http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/518.html
Tweet |
小沢裁判の裏側
http://isukeya.iza.ne.jp/blog/entry/2622084/
2012/03/10 21:09 いすけ屋の戯言
小沢裁判 指定弁護士も白旗揚げた
検察審査会のデタラメ
(日刊ゲンダイ03月10日)
小沢裁判の論告求刑では、検察審査会の“欠陥”が、あらためて浮き彫りになった。そもそも、小沢事件をめぐる検察審は、メンバーの年齢も議決も当初から疑惑まみれだったが、検察官役の指定弁護士もまるでその存在意義を否定したのだ。
小沢弁護団は、虚偽の捜査報告書などを判断材料にした検察審の強制起訴議決そのものが無効だとして、公訴棄却を主張している。これに対し、9日、指定弁護士が行った論証が噴飯モノだった。耳を疑うような屁理屈の連発なのである。
「捜査関係者や裁判関係者でも証拠の信用性に関する判断を誤ることはある。いわんや、捜査の専門家でもない一般市民である検察審査員が判断を誤ることは想定内」
「裁判所が証拠を総合評価し、判決で無罪を言い渡せば足りる」
「仮に、検察官に審査員の判断を誤らせる意図があったとしても、審査手続きの違法とは次元が異なり、議決の効力に影響を及ぼすことはない」――。
コイツら本当に法律家なのか? 検察が“意図的”にシロウト集団を起訴議決に誘導することを認めている。そのためにウソの説明をしようが、虚偽の捜査資料を出そうが、裁判でシロクロつければナーンも問題ないというのだ。あまりに乱暴な論理である。これでは、「検察が起訴できないなら検察審でやっちまえ」という司法の暴走を許してしまう。恐ろしいことだ。一般人にとっても他人事ではない。
無理スジ事件 でも引き返せない
さらに、指定弁護士は「そもそも検察審査会法には、議決が無効となる場合の定めがないから、審査員が判断を誤っても、議決が錯誤によるものであっても無効
となることはない」と言ってのけた。こうなると、完全な開き直りである。
裁判を傍聴したジャーナリストの江川紹子氏が言う。
「指定弁護士の論告を聞いて、破れかぶれになっているようにも感じました。マトモな論告ができないのは、指定弁護士が無能というより、最初から無理な事件だったということ。本来なら途中で引き返すべきなのに、検察審査会法には議決無効の定めがない。途中でやめる手立てがないのです。小沢さんの裁判では、制度の欠陥が次々と明らかになった。法の不備は見過ごせません。虚偽の報告書が提出されるといった想定外のことが起きた時のために、少なくとも指定弁護士が公訴を取り下げたり、論告を放棄する権限や手続きについて法に明記しておくべきでしょう」
誰もが「この裁判は無意味だ」と感じながら、途中でやめることもできず、小沢もこの国もムダな時間を浪費してきた。こういう不条理を正すのが国会議員の仕事じやないのか。増税法案なんかより、検察審査会法の見直しが先決だろう。一刻も早く手をつけるべきだ。
(いすけ屋)
この裁判はもう見ていられない。そもそも政治資金収支報告書への記載が刑事責任を問われるような虚偽記載であると認定するには、その裏側に、実質的な犯罪が存在し、その実質的な犯罪を隠蔽するという重大な目的がなければならない。しかし、秘書3名に対する有罪判決を示した登石郁朗判事は、検察が立証できなかった水谷建設関係者の裏金受領という実質的な犯罪を無理やり事実認定し、その上で秘書3名に対して禁固刑という判決を示している。これがボタンのかけ違いの始まりであると確信する。
しかし、公判廷で秘書3名の弁護側は、水谷建設の社用車運転手に対する証人尋問を行い、裏金が受領されたとされる日時に社用車が使われなかった事実を明らかにし、裏金が受領されたとの証言の信ぴょう性が著しく低いことが明らかにされている。本来の裁判なら、この事だけでも白黒つけなければならないのに、登石裁判長は無視して、検察の描いたストーリー通りに「推認」有罪としたのだ。それでも日本の大マスコミは猫をかぶっていた。これは司法の崩壊を容認したということである。
本来ならば、3秘書は何も法に触れるようなことはしていない。それでも無理やり有罪としたのは、本命小沢裁判の意味があるようにするためだった。小沢を裁判で政治の世界から引っ込めておこう、あるいは、うまくいけば抹殺しようという政治の意思が働いた。現に大久保秘書が逮捕されたのは、衆議員選挙の前だった。このため民主党代表だった小沢さんは代表をおりて幹事長となった。政権交代しても、民主党初代の総理はポッポさんで、続く菅政権では徹底的にこの裁判は利用された。
保守系の小沢嫌いは、気分的にはいい気味だと思っているようだが、すぐに情緒に訴えるのは日本人のいいところではあるが、欠点である。この事実を見逃してはならない。産経新聞は普段は中立でいい新聞だが、この件ではノンフィクションライター森功氏「有罪の可能性十分」(2012.3.9 23:59)という記事まで載せている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120310/trl12031000000000-n1.htm
しかし、冷静に判断してもらいたいのは、小沢裁判で証言した前田恒彦は次の事実も明らかにしていることだ。<検察は総力を挙げて、小沢の裏金受領の事実をつかもうとしたが、結局できなかった。逆に、多数の関係者からの事情聴取により、小沢氏サイドが一切、裏金などを受領しなかったとの証言を得た。これらの小沢氏サイド無実の証拠資料ファイルが作成されたが、これらの資料集は隠蔽され、検察審査会にも提出されなかった>ということを明らかにしたのだ。
つまり、東京地検特捜部は、自身では小沢不起訴の決定を示しながら、検察審査会制度を利用して、小沢が起訴されるように、故意に、意図的に、捜査報告書に虚偽の内容を記載し、小沢の裏金受領の事実がないという証拠資料ファイルを隠蔽したのだ。これでは検察審査会も「起訴相当」を出すのは当たり前である。
実際に大きな裏金事件も隠れていたのなら、検察の狙い通りで拍手を送りたいが、それが出なかったのなら、検察は、はっきりと白旗を上げるべきである。政治家も大マスコミもしかり。朝日はすでに逃げをうっているが、他社はいまだに有罪を信じているようだ。この状況で有罪を信じるには、相当の裏情報を知っているか、あるいは単なる「願い」なのか、分からないが、少なくとも無罪判決が出たなら、相応の謝罪広告を出す必要があるだろう。また小沢排除に走った民主党の幹部は、離党して議員を辞するべきだろう。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK127掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。