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行革"骨抜き" シロアリ官僚の狡猾テクニック
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2012/3/17 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
岡田副総理のアピールはまやかし
シロアリ官僚は、こと自分たちの処遇に関する話になると、どこまでも狡猾だ。
政府の行政改革実行本部が国家公務員の新規採用の大幅抑制を打ち出したが、実はそれとセットで「独立行政法人の職員宿舎の見直し」も行革のテーマとなっている。昨年末に国家公務員宿舎の削減を決めたから、独法でも宿舎削減をやり“身を切る”姿勢を強調しようというもの。担当の岡田副総理は「徹底的に見直す」「少し乱暴なこともやる」と国民向けに猛アピールしていた。
だが、気勢を上げる岡田の陰で官僚はペロリと舌を出している。というのも、行革本部がまとめた〈独立行政法人の職員宿舎の見直しに係る基本的な考え方〉というA4用紙1枚のペーパーをよく読むと、宿舎見直しを実質“骨抜き”にしようという意図が見えるのだ。元経産官僚の古賀茂明氏はメルマガで「(この文章には)官僚のレトリックのテクニックが駆使されている」と厳しく指摘していた。
例えばペーパーには〈事務・事業を円滑にする上で真に必要なものに限定し〉とあるが、これは裏を返せば「真に必要と考えるものは造る」ということだ。同様に、〈主として福利厚生の目的での使用は行わない〉とあるのは、「主としてでなければ福利厚生のために使う」という意味だ。
さらに、〈(都心3区では)緊急参集要員等が入居するものを除き、廃止する〉とあるが、この場合は「等」という言葉がミソ。緊急要員ではない人が含まれることを暗に認めているのだ。〈可能な限り実施時期を前倒しして実施する〉とあるが、これは、「可能でなければやらなくていい」と解釈するのが“霞が関文学”なのだ。
そもそも省庁から独立した組織である独法の職員にまで、税金で造った宿舎を与えるのは過剰待遇じゃないか。それに、研究や調査などのんびりした仕事が中心の独法に「緊急要員」なんて存在するのか。
公務員の実態に詳しいジャーナリストの若林亜紀氏がこう言う。
「私が以前いた独法では職員の3分の1が国家公務員の出向者でした。彼らは独法職員も国と同等の待遇にするのが当然と思っています」
官僚の姑息なゴマカシに岡田は気づいていないのか? それとも分かっていて野放しにしているのか? どちらにしても、これで「徹底的な行革をするから、消費税アップさせて」という論理は通用しない。
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