http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/180.html
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読売新聞を皮切りに、毎日以外のすべての全国紙が「虚偽報告書 一年前把握」という記事を書いた事を喜びたい。(産経は10時30分にWebでフォロー、東京は夕刊トップ、朝日・日経も夕刊で扱った。しかも全紙の見出しが 戦時中の翼賛新聞と同じで、先行の読売と全く同じ見出しだった「虚偽報告書一年前把握!」。極めて珍しいのではないか?!
数日前に 阿修羅に投稿した際に指摘したのは:
「一年有余もの間、司法組織は、自らの偽証を隠しながら無実の人たちを裁判にかけてきたことであり、巨大な司法組織の誰一人自らを戒め、真実を述べ、この嘘で固められた裁判を止めなかったことだ!
田代検事の虚偽調書・虚偽捜査(操作)報告書録音の存在をいち早く知っていたのは、同じ上記3庁(東京地検、東京高検、最高検)と東京地裁、法務省刑事局および最高裁事務総局だと思われる!
これら司法組織は、この虚偽証拠隠蔽工作において、共同共謀正犯ではないのか?」とし、「国家としての根幹を成す、法律を守るべきすべての司法組織自身が偽証をもって自分たちの意に反するものを陥れ、それに気づいた誰もそれを阻止する事が無く,一年以上,発覚しない様にと密かに祈りながら黙認していたのだ!
国家機関としての自助機能は無いのか?
田代検事のニセ検事調書作成について、往生際も悪く,「記憶が混乱し,何日もかけたので…」などと、恥ずかしげもなく子供のような言い訳をして誤魔化そうとした。(検察官も松下政経塾で育ったかのようだ!)
今までであれば、司法記者クラブしか無い時代には、見過ごされていたと思われるが、ネットの時代には、このような姑息な言い訳が通る訳もない!すべては記憶され、クラウドに記録され、何時でも検索される!国民を欺くものは、決して忘れられない!」と書いた。(無理を重ねれば誰にも道理が見えてくる!公正なルールが力を持つ社会を!1/2 司法当局は、小沢事件に関する証拠隠滅を図っている。http://www.asyura2.com/12/senkyo126/msg/844.html 印象派の感想 2012 年 2 月 27 日無理を重ねれば道理も見える!公正なる社会は可能か2/2「裁判は法と証拠には依らないと認識されている」
http://www.asyura2.com/12/senkyo126/msg/845.html 印象派の感想 2012 年 2 月 27 日
しかしこの読売新聞(早坂学司法記者2月18日付け英文ヨミウリ参照)記事はいくつかの問題を抱えているが、なぜ他社も全く同じ内容なのか“にわかには理解できない” 1)5月17日の石川氏任意事情聴取の検事調書(「甲99証拠」)が先ずある事に一切触れていない(5時間に及ぶICレコーダーの記録と相違が指摘され、証拠として不採用。大善文男裁判長:「取り調べは違法、不当なものであって許容できないことは明らかである」「特捜部の複数の検察官が石川に圧力をかけていたことをうかがわせるものであり、ひいては組織的なものであったと疑われる」と裁判長に複数の検事の不正が指摘されているのだ!
2)5月17日作成 捜査報告書@田代検事作成
参照:小沢氏裁判ウソ記載の捜査報告書入手(TBSのNEWSより現在削除と)
→http://news.tbs.co.jp/20120222/newseye/tbs_newseye4959775.html
3)5月19日 捜査報告書A吉田正喜副特捜副部長作成
4)5月19日 捜査報告書B木村匡良主任検事作成
(日経新聞 2012/2/22 11:38) 東京第5検察審査会に東京地検が送付した資料の中に含まれた同地検特捜部副部長が作成した捜査報告書にも、事実と異なる記載があることが22日、わかった。検察官役の指定弁護士が小沢元代表の弁護側に開示した21点の捜査資料に含まれていた。元代表の公判では、元秘書の取り調べを担当した検事が作成した捜査報告書に、虚偽の記載があったことが既に判明。副部長作成の報告書Aは、この報告書を引用する形で作成されていた。新たに明らかになったのは、検察審の1度目の起訴相当議決を受け、元代表を再捜査した際に副部長が作成した2010年5月19日付報告書。取り調べ検事が、元秘書の供述状況について「親分を守るために嘘をつけば、選挙民を裏切ることになると言ったところ、小沢氏の関与を供述した」という虚偽のやり取りを記載した同月17日付の報告書が引用されていた。
その上で、元代表の関与についての元秘書の供述が「具体性に欠ける」などの消極的な証拠評価も記載されていた。
このほか、19日付で主任検事Bが作成した別の報告書には、特捜部による元代表の取り調べ状況なども記載。陸山会の04年分政治資金収支報告書に土地購入代金が記載されなかったことについて、元秘書らと異なる説明をしている点を挙げ「元代表の供述は虚偽だ」と記載されているという(http://s.nikkei.com/yGY0YT)。
