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検察・最高裁事務総局解体論 3話/ 未熟な自分との別れ 〜 新党市民(政治団体)藤島利久
http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/764.html
投稿者 街カフェTV 日時 2012 年 3 月 19 日 10:12:09: FhSY.VZyAvKpM
 

 

   「原告は辞職した…」

 

平成12年に損害賠償請求事件を提起した。被告、衆議院議員・五島正規(当時)に対し、不当解雇による逸失給与所得の賠償を求めたのだ。

その答弁書には驚くべき主張が記載されていた。。。私は、解雇(解職・罷免)されたと考えていたのだが、相手方は私が自ら辞めたと言って来たのだ。

今話題の東電の値上げ拒否可能問題より酷い。まるで、辞めると言わなければ、勤めを続けることが可能だったと言わんばかりだ。。。私はまるっきり騙されたのだ。

 

 * * *

 

『どう言うことですか?』

 

高知裁判所の南に道路を隔てて立つ事務所テナントビルの一室で、参田敦弁護士に訊ねた。

裁判は初めてだった。当時、まだ種々の闘い方を知らなかった私は、ごく普通の国民として当り前のように弁護士を頼っていた。。。

現職国会議員相手の裁判を嫌がる弁護士が多く、探しに探してやっと引き受けてもらった参田弁護士が相手方の反論書を示す。そこには、「原告は辞職した…」とあった。その意味が呑み込めずにいた私に、怪訝そうな口調で参田弁護士が答えて訊いた。

 

『君が自分から辞めたと言って来てるんだ。 そうなのか?』

 

『えっ? ・・・』

 

状況が理解出来なかった。。。絶句して固まった。本当にフリーズしたのだ。
信じられないというより、脳みその回転の外側に理解を求めることが出来ず、「原告は辞職した…」という一つ一つの文字を解字するように眺めてた。。。唯々文字を見つめていた。時間がかかった。

『そうなのか?』

再度、弁護士に問い詰められるように訊かれて我に返った。

(偉そうに言うなぁ!)

『違いますよ。』

心の中の言葉と頭の中の言葉を瞬時に比較して、より良い選択結果を口に出す。。。人間は高機能生物体だ。

『辞職したって… なぜ、こんな馬鹿なことを言うんでしょうね?』

またまたスットンキョウな口調で問いを発するする私に、憮然としたように参田弁護士が答える。

『そりゃ分からんが、何かあるんだろ。』

(何かって、何だ… )

私の心の呟きは、やがて五島議員から国に提出されていた証拠書面の存在を知って驚きに変わる。。。私は甘チャンだった。オコチャマだった。全てにおいて幼稚だった。

 ・・・ ・・・

後に、自分で衆議院事務局にかけあって入手した書面がこれだ。

(書面は元記事で) http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/03/post_2a5c.html

詳しく調べを進めて分かったことだが、公設秘書の解職には辞職以外の手続きが無い。。。卑しくも国民の血税で賄われる国家公務員特別職である。おいそれとした理由では解任できないのだ。

それを知る五島議員は、解職の時、私には議員が当然の権利で解職することができるように通告した上で、内容虚偽の公文書(解職届)を作成して誤魔化していた。。。私が自ら辞職を申出たとする書面を衆議院事務局(国)に提出していたのだ。

更に、五島議員は、この内容虚偽の解職届けに併せ、仲間の女性秘書に命じて、本来私が署名捺印するべき「退職手当の振込口座届出書」と「退職所得申告書」を偽造させていた。

衆議院事務局(国)は、これ等の書面が整うことをもって、私からの辞職願が提出されたとし、給与振り込みを止める代わりに退職金を振り込み、議員秘書厚生年金の納付停止手続きを済ませ、国家公務員特別職(公設第1秘書)の身分を抹消していたのだった。

 

 私は、知らない間に辞職した事になっていた。。。

      まったく、お笑いだ。

 

私は、忠心から… 公職選挙法違反で仲間を検挙させたくない一心で厳しい決断をした。

そうすることで結果的に五島正規衆議院議員の地位を護ったと考えていた。

ところが、私が護ったつもりだった五島議員と仲間の秘書は、結託して私の辞職届一式を偽造し、私を不当な解職に追いやっていた。。。私が此の事実を正確に認識した時には、彼らが書面偽造に及んでから既に3年が経過していた。

 

 全てを知った時、高知は早い春を迎えていた。

   私は、衆議院事務局から入手した書面を手に満開の桜の下で立ちつくした。

ふと気がつくと、桜の花びらが私の頬にたくさん張り付いていた。。。泣いていたのだ。いや、泣いている感覚は無かった。心に痛みも無かった。

   涙が頬を流れていた。

            単に、それだけだった。

何かに別れを告げた時だった。。。自然にその時が来たのだ。人間が死を迎えるように。

 

当り前のことのように、その時は訪れた。

無意識に予想していたのかもしれない。その時が訪れることを否定したくて考えないようにしていたのかもしれない。。。私は別れを告げた。

 

心の中で… サヨナラと

              未熟な自分に・・・

 

この後、闘いは国を相手に激しさを増してゆくことになる。。。

 

( 続きは、また明日・・・ )

 


*******

 

その他詳しい情報はブログトップにあります。 ⇒ http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/

 

 

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コメント
 
01. 街カフェTV 2012年3月19日 10:22:35 : FhSY.VZyAvKpM : DbEEIb2ckg
藤島です。。。ようやく3話ですが、まだまだこれからです。

1話 http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/03/post_8387.html
2話 http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/03/post_d5ce.html


02. 2012年3月19日 12:07:23 : g5YNM3KfF2
■藤島さん、人生をかけて闘ってください。かならずダイヤモンドのように輝く時が来る。我々は見ている!我々は知っている!

