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普通、無理が通れば道理が引っ込むと言われるが
無理が重なると ひずみが大きくなり、道理が欠けているのに気付くようになり
公正を求めるようになってくる。
しかし、司法自体は無理はせず 必ず適正な手続きを踏み、適正に処置する。
どんな不祥事であろうと 規定どうりに物事は行われ、組織自体が傷つくことはない。
そんなお堅い組織である司法組織のあり方について参考資料をコピーした。
1)司法ジャーナル 小沢一郎氏秘書の逮捕を決めた人たち
2)郵政不正事件村木事件での司法当局のの処分内訳
今度の田代検事などの証拠偽造事件は どのように処罰されるのか興味があるが
そのためにも、村木事件での処分内容は興味深い。
1)司法ジャーナル 2009年03月07日号【検察インサイド】
小沢一郎氏秘書の逮捕を決めた人たち、本誌編集長「3庁と法務省刑事局幹部が合意して強制捜査着手に踏み切った」とコメント ●適正な手続を踏んだ結果 民主党代表の小沢一郎氏は7日、「公設第一秘書で陸山会の会計責人者、大久保隆規氏(47)は下潔白だ」と語っている。 しかし、東京地検特捜部が暴走し。大久保隆規氏や西松前社長の国沢幹雄容疑者(70)らの逮捕に踏み切ったわけではない。 適正な手続を経て踏み切ったのだ。
●吉田正喜特捜部副部長 西松建設の裏金事件を捜査してきた東京地検特捜部の主力、特殊・直告第一班のまとめ役は39期の吉田正喜筆頭副部長だ。昨年9月、36期、前任者の堺徹氏が交通部長に栄転した後任として総務部副部長から就任した。吉田氏が捜査検事と「大久保隆規氏や西松前社長の国沢幹雄容疑者らを政治資金規正法違反で逮捕できる」ことをまとめ。佐久間達哉特捜部長に報告した。
●東京地検の首脳陣 それを佐久間特捜部長が特捜部の意見として谷川宏太・次席検事。岩村修二検事正に報告強制捜査着手の承認を得た。佐久間部長は35期、東京地検特捜部検事、法務省人権擁護局調査救済課長、刑事局公安課長、刑事課長や東京地検特捜部副部長などを歴任。東京地検総務部長を務め、特捜部長になった。 副部長時代には、佐藤栄佐久前福島県知事の汚職事件や防衛施設庁談合事件などの捜査を手掛けた。特捜部のヒラ検時代には、山一証券の旧経営陣による粉飾決算事件の捜査にも携わった。 谷川次席検事は32期、特捜検事、副部長を経て東京地検公判部長。07年1月から東京高検刑事部長。08年1月、盛岡地検検事正を経て次席検事となった。 岩村検事正は28期、東京地検特捜部長、松山地検検事正などを経て6年6月30日から東京地検次席検事、07年10月2日から最高検刑事部長を務めて、昨年7月、東京地検検事正に就いた。
●東京高検首脳陣 一方、東京地検は上級官庁の東京高検長谷川充弘・刑事部長に報告。大林宏検事長、渡辺恵一次席検事の承認を得た。長谷川刑事部長は34期、東京地検副部長、法務省会計課長を務め東京高検刑事部長に。大林検事長は一橋大卒、法務省矯正局長、官房長、省刑事局長、同事務次官、札幌高検検事長を経て東京高検検事長となった。 渡辺次席検事は東大卒。30期、78年検事。東京地検特捜部検事、同副部長、刑事部長、最高検検事、東京高検刑事部長などを経て大津地検検事正。07年10月から東京地検次席検事、今年1月から東京高検次席検事。
●最高検首脳陣 最高検は元東京地特捜部長、函館地検検事正を務めた東京地検担当、31期の大鶴基成検事が東京地検の連絡役、東京地検は東京高検、最高検に報告、大鶴検事はそれを鈴木和宏刑事部長に報告、承認したと思う。 鈴木刑事部長は一橋大卒。28期、東京地検刑事部副部長、宇都宮地検検事正などを経て06年12月から最高検公判部長、07年7月から東京高検次席検事、今年1月から最高検刑事部長。 それを 樋渡総長、伊藤鉄男次長検事が鈴木部長の報告を承認したのであろう。
●法務省刑事局首脳 民主党代表の第一秘書を強制捜査の対象にするとなれば法務省刑事局も公判維持ができるか、どうか位はチェックする。担当は落合義和刑事課長。直告2班担当副部長で緒方重威元公安調査庁長官らを逮捕を指揮、取り調べた人でもある。 刑事局長の大野恒太郎氏は、東大卒。司法制度改革推進本部事務局次長などを経て04年12月から宇都宮地検検事正、05年8月から最高検総務部長心得、06年4月、総務部長に昇進、07年7月、法務省刑事局長に就任した。
●3庁と法務省刑事局も同意 大久保隆規氏や西松前社長の国沢幹雄容疑者らの逮捕は特捜部だけで決めたわけではなく、3庁、東京地検、東京高検、最高検首脳の承認と法務省刑事局の同意を得て行われたことは間違いない。 株)司法ジャーナル.