ちなみに、これらの虚偽または不正に作成された捜査資料(操作資料?)をもとに
いかに小沢氏は犯罪者であるかを、“素人の審査委員に講義を行った検事は、石川議員らの公判を指揮していた東京地検特捜部の斎藤隆博副部だ長斎藤隆博副部長だ(吉田補助弁護士を随伴していたと想定される) 本来利害関係がある検事が、密室の検察審査会で素人審査員を相手に講義をすること自体が有りあえないことである WEBより引用)。
これらの不正捜査報告書群(21通)が、「東京第5検察審査会に提出された捜査資料のリスト開示要請に対し、「検察側は、公判の当事者である指定弁護士への開示要請であれば、リストなどを示すことに問題はないとしている」(2012年2月9日 読売新聞)との経緯で弁護側に“操作資料リスト"は開示されることになったが、上記TBSなどが実物を報道した(誰のリークなのか)。
そもそも資料リストを追加で開示せざるを得なくなったのは、12月16日の第10回公判で刑務所から証人として出廷した前田検事の証言によるところが大きい。あのFD前田検事が検察捜査の欺瞞性を暴いたのだ:「捜査の問題、証拠隠しのことも…言ったかな?クレームはバンバンあったくらいの印象がある…それが証拠に含まれていれば、審査会が見て、調書の信用性は減殺されるわけですよね」「100人体制の捜査で、『業者班』として、ゼネコンや下請けの捜査員を増やした。でも(作成された)調書がないでしょ? 小沢さんに裏金を渡しているという検察の想定と違う取り調べ内容は、証拠化しないんです。どうするかといえば、メモにしている。手書きのその場のメモということでなく、ワープロで供述要旨を整理していた」、「水谷(建設)で言えば、4億円の原資として5千万円は水谷かもね、となっても、残りの3億5千万円については分からない。何十人の検察官が調べて、出てこない。検審にそれが示されれば、水谷建設の裏献金の信用性も、減殺されていたはず。想定に合わなければ証拠にならないというのがこれまでの検察で、私も感覚がずれていて、厚労省の(証拠改竄)事件を起こすことにもなった」
弁護人「証拠隠しって何ですか」、「いや、『隠された証拠』ってなんなんですか」
前田証人「検察が不起訴と判断した資料として検審に提出されるもので、証拠になっていないものがあるわけですよ...」と。
捜査チームは、調書のかわりに 報告書なりメモにして 捜査の証拠としない方針が徹底されたために、検察審査会には検察に都合の良い、すなわち小沢氏側には不利な"証拠資料”を提出したのだ!
吉田副部長が「今回検察は 起訴できなかったが、検察審査会で起訴になる!」と石川議員に2月3日の段階で予告したのは、「特捜部が総出で自分に有利な証拠資料を計画的に集めていたからに他ならない」と推認できる。
これらのことは、読売の早坂記者も承知のことであり、田代検事の"ニセ検事調書"は 東京地検だけでなくマスコミも一年前から知っていた事である。
一方、田代検事の"ニセ捜査報告書"の存在は、指定弁護士は検察から検察審査会に提出の資料を受け取った時点で(すなわち 昨年9月頃には)、同じく、東京地裁も資料を受け取った時点で、録音された5月17日付の捜査報告書が同日付調書と同じ内容であるので、ニセ報告書とわかった筈。
そして、マスコミは、何ら特別な取材をしなくとも、第9回と第10回公判での両検事の証言を聞いた段階で これらの虚偽報告・虚偽資料の存在は分かった筈で、何も今日になって一斉に新聞報道することでもない。
現に、ただの市民が2月18日の産経新聞公判ライブを読んだだけで、「エセ報告書は一年前から 三庁(東京地検、高検、最高検)と裁判所は把握していた!と書いた。
今日のすべての新聞には 「東京地検が放置!」と強調されているが、これでは東京高等検察庁の大鶴基成氏が、2011年1月に最高検察庁公判部長に就任したばかりで、同年8月1日付けで早期退職した原因も理由もわからなくなる。
早坂記者は せっかく大きな一面トップの記事をモノにしながら、この特捜検察の調査のあり方、大阪に続く検事の偽報告書の作成問題、司法当局がこぞって隠蔽しようとした
検察審査会がどんな資料を俎上にしたのかなど 沢山の問題を"放置された”のは大変残念である。
早い機会に何度でも記事にされるよう期待している。
名前を出された以上、1000万人の読売の読者は貴方のことを忘れないだろう。
朝が明けて3月3日となった。
小沢氏が冤罪捜査を受けてから まる三年の記念日になる。
この間、日本が失ったものは果てしなく大きい。
司法当局も国民の信頼を失ったが、マスコミもその報道に疑念を持たれるようになっ
た。
小沢氏を蔑ろにして勝利を感じている者こそが 本当のルーザーであるが
国民の政権交代への意思を政治不信にしてしまった罪は大きすぎて、
全てが敗者になってしまったと思われる。
残念でならない。
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