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野田首相が消費税増税を実現には、小沢無罪で小沢重用しかない(雑感)
http://blog.goo.ne.jp/nonasi8523/e/dfd4ce46b91ebc2d1e0ab6defa5b4c17
野田首相と自民党の谷垣総裁との密会後の党首討論をTV視聴し、両者は消費増税は賛成で、消費税の即時増税反対の小沢一郎氏を切る、切れるかというだけの話で、無役の一兵卒の小沢一郎氏で両者の腹の探り合いしている様相ですね。
野田首相が不退転の覚悟で消費税増税を公言した以上、小沢一郎氏を切るしかなく、消費税増税で野田政権の安定につながらず、社会を混乱するだけの無策ですね。
野田首相が消費税増税を実現させ野田政権を安定化させるのは、小沢一郎氏の無罪と重用の策しかないです。
最近の政治を傍観してて、野田政府の未熟さは痛感しているが、メディアの政治論評は軽薄・単純な計算式の解という印象ですね。
小沢一郎氏の発言は、消費税増税を反対しているのでなく、公約無視・軽視した政治は国民から信頼を失い、その結果、政治は混迷し、政権再編となり、社会は不安定になるとの主旨で、消費税増税の前に、国民に約束した事柄を政府・政党は一体となってあたり、国民に結果を見せることが第一で、政権交代の大儀の失念を憂いているという印象ですね。
本ブログ「野田首相:自己矛盾しても消費増税を強行覚悟は理解不能?・・・別計算があるのか?(邪推)」で、
”「一国の総理大臣が、政権交代前後で税金の問題を、何ら弁明もなく言っている話が真逆であるのは、厚顔無恥であり、貞操観念・政治理念なき人物と酷評されるのは当然ですね。
とはいえ、余りにも真逆が露骨であり、何か、別の深層心理が働いているのでは無いかと邪推します。
「ジバン、カンバン、カバン」も無く、政治家になれるのは、何らかの素養なり、人間的な魅力があったからと考えるの自然で、世間から酷評されても真逆の消費増税に固執するのは、別の計算が働いているとしか思えないのです。
世間では、財務官僚に洗脳されたと短絡的に酷評しているが、それでは、余りにも単純思考と思えるのです。」”
と書き、
当方の考えに近いのが、ブログ「世相を斬る あいば達也」様のエントリー『消費税増税に潜んでいるかもしれない裏事情 野田と小沢の互助感応』で、あいば達也様は、、結論として、”「小沢の動きがスッキリしない動機を分析していると、或る意味で野田と小沢が、組んでいるわけではないのに、相互に互助会的動きをしている解釈も可能になると云うことだ。」”と結んでおり、当方も、結果論として、そうなるとし、
”「「消費増税 VS 反消費増税」では、「野田 VS 小沢」であるが、民主党を政権与党とし、「国民生活を第一」とする政党として国民の期待に応じたい点は共通認識していると思われ、野田首相の財政健全化を第一とするか、小沢一郎氏の国民生活を第一とするかの違いだけで、方向性が同じであり、消費増税には、2009年マニフェストを順守しなければ実現できないことが顕在化し、両論が激化しながら一元化に収斂されてゆくのでしょうね。」”
と書きました。
当方のブログも、あいば達也様のブログも、1月22日の日付で、大善裁判長が石川議員らの供述調書を採否する判断前であり、小沢裁判の行方が不透明な時期での憶測の域でした。
当方の憶測の背景には、野田首相が過去に落選した恨みを小沢一郎氏に持ち続けていると言われるが、野田首相が民主党代表選に勝利した挨拶は、「怨念の政治」を捨て、ノーサイドにしましょうと発言しました。
小沢一郎氏と野田首相の怨念の関係は、細川元総理が仲介の労を持ち、氷解したとは言えないが、細川政権時に「福祉目的税」を唐突にぶち上げた時の幹事長は小沢一郎氏であり、小沢一郎氏は消費税増税の必要性は、早い時期から認識しておりましたね。
細川元総理は、後日、福祉目的税が頓挫したのは、「理」があったが国民への説得説明が不十分だったと語っており、当然、小沢一郎氏も、その認識は同じと思われる。
小沢一郎氏は、消費税増税の必要性を認識した上で、野田政府を批判しているのは、政権交代時の公約は国民との契約とし、公約をないがしろにする野田首相には批判的になってきたのです。
また、折角、政権交代を実現でき、自民党主導の政治・行政スキームを変革できる環境を、消費税増税で無にすることは耐え難いという思いは人一倍強く、安易に党を割るとか、新党結成などは眼中にないでしょうね。
最悪の事態を踏まえた選挙対策は口にするが、本音は民主党政権堅持でしょね。
野田首相が、マニフェストを無視して、消費税増税で、小沢一郎氏を説得させるのは、ここに至っては不可能であり、何らかの状況変化がなければならず、それは、小沢一郎氏の無罪判決であり、党員資格停止処分の解除であり、重用しかないでしょうね。
現時点は、あいば達也様のいう”「或る意味で野田と小沢が、組んでいるわけではないのに、相互に互助会的動きをしている解釈も可能になると云うことだ。」”ということでしょうね。
やはり、この状況を変化させるのは、小沢一郎氏の公訴棄却なり、無罪判決で、小沢一郎氏の政治活動の制限が無くなった時、野田首相が、小沢一郎氏に,どのような対応次第で、消費税増税と政治・行政改革の大儀が成り立ちますね。
野田首相におかれても、消費税増税路線が決定しても、政権運営の主導権を失うことは回避したく、環境変化を望んでいるのでしょうから。
小沢一郎氏が無罪の環境変化になり、小沢一郎氏を重用することで、公約実現に取り組むメッセージになりますので。
既存勢力は、野田・小沢コンビの連携を一番恐れているのであり、野田V小沢の状況にさせたいのでしょうから。
多分、もう、智恵者が水面下で動いているでしょうね。
マアー、小川法相は、持ち馬の心配などしている余裕などないのです。
下手に、検察組織の処分を遅らせたり、甘かったりしたら、野田・小沢の歩み寄りの時期を逸しますね。
小沢裁判は、小沢一郎氏の個人の問題や、検察・司法の次元だけではなく、今後の国政に影響するほど重要な裁判です。
当方は、小沢一郎氏が無罪確定しても、野田首相が小沢一郎氏を重用せず、消費税増税路線に拘れば、民主党政権は自壊・崩壊し、民主党は分裂し、2度と政権与党になることはないと推測しますね。
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