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“最も懲りない男”鳩山由紀夫元首相の「外交」担当に仰天
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120304/plc12030411100009-n1.htm
2012.3.4 11:08 産経新聞
日本で最も有名で「最も懲りない男」の仰天ニュースに抱腹絶倒した。喜劇だ。
民主党は2月7日、11人いる党最高顧問・副代表に特定分野の政策を担当させる方針を固めたそうだ。そんな専門家があの党にいたかどうか、記憶が定かではないが、鳩山由紀夫元首相(65)は「外交」担当だという。(SANKEI EXPRESS)
笑わせてくれる。そもそも現在、沖縄県の米軍普天間基地移設問題が超膠着状態に陥ったのは、すっかり「迷言」として国民の間に定着した、鳩山氏のこの“公約”が引き金だった。
■仰天の「外交」担当
「基本的には県外、できれば国外」
驚くべきことに、後に共同通信などメディアのインタビューにこう振り返り、戦略的・具体的見通しが無かった事実をあっさり認めている。
「党の基本的考えを、大いなる期待感をもって申し上げた」
「しっかりと詰めがあった訳ではない」
全体、鳩山氏が口を開くと災いを呼ぶ。1月に、早稲田大学で講演したときのこと。「かつて日本がアジア諸国の人々に多大な損害と苦痛を与えてしまった歴史がある。真の和解が達成されたとは考えていない」と、得意の自虐史観にまたも自己陶酔した上で、持論の「東アジア共同体」の実現により「歴史認識問題の克服」を図るべきだとの考えを示した。
日米関係は単に普天間基地に関する「県外・国外」発言だけで、こじれたのではない。「東アジア共同体」なる怪しげな構想が、米国に大いなる不信感を植え付けたからでもあった。
さもあろう。「歴史認識問題の克服」は、日本が中国の主張を呑み込み、今まで以上に卑屈に全面謝罪する、精神的従属を意味する。対等ではない外交は、かつての朝鮮半島のように、冊封体制=隷属に等しい。 従って「東アジア共同体」の盟主は日本ではない。軍事・経済大国の中国になろう。即ち「東アジア共同体」構想とは、中国を中心とした当初はアジアにおける新中華秩序、将来的には世界を巻き込んだ新々中華秩序の強要に他ならない。米国が1800年代後半より「絶対権益圏」と位置づけ、その浸食を極度に警戒してきた一部太平洋を取り込む、野心的構想とも言い換えても良い。
■「東アジア共同体」に執着
「友愛精神が十分に伝わっていない」として「由紀夫」を「友紀夫」と名乗り出す幼児性の抜けないオトナなのだから、中国の正体など見抜けるはずもない。
実際、中国・国務院直属の新華社通信社が早大での講演翌日、鳩山氏にインタビューし、こんな発言を引き出している。
《東アジア共同体という言葉は、既に菅直人政権の頃から聞かれなくなり残念だ。政府は外交上、間違った方向に行ってはならない》
野田佳彦首相(54)が新たな外交ビジョン「太平洋憲章」を検討している−と報じた産経新聞の記事(1月)に反応した発言のようだ。憲章は日米同盟を牽引役とする「『東アジア共同体』構想から脱却」する仕組みとなるため、鳩山氏はいたくプライドを傷付けられ、対抗心を抱くに至ったものとみられる。さらに鳩山氏には、対米関係悪化は織り込み済みの、確信犯だった疑いすら残る。実際、このインタビューでもこう放言した。
《在任中にアジア各国との関係も重要と考えていた私の政策に『米国は不満』だった。そこで野田氏は米国追従路線を採用し、その表現の一つがTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)加盟なのだ》
しかも、次の言葉でも明らかだが、対米関係悪化は良くて、対中関係悪化を極度に気にしている。
《(野田氏の方針は)一部の中国人から中国牽制の動きとみられてしまう。日本の外交には不利だ》
■「稚性」と「痴性」
日中国交正常化40周年にあたる今年。民主党政権は“友好”の美名の下、中国からの反発を恐れ「太平洋憲章」を封印し、東シナ海での潜水艦による領海侵犯やガス田開発を許し、尖閣諸島の「領有宣言」に抗しないかもしれぬ。既に鳩山氏は早大の講演で、中国漁船衝突事件(2010年9月)を「衝突事故」と表現した。
ところで、鳩山氏は10年11月、母校・東京大学の学園祭で講演し「メディアでは、鳩山が日米関係をメチャクチャにしたという記事がたくさん出ているが、メチャクチャになっていない」と開き直った。当時の日米関係についても「決して悪い状況ではない」と強弁した。ところが、14カ月後には前述の「米国は不満」発言へと変節する。鳩山氏の舌は乾くことがない。
その“論拠”がまた凄い。自身が学園祭当日の早朝に米国大使館を訪ね、アメリカン・フットボールの試合を駐日米大使と一緒にテレビ観戦したエピソードを指摘した。
外国の駐日大使は不快で「ルーピー(愚か)」な首相経験者であっても、亀裂を埋めるべく最大限のサービスをする。試しに、沖縄県知事と駐日米大使にアメフトをテレビ観戦させてみてはどうか。普天間基地が返還されたりして…。
失礼ながら、鳩山氏には「知性」ではなく「稚性」と「痴性」ばかりを感じてしまう。(九州総局長 野口裕之)
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