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3月11日の大震災・原発事故一周年記念であるきょう、まったく予期もしなかったことだが、このようなメルマガを書く事になった。これも何かの啓示のような気がする。3月11日未明の「朝まで生テレビ」は原発事故について討論をしていた。たまたまそれを目にした私は最後までその番組に釘付けになった。3月11日の朝まで生テレビは永久保存版である。すべての国民が必見の番組である。この番組が教えてくれたことはこうだ。
除染、瓦礫処理、被ばく防止、避難疎開、東電国有化、原発災害、補償問題、核廃棄物処理、今後のエネルギー政策など、我々がこの1年間に毎日のように目にし、耳にしてきた問題が、何一つ解決されていないことが明瞭になった。いや、もっと重要な事は、それらについて何一つ政府に明確な方針がない事が見事に露呈されたのだ。
その象徴的な場面として細野原発担当大臣と河野太郎衆院議員の歴史に残る討論がある。東電を一刻も早く完全に国有化し、国の財政負担と責任で被害者を救済せよと主張する河野議員に対し、細野大臣はこう述べたのだ。
問題があまりに多く、大きいので国で対処出来ない。だから東電にまかせるのだ、と。図らずも娯楽討論番組で飛び出したこの発言は驚愕的だ。このままではこの国は原発事故処理問題でつぶされてしまう。いや問題は原発事故処理だけではない。消費税増税や年金問題など国民生活にかかわるすべての政策についてこの国の政治家と官僚には解決能力がないのではないか。そうだとすれば我々国民に予算権と政策決定権を移譲しなければならない。市民革命によって日本を救うしかないということだ・・・
http://www.amakiblog.com/archives/2012/03/11/#002212
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