2)昨年、村木裁判で 特捜案件では 物理的証拠が無くとも、検事作成の検面調書が「証拠」になり、いくらでもこの種の「証拠」は改竄できる事が明らかになった。ここでは、証拠のFDのデーター改竄を行なった前田検事だけが、実刑判決を受け、法曹資格を喪失した。別途、前田氏の上司であった特捜部長および副部長が裁判中である。
この村木事件に関し、大阪地検を中心に処分がなされた:
前田恒彦主任検事 証拠隠滅罪。大阪地裁懲役1年6ヶ月の実刑。
大坪元部長・元副部長懲戒免職。証拠隠滅罪・犯人隠避罪で起訴。
法務・検察当局の対応(処分および人事異動)
小林敬大阪地検検事正を4ヵ月100分の10の減給、
玉井英章大阪高検次席検事を6カ月100分の10の減給、
國井弘樹大阪地検検事を1ヶ月減給100分の10、
太田茂京都地検検事正を戒告、
伊藤鉄男次長検事を大臣訓令に基づく検事総長訓告の各処分及び、
内閣が人事権を持つ三浦正晴福岡高検検事長については1ヶ月減給100分の1の処分の内閣への伝達を行った。
上記処分を受け、三浦、小林、玉井は依願退官し、大林宏検事総長も、法務大臣から「検察の信頼は地に墜ちた。信頼回復に向けてリーダーシップを発揮してほしい」と口頭での注意を受け、その後謝罪会見を開き[26]、12月に辞任した。
また、懲戒を受けた國井弘樹検事が捜査現場から外され法務省法務総合研究所教官に、捜査指揮の田中素子前大阪地検特捜副部長が名古屋地検特捜部長から大阪地検交通部長に、改竄報告を受けながら公判を継続した谷岡賀美大阪地検公判部長が大阪高検検事に、それぞれ異動となった。と(Wiki:“大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件”より)
なお、昨日の「司法ジャーナル」Webには
●読売新聞のスクープ記事
読売新聞は2日付朝刊1面に「陸山会事件 虚偽報告 1年前把握 東京地検が放置 小沢元代表公判に影響」など、38面に「虚偽記載放置 地検側甘い判断 幹部らの対応検証を」「虚偽公文書作成罪の成否 故意性が焦点」という見出しのスクープ記事を掲載した。
●鷲見一雄の視点(編集長?)
「虚偽報告書 1年前把握 東京地検が放置」は読売の言う「地検側甘い判断」ではない。放置していたのは明らかに小沢氏を無罪に導くための【謀略 国策無罪判決裁判】の証だ、この問題の原点は「検察の重要事件の最終処理」をめぐる「検察と政治の間の在り方」という検事総長と法務大臣に関する政治問題をうやむやにしていることにある。田代検事の虚偽公文書作成罪の捜査に先駆けて東京地検は真相を公表すべきである。
注:この編集長は【謀略国策無罪判決裁判】と通常と真逆の見方をしていて興味深い。
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