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民主党の野田降ろし急加速か? 野田は日テレで、天に唾したかもしれない
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2012年03月05日 世相を斬る あいば達也
野田君も必死のご様子ですね(笑)昨日夕方は日本テレビに出演、小沢一郎とそのグループ議員及び増税に心底疑念を抱いている多くの民主党議員に向け、脅し揺さぶりを掛けている。野田官邸が、小沢一郎を追っかけるようにテレビ番組に出演する手法は菅直人のデジャブである。“柳の下のドジョウ”と云う事だろうが、まさにドジョウの抱きつき戦術そのものだ。谷垣自民への秋波も、抱きつきであり、菅直人ソックリさんだ。
≪ 消費増税、成立前解散に含み=野田首相「さまざまな判断」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012030400205
野田佳彦首相は4日夜の日本テレビ番組で、月内提出を目指す消費増税関連法案が成立する前に衆院を解散する可能性について「国家国民のためにやり遂げなければいけないときは、さまざまな判断がある」と含みを残した。同時に「首相として不退転の決意を申し上げたわけだから、強い覚悟、重たい決意だ」と述べ、今国会中の成立を図る考えを改めて示した。
解散時期に関してフリーハンドを強調することで、消費増税法案に反対し、早期解散阻止を目指す小沢一郎民主党元代表らをけん制する狙いが首相にはあるとみられる。 首相は、谷垣禎一自民党総裁との先の極秘会談について「お会いしていない」と否定。ただ、谷垣氏とのトップ会談を今後行う可能性に関しては、「国会審議も大事だが、与野党が胸襟を開いて議論することは、表でも裏でも大いにやってしかるべきではないか」と、前向きな考えを示した。
小沢元代表が増税批判を強めていることに対しては、「基本的に皆さんの理解をいただけると思う」と反論。社会保障と税の一体改革素案をめぐる民主党内の了承手続きに触れ、「深夜まで100人残り、拍手で終わっている。100対0で決まっている」と、問題ないことを強調した。≫(時事通信)
おいおい拍手で終わっているといっても、経済が上向き成長が安定した場合って条件がついていた筈だが、野田や安住の政治家としての認識は「日本経済は好調局面に入った!」と云う事のようだ。ふざけんじゃないよ!野田が言うところの民主党100対0の拍手、「社会保障と税の一体改革」には以下の重要な文章を入れる事で拍手が起きたわけだろう?筆者の抜き出した部分を、野田はネグレクトしてヘラヘラ語っている。忘れただろうから、書きだしておいてやる!
≪ …(素案に基づく改革への取組)
この社会保障・税一体改革素案は、「社会保障・税一体改革成案」(平成23 年6月30 日政府・与党社会保障改革検討本部決定)で示された基本的考え方 や具体的な改革内容に従って、さらに政府・与党において精力的議論を進めて その内容を具体化したものである。 今後、社会保障の充実・安定化の財源を確保するため、今年度中に税制改正 法案を国会に提出することをはじめ、改革に取り組んでいくこととする。 本素案をもって野党各党に社会保障・税一体改革のための協議を提案し、与野党協議を踏まえ、法案化を行う。
*社会保障改革は具体性皆無の為、省略(笑)
2.税制抜本改革の実施と経済への配慮
(1)税制抜本改革のスケジュール 税制抜本改革は、別紙1の工程表に示すスケジュールに沿って、計画的に 実施する。
(2)経済への配慮
政府は、累次の補正予算等を通じ、震災復旧・復興、円高対応及び経済活 性化に向けた所要の措置を講じてきたところである。また、デフレ脱却によ ってこれまで抑えられていた需要を回復させるとともに持続的な経済成長 を実現することが重要との認識の下、デフレ脱却に向けて日本銀行と一体と なって取り組んできた。引き続き、景気の下振れの回避に万全を期すため適 切な経済財政措置を講ずるとともに、「新成長戦略」、更には先般決定した「日本再生の基本戦略」に沿った成長の姿に早期に近づけるため、デフレ脱却と 経済活性化に向けた更なる方策を講じ、日本経済の再生に取り組む。また、 経済政策としての有効性がある税制措置についても、納税者の納得を得つつ、 果断に実施する。
