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小沢一郎元代表、野田佳彦首相、谷垣禎一総裁の3人は、早期解散せず、政界再編・大連立政権を考えている
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2012年03月03日 01時30分36秒 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆野田佳彦首相と自民党の谷垣禎一総裁との極秘会談(2月25日)が報道されて、永田町界隈は、大きな激震に襲われて、各党国会議員は、疑心暗鬼にとらわれて、政局がどう展開していくのか予想がつかず右往左往している。
陰の仕掛け人である小沢一郎元代表は、表向き、憮然とした表情で、極秘会談がもたらした化学反応を内心ほくそ笑みながら静観している。
疑心暗鬼にとらわれている国会議員たちは、今回の極秘会談が、野田佳彦首相と谷垣禎一総裁の単なる思いつきで行われたとは思えないとしながらも、仕掛け人の正体、すなわち「ご本尊」がだれであるかは知るよしもない。
実のところ、小沢一郎元代表の近くにいる鳩山由紀夫元首相すら、鳩が豆鉄砲をくらった感じで、キツネにつままれた様子で、突然の極秘会談に不満をもらし、3月1日、「党の一体感を示そうと、頑張る時に密談とはどういうことか」と批判した。
小沢一郎元代表は以前に、「3月末に予定していた訪中を延期する、政局になるから行けない。君が代わりに行ってくれ」と鳩山由紀夫元首相に伝えていた。「間もなく、政局になる」ことを暗に示唆していたのだ。
◆米CIAが、総理大臣に担ぎ上げよう企んでいる安倍晋三元首相は、今回の極秘会談によって野田佳彦首相と谷垣禎一総裁が「話し合い解散」を約束したと受け止めて、歓迎するコメントを記者団のぶら下がり取材に答えている。だが、これは、安倍晋三元首相の早とちりである。
小沢一郎元代表は1日、東京都内で聞いた自らのグループの会合で、「話し合い解散」について「あり得ない」と断言している。朝日新聞が3月2日付朝刊「4面」で、こう伝えている。
「消費増税法案の成立と引き換えに衆院解散を約束する『話し合い解散』について『あり得ない』と語った。野田佳彦首相と自民党の谷垣禎一総裁による極秘会談を受けた発言とみられる。民主党の支持率が低迷していることから、小沢氏は『野田さんが(衆院解散に)突っ込んできた場合は、君らが反対するだろう。だから解散などできっこない』とも話した」
民主党も自民党も、支持率が低迷している状況で、衆院解散・総選挙に踏み切ったところで、どちらも過半数を確保できず、「大阪維新の会」を率いる橋下徹市長が主催する「維新政治塾」出身者が多数当選して、政局が流動化するのは、必至である。しかも、衆参両院がねじれ現象を起こしている状況が2013年7月28日の参院選挙までは変化しないとすれば、衆院解散・総選挙を断行するメリットは、野田佳彦首相、谷垣禎一総裁のどちらにもない。
それよりも、2013年8月29日の衆院議員の任期満了までの間に、政界再編により「大連立政権」を樹立して、衆参両院ねじれ現象を解消したうえで、じっくり腰を据えて「国民生活」にプラスになる政策を粛々と実行する方がよい。ましてや熱しやすく冷めやすい民族性の日本人が、いつまでも「橋下ブーム」に浮かされ続けるワケがないので、「冷却期間」を設けた方が、得策である。
いま衆院解散・総選挙を最も望んでいるのが、米CIAであり、米CIAに担がれている安倍晋三元首相、それに落選者や新人であるとすれば、総選挙が先延ばしになればなるほど、選挙資金が枯渇して、株式市場における「仕手戦」と同様で、資金力のある方が勝つ。小沢一郎元代表と野田佳彦首相、谷垣禎一総裁は、そう確信しているはずである。
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