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追及第4弾 許すな!年金シロアリ役人 天下り理事 酒池肉林の実態
http://gendai.net/articles/view/syakai/135574
2012年3月9日 掲載 日刊ゲンダイ
社保庁OBだけじゃない 実は自治体OBも基金にゾロゾロ
<運用会社がカネ欲しさに接待攻勢>
AIJ事件で明らかになった厚生年金基金のデタラメ実態。ド素人の社保庁OB646人が天下りしていたことで大騒ぎだが、甘い汁を吸っているシロアリは社保庁OBだけじゃない。
実は、年金基金が所在する自治体からもOBたちがゾロゾロ天下りしているのだ。基金の運用執行理事ポストは、都道府県の財政部門や社会保障部門の退職役人の指定席になっているという。その数、ざっと数十人。今回の騒ぎで、いつ自分たちに火の粉が降りかかるかと、ビクビクしているらしい。
年金基金に詳しい金融ジャーナリストの小林佳樹氏が言う。
「自治体のOBも社保庁OBに負けず劣らず運用はズブの素人です。私も何人かと会ったことがありますが、運用のイロハの用語も知らないOBがいて、驚いたことがあります。運用だけでなく、運用会社や年金制度改正などの情報収集も、運用の取りまとめ役である信託銀行や生保会社などの幹事社にオンブにダッコ。社保庁や自治体OBは、信託銀や生保の担当者から仕込んだ情報を、いち早く基金の理事会で披露することで、大きな顔ができる。『なくてはならない人』として、ポストに居座り続けることができるわけです」
年金基金は5年ごとに財政の再計算をすることが義務付けられていて、その際、過去5年の運用実績に応じて運用会社の入れ替えを行う。AIJのような運用会社にとっては、ここが勝負どころで、基金からカネを引き出そうと“酒池肉林”の接待攻勢が行われているという。
「基金がどの運用会社を選ぶかは、天下り理事のさじ加減ひとつで決まります。ある運用会社の役員によると、元役人は接待慣れしているため、接待の回数や内容の良し悪しで運用の配分が決まっていたそうです。接待のために億単位のカネが使われることもザラ。しかし、もとを言えば、その費用も企業が預けたカネなのです」(小林佳樹氏=前出)
運用会社は、過去の運用実績に連動して巨額の成功報酬を得る仕組みになっている。AIJが年々、運用成果が上昇していたように基金にウソの報告をしていたのは、より高い報酬を得るためである。1億や2億の接待費用は、報酬ですぐに取り戻せるから、安いものだ。
社保庁や自治体OBの天下り組は、少なくとも年間1000万円以上の報酬をもらっている。その上、人さまから預かった基金のカネをちらつかせて、接待漬けの余生を謳歌(おうか)しているのだ。コイツらは絶対に許せない。
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