こうした取組等により、足下の景気は緩やかに持ち直しており、先行きに ついても、各種の政策効果などを背景に、景気の緩やかな持ち直しの傾向が 続くことが期待される。
平成24 年度には、復興需要の増加が着実な成長を支え、名目2.0%程度、 実質2.2%程度の成長が見込まれ、平成25 年度以降においては、復興需要が 一段落するものの、民需主導の経済成長への移行によって経済が堅調に推移 すると考えられる。ただし、海外経済の動向などから景気が下振れするリス クが存在することには、十分注意する必要がある。
以上を踏まえれば、法案提出時点における総合的な判断として、経済状況 は好転していくとの見通しが立てられる。
これを踏まえ、平成21 年度税制改正法附則第104 条に従い、本素案に沿 った各税目の改正内容・時期を盛り込んだ法案を今年度中に提出する。 なお、法律成立後、引上げにあたっての経済状況の判断を行うとともに、 経済財政状況の激変にも柔軟に対応できるような仕組みを設けることとす る。
具体的には、消費税率引上げ実施前に「経済状況の好転」について、名目・ 実質成長率、物価動向など、種々の経済指標を確認し、経済状況等を総合的 に勘案した上で、引上げの停止を含め所要の措置を講ずるものとする規定を 法案に盛り込む。≫(民主党:社会保障と税の一体改革素案より抜粋)
≪今後、社会保障の充実・安定化の財源を確保するため、今年度中に税制改正法案を国会に提出することをはじめ、改革に取り組んでいくこととする。 本素案をもって野党各党に社会保障・税一体改革のための協議を提案し、与野党協議を踏まえ、法案化を行う。≫と云う事が素案に載っているのだから、常識的に、この素案に基づいた法案提出前に、衆議院解散と云う事は、野田が強調する党内議論で熟議を行った民主党素案の法案化の手続きに違反したことになる。
また、≪経済状況を好転させることを条件として遅滞なく消費税を含む税制抜本改革を実施することが必要である。……具体的には、消費税率引上げ実施前に「経済状況の好転」について、名目・実質成長率、物価動向など、種々の経済指標を確認し、経済状況等を総合的 に勘案した上で、引上げの停止を含め所要の措置を講ずるものとする規定を 法案に盛り込む。≫安住が、「今の経済状は増税可能といえる」なんちゃって発言しているのだから、お笑い草だ。まぁ、このような曖昧な素案に拍手した議員らにも責任の一旦はあるが、それを悪用する財務省野田一派は悪辣そのもの。
野田としては、自分が走りまわるわけにもいかず、岡田に自民党の主だった連中にあたりをつけに動いているようだが、与党内も纏まられず、野党の腹をさぐり回ると云うのもミットモナイ話である。自民党にすっかり足元をみられただけである。おそらく、小沢一郎と口を聞くのも怖ろしいと云うのが、筆者の感想だ。
谷垣などは、余裕綽々で以下のように野田民主党の焦り具合を論評している。
≪ 岡田氏は町村氏以外とも会談=「懸命に情報収集」−自民総裁
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012030300314
自民党の谷垣禎一総裁は3日の仙台市での記者会見で、岡田克也副総理自民党の町村信孝元官房長官と会談したことに関し、「岡田氏は (自民党の)いろんな人と会っている」と明らかにした。「(消費増税関連法案をめぐる)自民党内の温度差を探り、一生懸命、情報収集しているんじゃないか」とも指摘した。
また、民主党の小沢一郎元代表が消費増税に反対していることについて 「国民との契約(選挙公約)を破れないというのは政治的には極めて正しい」と指摘。ただ、「政策的には消費増税は間違っていない。政治的に正しいことと、 政策的に正しいことが分裂するようなことをやっていれば、にっちもさっちもいかなくなる」と述べ、衆院解散を優先すべきだと改めて強調し た。≫(時事通信)
まぁ谷垣らしいどっちつかずの論評だが、あきらかに野党としてフリーハンドを握っている。ただ、こと自分のことになると、自民党内では尻に火がついているようなので、政局の火花が、いつ何時起きても不思議ではない状況下になったようだ。筆者の推測としては、民主党内から野田代表降ろしの咆哮が今にも聞こえてきそうだ。小沢・鳩山・輿石会談による両院議員総会開催が、再び脚光を浴びるかもしれない。
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