増税賛成派も増税反対派も直接国民に向かって訴えるべきではないのか。マスコミも両者の考え方の違いを明らかにして国民有権者の判断のよすがにすることが役目だろう。

ところが、消費増税に反対する小沢元代表というように、反消費増税の前に必ず「小沢」という枕詞を被せる。

何故だろうと思っていたところ、今日の日刊現代の森田実氏の見方で納得できた。なるほどそういう仕掛けだったのかと合点がいった。

以下引用
『政治評論家の森田実氏はこうみている。
「いま民主党も、自民党も、大マスコミも、消費税をアップさせるために小沢一郎という大きな存在を利用しているのだと思います。このまま消費税アップを掲げて選挙に突入したら、民主党も自民党も惨敗するのは目に見えている。そこで、マスコミと一緒に悪人に仕立て上げた小沢一郎を“反消費税”の頭目にすることで“消費税問題”を“小沢問題”にスリ替える魂胆でしょう。まともな政治家なら消費税アップに反対するのは当然なのに、小沢一郎は“政局”のために反対しているという流れをつくり、消費税を政策ではなく政局にしてしまうハラでしょう。“親小沢”か“反小沢”かで動いてきた日本の政治を逆手に取るつもりです」
　日本の政治は、何でもかんでも小沢。“小沢抜き”では動かなくなっている。』

消費税に反対する国民は、小沢さんに頼らず立ち上がるべきなのかも知れない。

　１２年度予算案が８日、衆院を通過し、政局の焦点は野田佳彦首相が今月中の国会提出を目指す消費増税法案の行方へと移る。民主党の小沢一郎元代表らは法案提出に反対しており、法案を事前審査する党内手続きは難航必至。早期の衆院解散・総選挙に追い込みたい自民、公明など野党側は消費増税をめぐる民主党の内紛をあおって野田政権を揺さぶる構えも見せる。

　「年度内の提出を目指している。法案を提出した暁には速やかに審議をお願いしたい」

　首相は８日の衆院予算委員会でこう語り、３月中の法案提出と早期の審議入りに改めて意欲を示した。

　民主党執行部は週明けから事前審査の手続きを始める予定。しかし、審査の場をどこにするかで党執行部間の調整がついていない。法案自体もまだ党側に示されておらず、前原誠司政調会長は同日の政調幹部会で斎藤勁官房副長官に「とりまとめを急いでほしい」と注文を付けた。

　前原氏は時間をかけて事前審査を行いたい意向で、そのためには早期の審査入りが不可欠。議論の場は社会保障と税の一体改革調査会と税制調査会の合同総会を想定する。ただ、一体改革の素案を議論した昨年の合同総会は反対派から異論が噴出した。今回も合同総会を開けば紛糾は必至で、税調幹部は「反対論を言う人も内容も年末と同じ。税調総会を開く必要はない」と語り結論は出ていない。

　一方、小沢元代表は８日、約１００人の衆参議員を国会内に集め、「天下り禁止を衆院選で訴えたが、ほとんど実行されていない」と「身を切る改革」の不十分さを指摘し、法案提出に反対する意向を改めて示した。

　小沢グループでは、法案の閣議決定時に同グループ出身の政務三役が集団辞任するとの強硬策もささやかれるほか、衆院での採決の際に造反して否決する案も浮上している。

　このため、党内からは首相が小沢元代表と会談し、こうした事態を回避するよう求める声も上がっている。元代表は７日夜の会合で「（首相に）自分の意見を述べるのはやぶさかではない」と語ったが、輿石東幹事長は８日の記者会見で「首相から要請があれば応じるということだろう」と語り、簡単には実現しないとの見通しを示した。【田中成之、小山由宇】

毎日新聞　2012年3月8日　21時33分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120309k0000m010069000c.html

『縦割り行政』の弊害『役所仕事』の慣例等々も改善されてないし、年度内に予算を使い切るやり方を見れば一目瞭然ですね。自民党政権が嫌で政権交代を望んだ国民の意志を裏切ったら、選挙の意味が無くなる。

『行政府』を一本化にすれば、各省庁内にいる創意工夫に欠ける無駄な役人は、削減できると思いますね。

今度は絶対落とす！

今度の選挙は楽しみだ。

徹底意的に前原は蹴落とす！

拍手パラパラでも賛成多数って、何が何でもシロアリの餌を増やすつもりやろ。

小沢さんは今でも野田さんが改心しマニフェストに戻ることを切望しています。