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公明党を襲った野田・谷垣極秘会談(日本経済新聞・永田町アンプラグド)
http://www.nikkei.com/news/article/g=96958A9C93819481E2E3E2E38B8DE2E3E2E1E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2?n_cid=DSJN001
2012/3/2 6:00
「一体どうなっているんだ!」「自民党内がゴタゴタするとウチも困るぞ」。
1日、首相、野田佳彦と自民党総裁、谷垣禎一による先週末の極秘会談が明るみに出ると、公明党・創価学会内は騒然となった。
「知らなかった」だけでは済まされないからだ。極秘会談の事実は、衆院解散・総選挙の時期、消費増税、
そして大阪市長の橋下徹という公明党が政局のカギとみる3つの点を1本の線で結ぶ可能性を秘めている。
公明党にとって政局の最大の関心事は、衆院解散がいつなのか、だ。
支持母体の創価学会が選挙運動にフル回転するためには、参院選と東京都議選のある来年の「トリプル選挙」は避けたい。
ところが野田が命運をかける消費増税の行方と連動して、解散時期は不透明感を増すばかり。
解散権を握る野田と有力なパイプを築けないなかで、公明党が最近、力を入れてきたのが、地域政党「大阪維新の会」を率いる橋下対策だった。
「好きなようにやったらええよ。一つ一つの政策は国政に出てから検証すればええんやから」。
2月17日夜、大阪市内の日本料理屋で、公明党参院議員会長、白浜一良は橋下にこう声をかけた。
その4日前、橋下は次期衆院選に向けて政策集原案「維新八策」をまとめていた。同じ大阪出身で22歳年上の白浜からの酌を橋下も丁重に受けた。宴席は2時間半に及んだ。
昨年4月の統一地方選で公明党は維新に「是々非々」の立場で臨んだ。
維新が躍進すると、11月の大阪府と大阪市のダブル選挙では自民党と袂(たもと)を分かち「自主投票」を選んだ。
「市議会レベルでは自公の関係がこじれた」(公明党幹部)が、それも覚悟で衆院選での維新との選挙協力に道をつないだ。
国会議員のいない維新は他の「新党」と違って中央で手あかが付かない、橋下は世論に敏感、民主、自民両党の体たらくが国政でこのまま続く……。
「橋下維新の賞味期限は意外と長い。次の衆院選まで勢いは続く」と公明党はみている。
みんなの党の存在も気がかりだ。中央政界で同じ「第三極」を志向し、維新への接近が特に目立つ。
白浜が大阪での会合を呼びかけた目的の1つは、大阪都構想実現に必要な地方自治法改正案づくりで橋下がみんなの党の案を評価したと聞き、真意を直接ただすことにもあった。
橋下対策を着々とすすめているさなかに起きた野田・谷垣の極秘会談。
その詳細はまだ明らかでないが、政界関係者らには当然、1つのシナリオが脳裏をよぎる。
自民党が消費増税関連法案の今国会での採決で賛成する見返りに、野田は衆院を解散するという「話し合い解散」の可能性を話し合ったというものだ。
二大政党が手を結ぶことで次期衆院選で消費増税の是非が争点になるのを防げる。
百人単位の候補者擁立をめざす維新の会など新党は十分な選挙準備が間に合わないため新党の勢いを抑える効果もある。
衆院選後には、政権の選択肢として、民自両党による大連立も浮上する――。極秘会談や「話し合い解散」論にはこんな解説がついて回る。
真相や成否ははっきりしないまま、永田町では「妄想」が膨らんでいる。公明党が慌てるのにはそうした理由がある。=敬称略
(伯楽)
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