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沖縄へ行って驚いたのは鳩山元首相を恨んでる声がなかったことです [これまでとこれからの「小沢一郎」の話をしよう・衆議院議員 石川知裕]
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2012/3/9 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
先日、沖縄に視察に行ってきました。
私が訪れたのは久米島です。サトウキビの収穫を視察してきました。実は、国内で砂糖を生産しているのは、北海道と沖縄周辺だけなのです。北海道はビート(テンサイ)、沖縄ではサトウキビから砂糖が作られます。余談ですが、タレントの北野武さんの芸名「ビートたけし」は、「テンサイ=天才たけし」という意味でつけたという説もあるそうです。
久米島のような離島では、サトウキビの作付面積が農地面積全体の70〜80%を占めています。日本には約6500の島々がありますが、代替産業がない離島の農家にとって、TPPは大問題。久米島の農家も「どうすればいいのか」と悲鳴を上げていました。私の地元・十勝も酪農王国ですから、TPP問題は切実です。
沖縄では、普天間基地なども視察して回りました。たまたま野田首相の訪沖と同じタイミングになったのですが、あまり歓迎ムードではありませんでしたね。野田首相は就任後、半年近く経って、初めて訪れた沖縄で「辺野古移設が唯一の有効な方法」と言った。民主党政権に期待していた沖縄県民の失望は、どれほど大きいことでしょう。
久米島で地元住民と意見交換した際のことです。「民主党政権は頼りない」という声が上がるのは当然として、意外だったのは、「鳩山元首相のことは少しも恨んでいない」という声が多いことでした。
「鳩山さんは、基地問題を国民全体に見えるようにしてくれた」と言うのです。確かに「県外移設」という言葉が人口に膾(かい)炙(しや)し、国民一人一人が基地問題を考えるようになった。これは、鳩山氏の功績といえるかもしれません。
基地問題は、行き場のない震災ガレキの問題と似ています。総論では賛成でも、いざ自分の住む場所に来るとなると、拒否反応を示してしまう。そういう意味で、沖縄の仲井真知事がガレキの受け入れを表明したのは、ある種の問題提起なのだと思います。
小沢氏は普天間問題について、「沖縄の理解を得なければならない」と一貫しています。10年の代表選では「三人寄れば文殊の知恵」と含みを持たせていました。少なくとも、安易に辺野古に決定するということはないはずです。沖縄でも、やはり小沢氏に対する期待は高かった。「野田首相は防衛・外務官僚に取り込まれている。せっかく政権交代したのに、これでは意味がない」と、小沢待望論があちこちから聞こえてきました。
小沢氏は昔から「将来は暖かいところで暮らしたい」と言っています。趣味の釣りで石垣島を何度も訪れ、すっかり気に入っていたので、いつか沖縄に移住する可能性もある。なおさら基地問題の解決に剛腕を発揮して欲しいものです。
◇いしかわ・ともひろ 1973年生まれ。早稲田大学卒業後、小沢一郎氏の秘書を経て2007年から衆議院議員。陸山会事件で起訴され、民主党を離党。昨年7月に出版した「悪党 小沢一郎に仕えて」(朝日新聞出版)は5万部のベストセラーになっている。メルマガも好評配信中。
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