http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/162.html
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「組織的隠蔽」が発覚!笠間検事総長はじめ、検察幹部は全員『秋霜烈日』のバッジを外すべきだ!
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1422.html
March 02 ,2012 日々坦々
田代検事の取り調べの報道から、まるで音沙汰無しで、このまま、世の中を芸能ネタ、今は「オセロ中島」でメディアジャックをさせ誤魔化す気だと思っていた。
一方、永田町では「極秘会談」でもちきりだが、考えてみれば、この報道で誰が得をしているのか、よく考える必要がある。
自民党の谷垣総裁は、ただでさえ無くなってきている求心力を、これで大幅に下げることになることは間違いない。
野田総理にしても、国会対策で野党との接触でさえ「談合」と批判してきたのに、これは究極の談合であり「癒着」と批判されても仕方がないだろう。
今月中には法案として提出する必要がある税と社会保障改革法案だが、最近では先に増税法案だけを出すなどと、スッとぼけたことをシャーシャーと言ってのけている。
民主主義の基本は、「国民に主権があること」であり、その権利を行使するのが選挙である。その選挙においては国民との契約を示して選ばれた議員は、その実現に向けて最大限努力するのが議会制民主主義だと昨日のエントリーhttp://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1419.htmlで学んだが、野田政権は日本の議会制民主主義を完全に歪めている張本人とも言えるわけだ。
まあ、今回の密談も増税に対する財務官僚の焦りが表出しているのではないかと思うが、この辺は後になって目に見える形でより鮮明に現れてくると思われる。
そんな中で、読売が田代検事の虚偽記載問題のその後を伝えている。
しかも、東京地検が実は昨年1月上旬の公判前整理手続き中に、弁護側から石川議員の録音記録が開示され、報告書の内容との食い違いに既に気づいていた、というのだ。
読売の記事をそのまま貼っておく。
■陸山会事件の虚偽報告書、検察は1年前に把握
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120301-OYT1T01239.htm
(読売新聞 2012年3月2日06時57分)
小沢一郎民主党元代表(69)が政治資金規正法違反に問われた陸山会事件に絡み、東京地検特捜部検事が作成した捜査報告書に虚偽の記載があった問題で、地検が問題発覚の約1年前にこの事実を把握しながら、十分な調査を行わず放置していたことがわかった。
報告書は検察審査会の審査に影響を与えた上、公判で証拠が問題視される結果を招いており、判断の是非が問われそうだ。
この報告書は、元特捜部の田代政弘検事(45)(現・新潟地検)が2010年5月17日、保釈後の陸山会元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)(1審有罪、控訴)を再聴取した内容を特捜部長に報告するため作成した。
しかし、「『親分を守るためにウソをついたら選挙民への裏切りだ』と検事に言われ、小沢先生への報告・了承を認めた」などと、石川被告が実際は発言していないやり取りが含まれており、石川被告が隠しどりした録音記録から気づいた元代表の弁護側が昨年12月の公判で指摘して発覚した。
複数の検察幹部によると、東京地検はこの公判より前の昨年1月上旬、石川被告ら元秘書3人の公判前整理手続き中に弁護側から録音記録が開示され、報告書の内容との食い違いに気づいたという。大阪地検特捜部の不祥事を受け、最高検が再発防止策を発表した直後だった。
この、「大阪地検特捜部の不祥事で、最高検が再発防止策を発表した直後だった」というのがまさしく痛い!笑うに笑えない。
もう、この組織は終わっている。
