http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/701.html
Tweet |
政府・民主党は詐欺事件の損失に関係ない年金保険料で補てんしようとしているようだ。
<AIJ投資顧問の年金消失問題を受け、政府・民主党は16日、厚生年金基金の公的年金部分の積み立て不足について、厚生年金加入者全体の保険料で補填する検討に入った。同社に委託している同基金は一つを除き、中小の同業者らでつくる「総合型」。加入企業の連鎖倒産が懸念され、救済措置が必要と判断した。前提として基金側の自助努力を求めるほか、救済対象範囲を慎重に検討する意向だが、当該基金とは無関係のサラリーマンらの反発は必至で、導入が難航することも予想される>(以上「毎日新聞」引用)
厚生年金という名称がつけば何でもありというのはモラルハザードを起こしかねない。かつて「国民の福祉増進事業」と称してグリーンピアや○○スパなどというリゾート施設を造って膨大な赤字を垂れ流したのは厚労省の官僚たちだが、今回の詐欺投資運用顧問会社に各種企業年金を誘導・勧誘したのは社会保険庁から天下った官僚たちだ。
元来、企業年金の運用は自己責任だ。投資先の決定も運用も国は何ら関係ないし、投資先の選別に国は一切関わっていない。それにも拘らず投資顧問会社が詐欺のようにケイマン諸島へ資金を回遊させている実態を各企業の年金担当が知らなかったのなら怠慢というよりも企業年金の運用という、重大な責のある任に耐えない不適格者だというしかない。
かくして詐欺同然の投資顧問会社に騙された企業年金2000億円は禿鷹たちの群れが集う国際金融の闇に奪い取られた。それだけのことだ。それを他の厚生年金保険料で補填するのにどれほどの正当性があるのだろうか。他の厚生年金保険料を支払っている人たちに何等かの連帯責任を負うべき瑕疵があったのだろうか。
国庫に入ったカネはすべて自分たちが恣に使えるカネだと勘違いしてもらっては困る。そんな浅知恵を国会議員に授けたのは国庫のカネはすべて自分たちのカネだと勘違いしている官僚たちだろう。とんでもないことだ。
これを他山の石として、企業年金運用担当者は「社会保険庁」の天下りなんぞを有難がることなく、自分の頭で考えて重大な責務を負っていると自覚して慎重に運用することだ。甘い話は「詐欺だ」と頭から疑って間違いはない。
http://km2295.iza.ne.jp/blog/entry/2628244/
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK127掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。