の会なにわ
　　　　　小沢一郎衆議院議員を支援する会
　　　　 ネットメディアと主権在民を考える会
　
●協　力：討論Bar“シチズン”・ 街カフェＴＶ・ツイートＴＶ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　日本の民主主義が危機に直面している。民主政治が検察・裁判所・メディアの複合体により、激しい攻撃を受けている。この現実を正しく認識し、是正しなければ、この国は暗闇に包まれたまま進んでゆくことになる。
　
　日本を暗黒社会にしている巨悪を白日の下に明らかにし、暗黒日本に光を差し込ませねばならない。

・・・・・ 　

コメント
01. 2012年3月20日 16:43:55 : 8GCHdzy8mc 正義のために私も参加します。
02. 2012年3月20日 17:24:37 : rWmc8odQao 「村木厚子氏事案をはるかに上回る悪質、卑劣な犯罪であり、メディアがその全体像を徹底検証するべきものだ。」 AERAも同様の見方をしているのかな（まだ読んでないので題名から察した妄想ですけど）。 AERA　2012年3月26日号 「東京地検特捜部いよいよ「６月解体」　「大阪上回る」不祥事と完全敗北」 http://www.aera-net.jp/latest/# 裁判官から堂々と「違法」と言われちゃった捜査ですもんね。どう考えてもダメだよ。歴史に汚点として残るトンデモ捜査です。 植草氏、がんばってください。応援しております。
03. 2012年3月20日 17:41:26 : FZxpQt4kgg 植草一秀様。 がんばってください。いつもいつも応援しております。 東京のシンポジウムも大阪のシンポジウムも重要です。 お願いします。 市民のみなさま。 どうかどうか、正義と大義のために、日本再生のために参加をお願いします。 会場を満杯にすることが、検察と東京地裁裁判所、検察審査会、最高裁事務総局、マスゴミへの反撃であると思います。
04. 2012年3月20日 22:59:26 : rWmc8odQao 郷原信郎氏 「大阪地検不祥事での危機対応を誤り再び重大な不祥事に直面する検察」 http://www.twitlonger.com/show/gh899b ぜひご一読を。時間のない方のために以下に簡単にまとめました（でも、ぜひご一読を）。 　検察は「問題の根本から目を背け、社会の要請の変化に適応できない組織」である。それは構造として、独立性が尊重され、閉鎖的で自己完結的な組織だからである。環境変化に適応するための「ガバナンス」「情報開示」「説明責任」が欠如しているのである。 　現在、検察は陸山会事件で大きな危機を迎えている。 　具体的には、一部の検察官が、組織としての方針に反して、検察審査会の起訴議決によって不起訴処分を覆そうと考え、取調べ検察官に虚偽の捜査報告書を作成させた疑いがあるということだ。これは組織の統制が働かなくなってしまったことを意味している。 　このようなことになったのは、その前の大阪地検の不祥事への対応のまずさが原因であると考えられる。大きく二つの原因を以下に示す。 　（１）フロッピー改竄事件を前田氏個人の犯罪に問題を矮小化したことで、前田氏が、陸山会事件の公判に証人として出廷して特捜捜査を厳しく批判することを許し、それが証拠決定での東京地裁の厳しい特捜捜査批判の根拠となったこと。 　（２）組織の在り方そのものを見直すはずのせっかくの機会「検察の在り方検討会議」で、「取調べの可視化」の方向性は示せたものの、抜本的な改革の提案は御用学者に阻まれてできなかったこと。
05. 2012年3月21日 13:51:21 : Q1AShcAlNU またとない機会！ 体調が思わしくないので不安ですが、不安を押しても行きます。 大勢の人が来てくれればいいのですが。
06. 2012年3月21日 15:58:10 : nVYxbQvl8M 登石裁判は推論の連発での判決は糾弾されるべきであることは、勿論であるが，社用車運転日誌をまともに証拠採用しなかったと同時に運転手を証人として採用すれば、水谷建設元社長の証言が一方的で独善的であることを明らかにできたはずである。 いままで酷い判決をみてきたが、こんなめちゃくちゃな判決は前代未聞で、これ以上酷い判決はないであろう。
07. 2012年3月21日 16:31:50 : TEoGUDf1Xs 推認なんてもっともらしい言葉を多用してるようだが、世間では、「裏金を受け取ったと仮定すれば、虚偽記載したと想定できるから、有罪」てなもんだろ。 チョーお恥ずかしいとはいえ、「ウソの判決」という証拠があるんだから、有罪。
08. 2012年3月21日 16:39:18 : K7Z0LZyAEE 小沢さんは最終弁論で敢えて言及しなかったが、本来は司法の腐敗を正したいと考えているはずだ。 しかし、司法の腐敗は小沢さん一人の力では正せない。我々国民一人一人が声をあげるしかないのだ。 「検察官は法律を守れ！」　「裁判官は法律を守れ！」と
09. 2012年3月21日 17:43:16 : 6z78d6VStY 08さん、 心から、賛成です。
10. 2012年3月21日 18:07:14 : sIFn88Qhjo 小沢さんの最終弁論のポイントはターゲットを検察に絞ったこと。検察審査会にも、マスメディアにも言いたいことは山ほどあったろうが、すべての震源は「検察にあった」という認識なのだろう。 これは「真っ向勝負」と言える。検察と裁判所はお友達だから裁判長を刺激したことは間違いない。誰かが言っていたが小沢さんは「自分が有罪になるか無罪かは関係ない」という心境かもしれない。「喧嘩したら損だ」何てケチなことは考えていない。 「不起訴にした検察を批判するのはおかしい」とコメントした検察OBがいたそうだがお粗末極まりない。検察は不起訴にはしたが某検事の予告通り検審起訴に向けて報告書の捏造までしたのだ。 間もなく裁判が終わる。この2年間日本の政治を混迷させたこのわけのわからない裁判が終了することを切望する。

11. 2012年3月21日 18:33:37 : 4dVl1WQlZk 本来、国民のための公僕であるべき公務員（官僚）がメディアを配下に置き、共謀 して、自分達の都合のいいようにこの国を動かしている、 こいつ等は、国民の代表である国会議員を気に入らなければタッグで潰す、国会議員なんぞ屁とも思ってない、何でも捏造、報道などお手の物、よ〜最強のタッグ・・・お代官様と十手持ち+洗脳かわら版で完成・・いい加減にし〜や こいつ等は上ばかり見て、本当の世論を知らない（知ろうとしない） マスゴミのウソの世論調査は既に巷、一般には完全に見抜かれ、怒りやゴミ批判がまん延しているのに、（これまでとはまったく違う空気）ま〜選挙をすればわかるよ。国民はみ〜なバカじゃない。 遠方のため参加出来ませんが、植草さんどうかこれからも頑張って下さい。

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