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国民と国家にとっての本当のがんは、どちらなのか?
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2012/03/13 20:35 いすけ屋の戯言
与野党が国会で小沢排除を言い合うのは世界でも尋常ではない
2012.03.13
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120313/plt1203131556006-n1.htm
消費税増税をめぐって2月28日に行なわれた党首討論で谷垣禎一・自民党総裁は野田佳彦・首相に、反増税を打ち出す小沢一郎・元民主党代表について小沢氏を切るなら増税賛成もと匂わせるなど、与野党間で「小沢切り」が進んでいる。
日本の現代政治や官僚制度の研究家として知られるアムステルダム大学教授のカレル・ヴァン・ウォルフレン氏は、著書『誰が小沢一郎を殺すのか?』(角川書店刊)のなかで、検察、霞が関、メディアが一体となって長年にわたって小沢氏を「人物破壊」し、世界的にも類を見ないやり方で1人の政治家の政治的抹殺を図ってきたと指摘した。同氏は今の日本政治を改めてこう分析する。
「与野党が国会で『小沢を切れ』と言い合う光景は世界的に見ても議会のあり方として尋常ではない。まるで小沢氏が国家への反逆や国民の虐殺を行なった罪人であるかのような扱いです。
私は日本のマスコミの幹部にも友人が多いが、彼らも小沢氏が有罪か無罪かより、司法が小沢氏を政治的活動に復帰させないようにできるかどうかに関心がある。それはつまり、小沢氏に無罪判決が出て政治の一線に戻ってくれば、日本政治は大きく変わる可能性があるということの裏返しでもあるのです」
秘書のための寮を建てる土地を「契約した年に収支報告するか」「所有権移転した年に報告するか」というだけの問題で2年間も司法に縛られ現在裁判中の小沢氏の本当の“罪”は、「官僚国家への反逆罪」だったのだ。
ウォルフレン氏が日本の現状を憂える。
「国民に選択肢が与えられない政治状況というのは、国民の理性的な議論をなくしてしまう反民主的な動きです。同じことは戦前の大政翼賛会や55年体制と呼ばれた戦後の政治構造など、日本では昔からありました。国民にとって不利なのは、国家権力を監視すべき大新聞まで、日本ではそうした政治状況を作る側に回り、民主主義の敵になっている。そのため国民は本当に起きていることと違う情報を与えられています」
どんな微罪でも、証拠がなくても「小沢は有罪」、それどころか、「無罪でも有罪」という権力総動員の体制は恐ろしい。既得権派は完全に“小沢はがん”と見定めているが、国民と国家にとっての本当のがんは、どちらなのか。
※週刊ポスト2012年3月23日号
(いすけ屋)
海外の識者に、ここまで日本の政情を見透かされては、情けないという他ない。小沢問題では「産経」もトップに立って、バッシングに加わっている。よほど嫌な事があったのか、検察すら知らない重大違法ネタ(証拠)をもっているか、小沢さんそのものがきらいなのか、いずれかだろう。
私は、小沢さんについては何度も言ってるように、訪中胡錦濤2ショット写真と、韓国演説と、天皇陛下軽視と受け取れる言動行動には腹が立つ。が、昔、「日本は普通の国になってない」という主旨の本を読んだときは、まったくそのとおりだと同意したものだ。この時、初めて9条に疑問をもったぐらい、遅れていた。
また「普通の国」の延長線上で、やや反米なところも同意できる。歴史を勉強するにつけ、アメリカの日本に対するやり方が、そうさせた日本の外交政策にも問題はあったが、とても超大国のやり方ではなかった。戦後はアメリカのおかげで経済大国に成長できたから、ある程度感謝しなければならないが、それ以上に“貢いできた”事も事実だ。さらに、小沢さんの「反閣僚主義」には期待するところがある。
現在の日米安保条約は大事だが、憲法にかこつけて、アメリカにもたれきった安全保障は徐々に信用できなくなりつつある。確信を持って言えることは、アメリカは決して中国とは対峙しない。日本に味方して、ニューヨークが火の海になるのは政治的に許されない。早急に憲法改正あるいは憲法制定して、自国を護れる国防軍を持たねばならないのだ。
ただ、小沢さんは「国連」がお好きなようで、国連が「GO」サインを出せば全て合法だから、憲法改正の必要はないと仰る。この点は全く同意できない。戦勝国5カ国だけに「拒否権」が存在する世界会議は、どうみても民主主義に反している。こんなものにいつまでもぶら下がっている国々の気がしれない。日本も長年、常任理事国入りを希望してきたが、軍隊を持たない国に、それは出来ないだろう。
小沢好き嫌いぐらいの問題ならいいのだが、この小沢裁判は、やはり日本の司法が司法として独立しているのか否かにかかっている。3秘書を有罪と裁いた裁判も、肝心の裏金問題を推定ありとして有罪とした。水谷建設やほかの裏金が4億円あって、それを隠すために、収支報告書に細工をしただろうという判決だ。
専門家ならだれが聞いても、「それはおかしい」という筈なのに、日本のマスコミはそこを突っ込まない。もちろん、3秘書が無罪なら、小沢裁判そのものがなかったのであるが、検察のメンツのために司法はますます捏造の深みにはまっている。
も一つ怖いのは、今の政権政党代表野田と野党第1党自民党総裁谷垣が密談によって小沢抹殺をたくらんでいることだ。本来なら、小沢抹殺したいなら、選挙で落とすのが常道であり、正道である。それを、部下(司法)をつかって、罪を捏造し、証拠もないのに有罪判決を押しつければ、刑を終えても5年間の公民権停止がある。現在69歳の小沢一郎は、4月に有罪判決なら、控訴し、3審までいっても禁錮刑なら、完全に復活はできない。
こんな結末になれば、本当に国民と国家にとっての本当のがんは、どちらなのか。司法が癌に犯されれば、全身に転移し、国家はよみがえれない。
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