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勝栄二郎財務事務次官が在任2年に焦り、野田佳彦首相、谷垣禎一総裁の密会で消費税増税を期待した
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2012年03月02日 00時39分45秒 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「野田佳彦首相が25日昼、自民党の谷垣禎一総裁と密会した」という情報が2月29日、永田町ばかりか、日本国中を駆けめぐり、騒然となった。読売新聞が3月1日付け朝刊「総合面」(2面)で「首相、谷垣氏と極秘会談」「消費税・解散 意見交換架 25日、都内で」という見出しをつけて報じた。2人は、完全否定しているが、これを信ずる者は少ない。
野田佳彦首相、谷垣禎一総裁ともに財務相経験者で、財務官僚に洗脳されて「消費税増税論者」となり、完全なるマインドコントロール下にあり、「消費税増税」に凝り固まっているからだ。それは、丸で女性占い師のマインドコントロールに縛られているとみられている「オセロの中島知子」現象と同様だ。基本的に大差はない。
それにしても、「マイナス+マイナス=マイナス」だが、「マイナス×マイナス=プラス」になる。与党民主党、野党自民党の支持率は、いずれも「マイナス」傾向が続いている。この大政党2党が手を結べば、一体どうなるか。「マイナス」を増やすだけなのか、それとも「プラス」に転化することになるのか。
これは、微妙ところだ。まず、やってみないとわからないからである。単純計算すれば、国会議員の人数が増えるので、過半数を制することができれば、「プラス」ということになる。
けれども、臓器移殖と同様に、「拒絶反応」が大きくなれば、落ちこぼれが多数出て、過半数に達せず、結果は、「マイナス」になってしまうことになりかねない。それどころか、四分五裂するかもしれないのである。
大きいことは、決していいことではない。頂点の閣僚や党執行部役員ポストに就いたごく少数のエリート、あるいは勝者は、気分よくても、これを支える大多数のメンバーは、上層部の意向や決め事に反する言動をすると、途端に「党規違反」で、厳重処分されてしまう。
これが高じると、社会主義や共産主義政党、あるいは軍国主義時代の大政翼賛会のように、自由闊達な雰囲気は、死滅してしまう。いまの民主党や自民党は、だんだんとそんな感じになりつつある。これが、中小政党乱立の原因だと、気づかないのもおかしい。
いかに政党政治とは言え、個々の国会議員の背後には、幾万もの国民有権者が存在しているのを忘れている。政党が、大方針を決めても、国会に入れば、個々の国会議員の自由意思は、尊重されなくてはならず、党議拘束するのではなく、自由投票を行わなくてはならない。
◆野田佳彦首相、谷垣禎一総裁ともに財務官僚の完全なるマインドコントロール下にあるとしても、いまや国民有権者の支持率低下が著しいだけに、早速、両党内から、批判の声が噴出した。当たり前である。勝手に「大連立」されると、国会議員の大多数は、困ってしまう。それは、いざ選挙になれば、全国各地の選挙区では、敵同士になる人が少なくないからだ。この選挙区調整も出来ていないのに、そもそも、大連立できるわけがない。ましてや、現在落選中で再起を期して、日々選挙区回りをしている元職や新人が、自民党に多数控えている。これが大連立して、「現職優先」で公認すると、現職でない者は、極めて不利になる。
そうでなくても、衆参ともに任期満了が、時々刻々と迫り来ている。そんな状況のなかで、まさか「消費税増税法案を成立させるまでの期間限定の大連立」というわけにもいかないだろう。今日の味方は、明日の敵というように都合よくはいかない。
◆最も焦っているのは、「野田佳彦首相と谷垣禎一総裁」のいずれでもない。2010年7月、財務省主計局長 から財務事務次官に就任し、今年7月で 在任期間2年になるので、お役御免が近づくに従い、消費税増税を「在任中に自分の実績にしたい」と策動したのは、哀れにも官僚の性(さが)である。
だが、高級官僚といえども、「選挙の何たるか」を知らない。所詮は、「選挙の素人」にすぎないのである。それも「頭でっかち」がする机上の空論では、「マイナス+マイナス=マイナス」となるか、「マイナス×マイナス=プラス」になるかは、予測不可能なのである。ただ、1つだけ確実に言えるのは、勝栄二郎財務事務次官は、自分の業績と栄達しか考えていない。文字通り、一将(勝栄二郎)功なりて万骨(国会議員)枯れるとは、このことだ。
◇
「野田−谷垣」極秘会談の波紋
動画http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4966217.html
野田総理と自民党・谷垣総裁の極秘会談。当事者が会談について否定する一方で、政界での波紋は広がっています。会談のいわば影の主役が消費税増税への批判を強めている小沢元代表だったことも分かってきました。
明らかになった政権与党と野党第一党のトップ同士の極秘会談。
「お2人とも『会ってない』『全くない』と」(民主党 輿石 東 幹事長)
「そういう事実はないということで、私どもにも言っておりますし、対外的にも言っている」(自民党 大島理森 副総裁)
会談は先週土曜日に行われました。反響の大きさに、野田、谷垣両氏を支えるそれぞれの党の幹部は、表向き会談を否定しますが・・・
「何か合意したとか、成果はなかった」(首相周辺)
政府・民主党関係者によると、消費税増税法案に反対の姿勢をみせる小沢元代表に、どう対応するのかを含めて話し合われたということです。実は、先月29日の党首討論で、会談結果を意識したのではとみられる野田総理の発言がありました。
「51対49の党内世論でも、 手続きを踏んで決めたら皆で頑張っていく」(野田首相)
小沢グループを外して、自民党と連携するつもりか、小沢元代表の周辺から警戒する見方が出る中、小沢氏に近い鳩山元総理は・・・
「このような密談が行われていたり、どういうことなのか」(民主党 鳩山由紀夫 元首相)
一方、自民党の代議士会では谷垣総裁の目の前で発言に立つ議員が・・・
「ガチンコの党首討論の直前に 、お互いの党首同士、総大将同士が、裏でこっそり会って、どういう話があったか知らないけれど」(自民党 河井克行 衆院議員)
「お会いしたという事実は一切ございません。はっきり申し上げます」(自民党 谷垣総裁)
改めて、会談を否定した谷垣総裁。その後の会見では・・・
Q.先月25日正午前後にどこで何を?
「我が家におりました。断固話しません。会ってない」(自民党 谷垣総裁)
自民党内では、「国民からの信頼が損なわれた」と谷垣氏への批判の声が上がる一方、各派閥の総会であいさつに立ったベテラン議員からは、谷垣氏を責める発言は出ませんでした。
「政治家なんだから、いつ、いかなるとき、表であれ裏であれ、会うことはあるんですから」(自民党 町村信孝 元官房長官)
背景にあるのは、「話し合い解散」への期待です。
「当然(消費税法案を)通せば、すぐに解散すべきであろうと。その中において合意ができればいいのではないか」(自民党 安倍晋三 元首相、先月26日)
この週末、安倍元総理は解散を約束した上で消費税法案に賛成する「話し合い解散」に言及。しかし、会談が報道されたことで、そのハードルは高くなったという見方があります。
「これで完全にあっちとの信頼関係はなくなった。もう、野田−谷垣はない」(谷垣総裁周辺)
消費税法案を通したい野田総理側と、解散に追い込みたい谷垣総裁側。両者の思惑は会談によって近づいたとは言えないようです。(01日17:01)
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