田代検事の偽造調書については、検察幹部などは事前に知っていただろうなあ、と当たり前のように考えていたが、こうして報道されると、これはトンデモ無い「組織的犯罪」であることがわかる。
その大阪地検の不祥事で、元特捜部長の大坪弘道氏と元副部長の佐賀元明氏が犯人隠避罪で最高検から起訴され、裁判で争われているが、東京地検は、全くこれと同じ罪を組織的に犯していることになる。
前田恒彦元検事のフロッピーディスクのデータ改竄で、検察は大坪氏と佐賀氏に関して「両被告が過失による書き換えではなく、故意の改竄と認識していたことは明らか」と主張し、懲役1年6月求刑している。
大坪元特捜部長は「検事生命をかけて心中すること自体あり得ない」主張し全面対決の姿勢を見せていた。判決は今月30日に判決が言い渡される予定である。
これは、検察組織の上部に責任が行くのを恐れた幹部が、特捜部長までに留めさせるためにも、二人を逮捕させたことは明らかで、一種の「封じ込め逮捕」と言えるかもしれない。
しかし、今回の田代検事の偽造調書は、吉田副部長も捜査資料で使い、しかもこの二人の捜査資料が検察審査会に送付されていることもわかっている。
その上で、検察幹部も当然このことは1年前にも知っていたはずであり、その公文書偽造という犯罪を知っていて黙っていた、何もしなかったということになる。
そして、それが検察審査会に送られるということも当然知っていた、ということは組織的な「犯人隠避」というよりも組織的「特別公務員職権濫用」があてはなるはずである。
以前、郷原信郎氏が大阪地検不祥事について、
≪事件の核心は証拠隠滅でも犯人隠避でもなく特別公務員職権濫用だ≫
と語っていた。そしてその時のツイートをエントリーしていたので再掲しておく。
≪私は、証拠隠滅も犯人隠避も本件の本質ではないと思います。核心は検察の構図がFDデータと矛盾することを認識しつつ村木氏を逮捕した前田検事の特別公務員職権濫用です。
そういう前田検事の行為を許し、その後も、一貫して有罪に向けて突き進もうとした最高検を含む検察の組織全体が責任を問われるべきで、大坪前部長、佐賀前副部長だけの責任ではありません。二人の犯人隠避による逮捕だけで片づけられるような問題ではありません。
村木氏公判で、検察の構図とFDデータとの矛盾が露呈しているのに、大阪地検に、「苦し紛れ」のストーリーで有罪論告を行うことを許可した最高検に、二人を逮捕する資格があるのか。≫
■小沢一郎総理の芽を二度も摘み取った罪は、歴史にその汚名が記憶され必ず天誅が下されるだろう!(2010/10/2エントリー)
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-655.html
犯人隠避ならば、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に比べ、特別公務員職権濫用罪は6か月以上10年以下の懲役又は禁錮と罪は重い。
●犯人蔵匿罪、犯人隠避罪(第103条)
罰金以上の刑に当たる罪を犯した者又は拘禁中に逃走した者を蔵匿し、又は隠避させた者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処せられる。
証拠隠滅罪、証拠偽造罪、証拠変造罪、偽造証拠使用罪、変造証拠使用罪(第104条)
他人の刑事事件に関する証拠を隠滅し、偽造し、若しくは変造し、又は偽造若しくは変造の証拠を使用した者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処せられる。 (ウィキペディア)
●特別公務員職権濫用罪(刑法194条)
裁判、検察若しくは警察の職務を行う者又はこれらの職務を補助する者がその職権を濫用して、人を逮捕し、又は監禁したときは、6か月以上10年以下の懲役又は禁錮に処せられる。(ウィキペディア)
尤も、こうした法と証拠に基づかない、たとえ犯罪を犯してでも、どうしても小沢一郎を抹殺しなければならない、というある勢力の意図が働いて、このような状況になっているので、構図としては「当たり前」である。
しかし、これが表に出てきたことは、さすがに検察幹部も想定外だったことだろう。
笠間検事総長はじめ、検察幹部は全員『秋霜烈日』のバッジを外すべきだ!
