http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/456.html
Tweet |
ニュースの匠:楢崎さんのメッセージ=鳥越俊太郎
http://mainichi.jp/select/wadai/torigoesyuntarou/news/20120310ddm012070139000c.html
毎日新聞 2012年3月10日 東京朝刊
楢崎弥之助さんがお亡くなりになりました。91歳。私の母や森光子さんと同じ年です。人間、90歳を超えて最期を迎えられれば“大往生”と言ってもいいでしょう。
しかし、さすが現役国会議員時代、“国会の爆弾男”として名をはせただけのことはありますね。最後に大きな爆弾を一つ私たちに残してこの世を去りました。普通に、ただでは死なんぞというメッセージを読み取るのは私の深読みかもしれませんが、やはりメディアとしては楢崎さんの死に様に時代が映している“何か”を感じ取ってほしかったですね。
しかし、残念ながら、死亡のニュースとしてはかなり大きく取り上げられましたが、ニュースの焦点がズレているんですね。きっと若い記者たちには楢崎さんの死のメッセージは伝わらなかったんでしょう。残念です。
新聞記事には、福岡県警によると、楢崎さんは1人暮らし。お宅を訪ねた孫の男性から「祖父が死んでいる」と110番通報があり、警察官が浴槽の中で倒れているのを確認。検視の結果2月28日朝に病死したとされる。
記事では足が悪くつえを使っていたという楢崎さん。それでも1人暮らしで頑張っておられたんですね。日ごろ、介護とか介助が必要だったのかどうかは分かりませんが、91歳ですからそろそろ介護は何らかの形で必要だったに違いありません。
楢崎さんは1人で暮らし、1人で誰にみとられることもなく生を終えました。楢崎さんの場合は、ひょっとすると、それは覚悟の上での選択だったかもしれませんので、その死に様をどうこう言うつもりはありません。
私がこの記事を見て直観的に感じたのは、これからどどっとやって来る“大量介護時代”の幕開けを楢崎さんは身をもって伝えたかったのかもしれない、ということです。メディアも政治も楢崎さんの“最後の爆弾”にもう少し敏感に反応してほしかったのです。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK127掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。