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維新八策の中間案を見て思う 小泉旋風のようにはならない
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2012年03月12日 天木直人のブログ
橋下徹大阪市長が代表である地域政党「大阪維新の会」が10日
全体会合を開き、政策集である「維新八策」の中間案を発表したと
いう。
それを3月11日の各紙がいっせいに報じていた。
それを読んで思った。
橋下旋風は小泉旋風のような国民的な嵐にはならないと。
なぜか。
それは、橋下徹は政策を語ろうとするからである。
思い出して欲しい。
小泉人気の源は自民党をぶっ壊すと叫んで一人自民党の抵抗勢力と
闘った。
郵政改革解散にしても、郵政改革の必要性についての政策論争を一切
行なうことなく郵政族や郵便局長と闘ったのだ。
それに命を懸けるとまで言った。
靖国神社参拝にこだわったのも小泉氏自身の対中政策や歴史認識に
基づく信念からではない。
中国に文句を言われて参拝を止めることはシャラクサイというその
一点で参拝にこだわったのだ。
このわかりやすさが小泉首相の国民的人気の根源であった。
橋下氏も大阪を変える、大阪から日本を変える、と叫んで、国や
公務員や労働組合と闘っているうちは小泉首相のようなわかりやすさが
あった。
これこそが彼の人気の原点なのだ。
左翼から独裁者だ、ヒットラーの再来だ、と攻撃され、その出自を
メディアから暴かれ叩かれたがそれにひるまず大阪市長選を大勝した。
ところが国政に参加すると言い出し、そのためには政策綱領を
明らかにせよと迫れることになったとたん、維新の会はその最大の
アキレス腱を露呈する。
それを見事に証明したのが船中八策であり、それが維新八策となって
迷走を続けている。
そこに述べられている諸政策は、私にとって賛成できるものあれば
まったく賛成できないものもある。
右翼的でもあり左翼的でもある。
是々非々なのだ。
そこに語られている言葉は曖昧だ。
日米同盟を基軸としながら韓国と連携するという。
しかしそこには中国と連携するという言葉はない。
憲法9条については改憲とも護憲とも言わず、国民投票という形で
国民に判断を委ねる。
要するに維新の会の連中の意見が定まらないのだ。
橋下氏には維新の会の政策綱領を決める自らが信じる政策がないのだ。
世論に迎合しようとしているのだ。
これでは既存の政党と同じだ。
これでは小泉旋風は起こらない・・・・・
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