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危ない年金基金に狙いをつけて天下るマッチポンプ
http://gendai.net/articles/view/syakai/135605
2012年3月13日 日刊ゲンダイ
許すな!年金シロアリ役人
厚生年金基金には09年5月時点でノンキャリも含めると、646人もの旧社保庁OBらが天下っていた。こうした天下り人脈がねずみ講のごとく、AIJの被害を拡大させたのだが、問題はなぜ、かくも多くの天下りが可能だったのかだ。
年金問題に詳しいジャーナリストの岩瀬達哉氏によると、そもそも、年金基金は天下りの受け皿としてつくったようなものだと言う。
「新しい制度をつくるときに必ず、彼らは天下りを受け入れさせるように制度設計するのです。厚生年金基金も同じ。認可にあたって、仕組みが分かっている人材を複数、入れるように求めた。大企業は社内にそうした人材がいるので困らないが中小企業の寄り合い所帯である総合型の厚生年金基金はすべて社保庁OB頼みとなった。そこで専務理事1人、事務局長1人、学識経験監事2人の4人セットが天下るようになったのです。社保庁職員にはノンキャリアでも本庁採用、局採用、地方の事務所採用と3ランクがある。専務理事や事務局長は本庁採用から天下る。学識経験監事は地方の事務所採用のOBが行くことになった。最近はキャリアまで専務理事に天下っていますね。専務理事で年収1200万円、事務局長で800万円、学識監事で350万〜500万円くらいです」
<彼らは間違いなく共犯だ>
で、彼らが何をやっているかというと、経済産業省を辞めた古賀茂明氏はこう言った。
「財政状況が厳しい年金基金は厚労省の監視対象となり、『指定基金』としてさまざまな厳しい制約を課される。掛け金を引き上げろとか給付を下げろとか言われるけれど、そんなことは簡単にはできないから、どうしたらよいかということを指導してもらう。さらには、何か間違いがあった時に厚労省との間をうまくつないで欲しい思惑がある。つまり、危ないところほど天下りを受け入れたいという誘因があり、厚労省はその弱みに付け込み、せっせと天下りを送り込んでいるのです」
危ない基金があると、官僚どもは「しめた!」と天下りを送り込むのである。そんな役人がAIJを薦めて被害を拡大させてきた。自作自演というか、マッチポンプだ。彼らも間違いなく共犯なのだが、前出の岩瀬達哉氏によると、彼らはそうやって、国民の年金が毀損することなんて、「屁とも思っちゃいない」と言う。
「運用で損が出ていることは誰でも分かる。だったら、予定利率を下げる条件を緩和すればいいのに、誰もしない。自分が天下っている2、3年だけ大過なく過ごし、報酬だけ受け取ればいいと考えているからです」
腐り切っている旧社保庁職員を全員、お縄にしなければ解決にならないが、民主党政権は天下り職員の最新データすら出さない。いつの間にか、シロアリの味方になったのだ。
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