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“維新八策”は橋下首相へのプロローグ!したたか戦略の裏側  鈴木哲夫の核心リポート (zakzak) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/582.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 3 月 14 日 01:14:58: igsppGRN/E9PQ
 

“維新八策”は橋下首相へのプロローグ!したたか戦略の裏側
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120313/plt1203131811007-n1.htm
2012.03.13 夕刊フジ


 ★鈴木哲夫の核心リポート

 大阪市の橋下徹市長(42)率いる「大阪維新の会」は先週末、次期衆院選を見据えた公約集「維新八策」の原案を公表した。維新政治塾でさらに練り直し、6月をメドに成案をまとめるという。民主党の小沢一郎元代表(69)や、東京都の石原慎太郎知事(79)など、政界のリーダーに対する「踏み絵」ともいえそうだ。国民の注目を集め続ける橋下氏の戦略について、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が迫った。

 「維新の全体会議は3回目。船中八策の中身を詰めるには時間がかかる。だが、ここまでは橋下さんの計算通りだ」

 こう語るのは維新幹部の1人。八策原案は先月示した「たたき台」が基本で、(1)統治機構の作り直し(2)財政・行政改革(3)公務員制度改革−など8つの柱で構成された。それにしても「計算通り」とはどういうことか。

 船中八策が話題となったのは、2月11日の第1回全体会議の直前。あくまで、議論のたたき台となるメモ書き程度のもので、「首相公選制」や「参院廃止」「掛け捨て型年金制度」「資産課税」など過激だった。

 ところが、一部がマスコミに漏れて大騒ぎとなり、報道陣が会議に押し寄せた。これこそが橋下流。橋下氏周辺があえて漏らしたようなのだ。

 「地域政党である維新が、国民の期待や注目を維持するのは難しい。八策には、憲法改正が必要な大きなテーマも多いが、既成政党やメディアは『賛成』『反対』と大騒ぎする。橋下さんとすれば、維新の存在を誇示できる」(同幹部)

 マスコミ非公開で行われた第1回全体会議のやりとりからも、リーク説は有力といえそう。

 府議「船中八策が漏れて大騒ぎになっている。自分たちもいろいろ聞かれるが、知らないことばかりで困っている」

 橋下氏「現段階ではたたき台でしかない。これから持ち帰って議論してもらえばいい。全然違う結論になってもいい。大体、注目されるのはいいことじゃないですか」

 府議「国政を狙うなら、国家観をはっきりさせるべきだが、それがまだ見えないが…」

 橋下氏「国家観とかそういうのは、まだまだ、後でいいんですよ」

 この府議は「話題づくりに、意図的に漏らした」と感じたという。橋下氏の側近は「船中八策」についてこう話す。

 「八策で必ずやるのは国の統治機構を変える公務員改革や教育改革など。その他はどんどん変わっていく。橋下さんは『首相にならないと国の統治機構は変えられない』と考えており、大政党と逆の政策を掲げて、存在感をキープするはず。逆に『一緒に組める』と思えば政策を合わせる。橋下さんは徹底した現実主義者。過激な政策を観測気球としてあげて、敵と味方を選別している」

 これを裏付けるように、先週末(10日)の全体会議では、消費税や外交防衛は先送りされ、船中八策は「維新政治塾のレジュメ」にトーンダウンした。今後の国政進出に向けて、状況に合わせて八策を変化させながら、政界のリーダーらへの「踏み絵」として使っていくからだ。

 「橋下人気」に警戒感を抱いたり、利用しようとする既成政党の幹部らが盛んに橋下氏に接触を図る動きも見られる。

 先月20日には、民主党の前原誠司政調会長が都内で橋下氏とひそかに会談した。大阪市議会では、国歌起立条例案に自民党が一部修正のうえ賛成。大阪都構想については、民主、自民両党が連携の姿勢を見せている。

 一方、野田佳彦首相と、自民党の谷垣禎一総裁の極秘会談では、橋下氏ら「第3極の台頭に対抗することが確認されたらしい」(民主党幹部)。

 既成政党側の思惑や動向について、橋下氏は「会いたいという人には誰にでも会えばいいじゃないか」と意に介していない。その真意について、前出の側近はいう。

 「民主、自民両党がアプローチしてくるのは『第3勢力が怖いから取り込みたい』から。両党が、首相公選制や道州制に賛成できないことは、橋下さんも分かっている。キーマンと会うのは存在感を示すためだ」

 では、その橋下氏が組みそうな相手は誰か。

 「渡辺喜美代表率いるみんなの党。そして、民主党の小沢元代表ではないか。橋下さんのケンカ手法は、反権力・反体制側から迫っていく。永田町ではこの2人ぐらいしかいない。現実主義者の橋下さんだから、組織力のある公明党とも水面下で選挙協力を約束している」(前出府議)

 既成政党による「決められない政治」が永田町で続いている。橋下氏は強力な突破力でそこに風穴を開け、政治手法でも先行しようとしている。

 ■すずき・てつお 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、東京MXテレビ編集長などを経て、現在、日本BS放送報道局長。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「汚れ役」(講談社)など多数。


 

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コメント
 
01. 2012年3月14日 06:22:54 : A8UwGNW9tA
>「船中八策」について
◎「策を弄す」
ろう・する【弄する】
[動サ変][文]ろう・す[サ変]《古くは「ろうず」とも》
1 もてあそぶ。思うままに操る。「策を―・する」「諧謔(かいぎゃく)を―・する」
2 あざける。からかう。なぶりものにする。

◎「策を聾す」
[動サ変][文]ろう・す[サ変]耳が聞こえなくなる。また、聞こえなくする。

 「策士」橋下の政策には全て「人を騙す仕掛け」がある。



02. 2012年3月14日 09:15:08 : lgPzFqxDB2
◎「下衆(げす)の後知恵(あとぢえ)」
愚鈍な者はいざというときには知恵が働かず、後になってようやく
案が浮かぶということ。「下衆(下種)」は思慮の浅い者、品性
の卑しい者をあざけって言う語。

◎「虚勢(きょせい)を張・る」
自分の弱い所を隠して、外見だけは威勢のあるふりをする。
からいばりをする。「弱いくせに―・る」

◎「世の中は三日見ぬ間の桜かな」
桜の花は散りやすく、三日見ない間に散ってしまって、
様子が激変すること。世の中も同じように浮き沈みが激しい。


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