日本は街でみかける日常の風景の背後に悲惨・凄惨な事実を隠しています。

これを変えなければならない。

●学生と生徒の自殺が初めて1000人を突破!

東京新聞の記事(3月19日のコラム「筆先」)を引用させていただきます。

−−−−(一部引用させていただきます)

14年連続で3万人を超えた昨年の自殺者のうち学生と生徒の自殺者が前年より101人(10.9%)も増えた。統計を取り始めた1978年以来、初めて1000人を突破したという。

(中略)

その間にも、生きる希望を失った若者は自らの命を絶っていた。
この悲しい現実に胸がふさがれる。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●悲惨・凄惨何本の"民間"の現状

以下は"民間"の現状だ。

おそらく以下に出てくる、自殺者、食えない若者、貧困、生活保護、餓死などは"公務員"にはまったく無縁のことだろう。

これは民間だけが担っている悲惨・凄惨な地獄なのである。

・日本は貧困率世界第2位
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4654.html

・生活保護世帯数の推移(現状150万世帯、250万人)
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2950.html

・自分の収入だけで生活できない若者が55%!
http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2010/09/03210431/

・「20、30代の自殺率最悪 失業、貧困…若者にズシリ」
http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/918.html

   ↓(そうしてこんなことも起きてくる)

・19歳少女がタクシー強盗!! 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111218-00000005-sph-soci

・餓死者は95年を境に急増する。前年まで20人台だったのが、95年に61人となり、以後毎年80〜90人が餓死している。
http://blog.goo.ne.jp/e-hori/e/dd5273a58344a680239e9c2dc23174cb

ここまで追いやられているんだ!

これら表面に出てきているのはほんの氷山の一角!

もっと深く広く暗黒の世の中が隣り合わせにあり放置されている。

見事な「放置国家」だ。

●小泉・竹中そして安倍政権が進めた「構造改革」は"痛み"を弱者に集中する政策だった。

特に、政治的弱者である若者達が社会から切り捨てられてきた。

TPPはその延長線上にある施策と言っていい。

自立した国づくり、国民のための政治に変えていかなければならない。

●【捕捉】

悲惨な"民間"の一方でシロアリが日本を食い尽くし"優雅"な生活を謳歌している。

『公務員のボッタクリ年金・退職金の秘密』(週間ポスト3月30日号)
(シロアリ駆除隊が行く(大反響第6弾)から標題を引用します)

−−−−−(引用します)
★これのどこが「民間並み」というのか!!
・温存される退職加算
・退職直前での昇進で退職金水増し
・町村合併では俸給は高い自治体に合わせる
・税金投入の退職金互助会が支給する退職選別金
・総務相が認めた退職金手当債
−−−−−−

−−−−−(ついでに3/6号も引用します)
http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/302.html
・国家公務員の「給与7 . 8%カット」はやっぱり大嘘だった
・キャリアを守る「霞が関勤務手当」
・税金のかからぬ闇給与も
−−−−−−−−−−−−−−−−

−−−−−(ついでに3/23号も引用します)
・巨大アリ塚「豪華庁舎」はこうして聳え立つ
−−−−−−−−−−−−−−−−

おまけです。
  ↓
「公務員って最高じゃん?」
http://www.geocities.jp/koumuin_saikoujan/


03. 2012年3月19日 17:59:16 : Qd0TVS6cJk
藤島さん、4月26日に向けてフェードアウト準備中。

04. 日高見連邦共和国 2012年3月19日 22:36:50 : ZtjAE5Qu8buIw : nn9BcWcoc2
藤島さん、色んな意味で、お体に気を付けて!

05. 2012年3月20日 09:57:10 : H9ja3gJcKs
ああびっくりした、奥さんと別れるのかと思った、
よかった、、

06. 2012年3月20日 21:00:44 : aVCTHcpMbw
藤島さんに感謝です!
私は外国にいて毎日藤島さんへ心の応援させて頂いています。

藤島さんの活動がどれだけ日本のために役立っているか!感謝です。


07. 2012年3月20日 23:29:22 : FZxpQt4kgg
藤島さん。がんばってください。応援しています。

旧社会党というのは、ほんとうに汚いです。

わたしは30年前、神奈川県川崎市にあった印刷会社で印刷職工として
働いていたのですが

当時社会党の代議士であった伊藤茂氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E8%8C%82

が、印刷代を支払ってくれないんですよ。

とううとうその印刷会社はやがて倒産してしまいました。

川崎労連の仕事もしましたが、印刷紙を支給し、印刷のみをさせるという
ひどい話です。

印刷とはヤレ紙や印刷失敗の紙が、必ず出ます、印刷紙が足りなくってしまいます。それを計算して、紙を余分に支給してくれないんでよ。

労働組合の仕事など、するべきではないと思いました。

川崎の印刷会社が倒産してから、わたしは印刷職工もやめました。

それからペンキ塗装職人になりました。

藤島さん。国民のためにもがんばってください。応援しています。


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