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小沢氏、地上波テレビに久しぶりに登場。カンバック野田と強烈アッピール。
作成日時 : 2012/03/03 21:48 :(かっちの言い分)
小沢氏が、加瀬氏がキャスターを務めるテレビ東京の番組に登場した。小沢氏に少しでも興味を持っている方はご覧になっただろう。小沢氏が、インターネット以外の地上波テレビへの出演は久しぶりである。党員資格のない小沢氏であるが、その言動が野田首相以上に注目されている。この内容を、NHKを始めとして各社が取り上げた。
この番組の中で、TV局は野田首相と谷垣総裁が極秘会談をしたと断定的に述べ、小沢氏の見解を引き出していた。会談については、「野田、谷垣両氏にとっていいことはない。こそこそ会ってもたいした結果は出ない。真剣に話題にする必要はない」と否定的な考えを示した。これは、こう言わざるを得ないから言ったまでで、かなり警戒をしていることは確かである。
番組では、小沢氏が過去において3%消費税増税を達成し、10%増税も主張していた事例を出し、なぜ小沢氏は増税に反対するのかと問うた。小沢氏も、増税自体を否定するものではないと述べている。世界的な不況の中の増税はダメと言っていたが、小沢氏が最もこだわるのは、当初のマニュフェストで約束していた、官僚政治、地方自治の確立無くしての増税はダメということである。日本という体の中に、たくさん寄生虫を飼っていては、いくらご飯(税金)を食べても意味がないということである。もう一つ強調していたのは、右肩上がりの日本ではなく右肩下がりの日本の中では、政治体制を変えないと保たないという歴史感である。
小沢氏は、野田首相が民主党の当初の理念に戻るということがベストであると何度も述べてエールを送っているが、これは無理だと考えている。今回野田首相と谷垣総裁の密会を仲立ちしたのは財務官僚という。ここまで増税にこだわるのは単純に財務官僚だけの働きだけでなく、米国などのもっと大きな関係の中での約束事が、足かせとなっているのであろう。
番組側としては一番聞きたかったことであろうが、首相があくまで増税路線を貫いた場合の対応について質問していた。これに対して「日本の現状では、安定した政権がどうしても必要だ。そのための方策を考えたい」と述べた。ただ、政界再編については「方法論としては、ちょっと飛躍し過ぎだ」と現時点では慎重姿勢を示し、離党も「考えていない」と否定したが、矛盾した言い方である。
小沢グループは1年生議員が多く、総選挙があったら大量に落選することは確かであろう。しかし、それは今の泥にまみれた民主党だからである。小沢氏がいくら野田氏に初心にカンバックしろと言っても、菅、野田、仙石、岡田、前原、安住、玄葉などの議員が居る限り、小沢氏とは馴染まないと考えている。ある意味、水と油である。ここは、維新の会のように、当初の民主党の理念をもう一度掲げる新党として出直した方が、何もせずにのたれ死ぬよりは遥かに落選は少なくなると思っている。その体制が整わないのでは、小沢氏がいくら民主党を引き戻そうとしても遅いと考えている。
小沢氏は9月の代表選で代表になり首相になれば、まだ民主党を立ち直らせると思っているのか?いずれにしても、4月の判決で鎖が解き放たれることが条件である。
元記事リンク:http://31634308.at.webry.info/201203/article_3.html
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