そして、遡って検察組織が歪んだ要因のひとつでもある「検察裏金」を徹底解明すべきである。
以前、『月刊現代』2002年9月号に匿名の司法ジャーナリストが検察裏金問題の深層に切り込んだレポートを掲載していて、魚住昭氏のウェブジャーナル『魚の目』にアップされている。
(タイトルの一部はそこから拝借した)
■検察幹部は『秋霜烈日』のバッジをはずせ
http://uonome.jp/read/860
この最後に次のように書かれている。
≪不正を不正として認め、三井部長を逮捕した真相を明らかにする。それなくして、法務・検察が「信頼回復の道」の入り口に立つことはあり得ない。≫
秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)をウィキペディアで見てみる。
≪四字熟語の一つ。秋の冷たい霜や夏の激しい日差しのような気候の厳しさのことで、刑罰・権威などが極めてきびしく、また厳かであることのたとえ。日本における検察官記章(バッジ)のデザインに対する呼称≫
まさに、このバッジを付けている価値は、今の検察組織にはないことは確かだ。
検察官は絶大な権限をもっている。
●検察官のみが起訴することができる「起訴独占主義」
●公訴提起の条件がみたされているときでも、犯人の性格や犯罪の軽重などを考慮して、検察官の裁量により不起訴にすることを認める「起訴便宜主義」。
●検察官は建前上一人一人が「独任制の官庁」として、個々の判断で起訴、不起訴を建前上は決められることになっている。
ただ、個々の検察官がいくら「独任制の官庁」と言っても、組織の方針に逆らうことは決裁制度などを通じて個々の検察官の裁量は制限されているようだ。
≪「検察庁」は「検察官」の事務を統括する官署に過ぎず、行政組織上の検察官は建前上一人一人が独任制の官庁として、単独で公訴を提起し公判を維持する権限を有するが、職務執行上、上命下服の関係に立つ。≫
(ウィキペディア)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E5%AF%9F%E5%AE%98
それでも、もし一部の心ある、良識ある検察官がいるのであれば、検察官個人として組織を訴えるべきである。
検察官をチェックするためにある法務大臣による「指揮権発動」とともにある「検察審査会」は、既に検察を監視する機関ではなく、利用される機関に成り下がっている。
また、「検察官適格審査会」にいたっては、語るに及ばず、全く機能していない。
こうしてみると「検察組織」や「検察官」のチェック機能が日本には全くない、動いてないことがわかる。
本来ならばマスメディアがある一定の監視機能が求められるが、日本においては官僚のお先棒を担ぐポチに成り下がっている。
だから、国民が監視していく以外に無いのが現状である。
4月までは、国民が訴えていくことが重要である。
デモやお散歩がなされているが、このブログでは一時期よりも取り上げなくなっていた。
理由はいろいろあるが、読者の方なら、だいたい分かっていただけているだろうと思う。
先日の本ブログ記事についての批評を世川行介氏が自身のブログで書いている。
言いたいことは山ほどあるが、ここで反論を展開すれば、同じ土俵に乗ることにもなり、それが趣旨ではないので止めておく。
今は小沢さんにとって重要な時期だからである。
ひと言だけ言っておくと、私自身も藤島さん同様に公安から目を付けられているということ。(別段、過去に犯罪を犯したとか前科があるわけではない。)
藤島さんの『街カフェTV』http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/03/post_80d6.htmlによれば、明日、3月3日に永田町での「お散歩」と、別行動での「デモ」があるとのこと。
≪小沢支援3月3日(土)は、12時永田町3番出口(ローソン前)ですが、同日は15:30〜 別行動で小沢支援デモhttp://www.asyura2.com/12/senkyo126/msg/814.htmlがありますから、合流なさる方が沢山いれば幸いです。。。藤島≫
「野田・谷垣密会」は、小沢さんの動きに対するブラフだと思われるので、今後、徐々にその兆候が出てくるはずだと思われる。
★追加情報:
夕刊フジが≪野田・谷垣“密談”はアノ議員がリーク!狙いはなんだ?≫http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120302/plt1203021115001-n1.htmで報じているが、ある側近議員の功名心というか、「超ド級の情報を流すことで、存在感を見せつけようとしたのではないか」との若手議員のコメントを報じている。両人は否定し続けているが、この情報が漏れたのは事故だったようで、リークした議員はおそらく手塚仁雄議員だろう。ある程度漏れることを承知で会談し、小沢グループに対する「話し合い解散」もあるよという脅しだと思った。今後、その芽が無くなると同時に、より表立って見える形でより露骨な動きになってくるのかもしれない。今月は息が抜けないようだ。
参照:資料ブログで報道記事をスクラップ@、
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-5139.html
A
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-5147.html
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