「国民は誰も収束したとは思っていない。政府と経済産業省、東電の責任をはっきりさせるべきだ。個人で責任を取らないのは日本人の悪いところ。企業でも部署ごとに責任を取ったり、上司が責任を取ったりするが、失敗した本人が責任を取らなければ、いずれそれ以上の失敗をする」

　全く同感だ。

　しかしひとつ重要なことをつけ加えれば、組織、個人に責任を取らせるためには、まず調査が必要だ。この問題の最も問題とすべきところは、自国でこの問題の重大さを自覚し、第三者による信頼に足る厳しい調査を行っていないこと。

即席の調査委員のようなものをいい加減にこしらえて、東電の調査拒否すら何も言わず、もまともに対応できない胡散臭さ。

これだけの事態になりながら、検察も動かなければ、きっちりとした厳しい調査機関を設けないと言うのは、はじめから行政が責任を取る意思も取らせる意思もないということ。

もっとも人災の主な原因は、大まかはっきりしている。

原子力村の検査機構、保安院、原子力安全基盤機構と東電、行政の癒着構造。

本当に検察はこのような国を決定的に破壊した構造は何もしない。

このことで何もしない特捜部は必要なのか？

全く何も分からない文系天下り素人の集団が原発の検査を受けおい、東電との暗黙の密約により検査の為の検査など存在しなかった。

数年前に殆どニュースにならなかった重要な内部告発があった。

元原子力安全基盤機構の名目を借りただけで担当になった専門家(３０年間を三菱重工原子炉技術者）検査員から、柏原子炉の安全性に重大な問題がある部分を指摘して電力会社に許可を出さなかったら、当時の上司に電力会社の申請をそのまま許可しろと言われた。
彼は安全性に重大な瑕疵が認めらる為、断固拒否すると解雇になった。
そして径産省を告発した。彼の名は「藤原節夫」。

2011/9/30「柏原発で臨界事故が...」で you tube で当時のニュースが確認できる。岩上氏も数ヶ月前にインタビューしている。

径産省の天下り団体である原発を管理する部所が原発のことを何も知らない全く関係のない人々によって存在していた。

原発を管理する為ではなく、ただ税金を吸い取る為だけの保安院であったから。
藤原氏によると、氏の前の原子炉検査員は、なんと農林水産省から来ていたコメを管理していた人だったという。それが何かで問題となり、原子炉検査員は専門家で体裁をということとなり、三菱でキャリアを積んだ藤原氏を採用したらしい。

ネットを閲覧すると知っている人は知っているようだが、阿修羅ではどうなのだろう。

この件に限らずとも全体を覆うこのような原子力村の実体、ひいては４５００の天下り団体の実体はマスコミが伏せるところで周知の事実だろう。

保安院は今月で廃止となり、名前を変えて５００人体制でまた天下り団体が出来るらしい。

いずれにしろ何の意味もない安全管理部所だったのだが、なぜ廃部にさせる以前に国民に納得のいく調査をして、公表しないのか。

それこそがこの国の諸悪の根源であり、無責任をキーワードに国を疲弊消滅させている最大の原因であるのに。

ここにコメントが無いのは寂しいかぎりです。

　　政府の原発収束宣言は東電に金と票で買収されたのでしょうか。

　票といっても相対的にはたいした票ではないだろうに、そうであれば最低の内閣ですね。

　最近の内閣と東電の勝俣の恥をしらない傲慢で不遜な発言を聞くと、その可能性が高いですね、

　　
　原子力村上司から安全検査の改ざんを指示されたのは、　「藤原節男」　さんでした。

　是非 youtube で名前を打ち込みごらんください。

　東電と国のデタラメさがよく分かります。

おまけに、経営者を筆頭に会社が国に税金を収めない。
国や国民から「搾り取るだけ搾り取って」、税金はモノビタ一文払わない。
こんな経営者ばかりがもてはやされるのだから、国が窮するに決まっているだろう。