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小沢氏は20年間も政界の台風の目であり続けている。
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2012/03/06 07:01 日々雑感
相変わらず国政は小沢氏を無視できないようだ。党員資格を停止され、無役の一平卒に過ぎない地位に貶められた小沢氏だが、どっこい生きている。
前月党首会談の3っ日前の25日に、野田氏と谷垣氏が秘かに会っていたのも消費増税を実現するための小沢氏対策だったようだ。今も自民党は「小沢氏を排除しろ」と野田氏に迫り、野田氏も党議決定した「消費増税」に反対するのは「『党員』として怪しからぬ」と憤慨して見せる。
万年官僚主導政党だった自民党の谷垣氏なら財務省提唱の「消費増税」に賛成せざるを得ないが、政治主導を提唱し「国民の生活が一番」を掲げて政権交代した民主党が「消費増税」にひたすら邁進するのは、そもそも党是を無視している。その意味で野田氏こそ「民主党を出て行くべき」人たちの一人だ。
何度でも書く。民主党は2009マニフェストに回帰すべきだ。子供手当は満額支給し、高速道路は無料化して政府支出をドンとやって円の値打ちを下げて為替レートの引き下げを行うべきだ。国民に我慢と負担を強いる、それも貧困層に過剰な負担を強いる「消費税」で社会保障を行うというのは本末転倒だ。簡単に取れるところから税を徴収するというのは「富の再配分」効果に対して背を向けるものであり、財務省の徴税理念そのものを疑わざるを得ない。
しかもここに来て「社会保障と税の一体改革」の錦の御旗すら降ろしてしまった。社会保障改革議論を増税と分離して消費増税だけを先に行うというのは全く正当性を有しない。たんに増税するだけの話だ。
共済年金と厚生年金の一体化すら出来ない、国民年金の一体化は「国民年金はそもそも『基礎年金だ』」というすり替えで乗り切っていこうとしているようだ。
しかし立ち止まって振り返って頂きたい。国民年金はいつ『基礎年金』とされたのだろうか。それなら国民年金という呼称は最初から使用しないで、基礎年金と呼んでいれば良かったではないだろうか。厚労官僚はそうした「誤魔化し」を平然と行い、厚生年金基金を摘み食いして来た。それでも共済年金が平成の大合併により地方公務員数の減少により「破綻」が目前に迫り、慌てて厚生年金との一体化を提唱したのに過ぎない。つまりこれも官僚主導だったのだ。
この国の政治は官僚による官僚のための政治に堕している。政治家が国民に提示した理念に従って政治を行う「本来の民主主義」から遠ざかってしまっている。小沢氏が2009マニフェストへ回帰すべきと主張するのは正しい。子供手当などの直接支給がいかに効率的な制度か、もう一度国民は子供手当を評価すべきだ。そして現在の「デフレ」と「円高」下にあって必要な政策は「政府支出金」を国民にばらまくことだ。それにより景気回復と輸出回復を同時に行い、国内産業の新規投資を促すことだ。生産手段の海外移転を促進すべきとする論評など国賊的でしかない。
官僚の毒が体に回った政治家は無用だ。国民の代表として提唱したマニフェストの実現に向かって全力で政治を行う政治家こそ必要だ。橋下新党が「国政の対立軸になる」などという論評はトンチンカンだ。官僚を使いこなすのか、官僚に使われるのか、こそが明確な対立軸だ。そうした意味で小沢氏は明確な一方の旗頭だ。この国に本来の民主主義を求める国民なら小沢氏を支援しよう。
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