http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/619.html
Tweet |
消費税増税 党内手続きスタート 小沢氏は戦闘モード「党と国の命運がかかっている!!」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120315/stt12031500130000-n1.htm
2012.3.15 00:12 産経新聞
消費税増税関連法案の23日閣議決定に向け、民主党は14日、税制調査会、社会保障と税の一体改革調査会など政策調査会内の合同会議を開き、法案の事前審査をスタートした。小沢一郎元代表は5月末の法案採決時を「最大のヤマ場」に位置づけ倒閣に動き出しており、党内議論は前哨戦となる。景気状況で消費税率引き上げを停止する「弾力条項」や、最低保障年金導入に向け追加増税措置をどう盛り込むかも焦点となる。 (坂井広志)
午後5時に始まった合同会議はのっけから荒れた。
「消費税を議論する環境整備は十分ではないが、整えてきた…」
前原誠司政調会長がこう言って政府側に法案の説明をさせようとすると、小沢氏に近い川内博史衆院議員が声を張り上げた。
「前原氏も『十分ではない』と発言した。肝心な部分で前進がないのに『説明を聞け』と言われても分かりましたとはならない!」
その後も批判が噴出し、法案説明さえ行われないまま1時間で休憩。45分間後に再開すると、批判を踏まえて「言い訳」を書きつづった「前原政調会長トーキングポイント」が配られた。
反対派はとりあえず矛を収め、政府側の法案説明が始まったが、追加増税措置をめぐりまたも紛糾。前原氏は財務官僚に「とにかく丁寧に資料を作ってください」と頭を下げた。
終了は午後9時前。山田正彦元農水相は「このままでは納得できない」と記者団に怒りをぶちまけた。
同日夕、小沢氏は衆院議員会館の自らの事務所に陣取り、側近議員らと情報収集を続けた。
「ガス抜きでしかないんだろ? 何を考えているか分かんねーんだよな。国民の気持ちを全然分かっていない!」
小沢氏は戦闘モード全開で息巻いた。中でも野田佳彦首相が2月29日の党首討論で「51対49でも決めたらみんなで頑張る」と「数の論理」を振りかざしたことが気にくわなかったとみえる。夜になると側近らを都内のホテルの和食店に誘い、ハッパをかけた。
「議員個人、党、国の命運がかかっている。国民の厳しい視点に思いをはせて頑張れ!」
ただ、小沢氏の眼目は解散阻止にある。法案採決で造反により否決すれば首相は解散しかねない。内閣不信任決議案に同調し、可決させても結果は同じだ。
それならば、法案を継続審議にして次期国会に先送りさせ、時間を稼いだ上で「野田降ろし」を始める。できれば秋の代表選も前倒しさせる。選挙基盤の弱い若手の「解散恐怖症」をなだめるにはそれしかない。小沢氏はこう考えたのだ。
党内の中間派も動き出した。小沢鋭仁元環境相と馬淵澄夫元国土交通相はこの日の勉強会で「名目3%、実質2%」の経済成長率が達成できなければ増税を見送る条項を求める方針を確認した。これは「増税阻止」を宣言したに等しく首相がのむはずはない。これまで接点がほとんどなかった小沢一郎、馬淵両氏がもし手を結べば民主党の勢力図は大きく塗り変わる。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK127掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。