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2012.03/01 [Thu]
とうとう弥生3月がめぐってきた。
暦に合わせたかのように、今日はすっかり春めいて暖かくなり。
2月24日に初音を告げて以来鳴りを潜めていた鶯が、再び鳴き声を聞かせてくれるようになっている。
昨年の今日、日本にあのような大事故が起きることを誰が想像したことだろう。
3月10日までの私たちは、東北地方大震災が起き、その上原発が爆発を起こすような事故まで起きるとは、夢にも思わず、長閑な春を謳歌していたのだった。
あの原発事故から数ヶ月しか経っていなかった頃、
早くも原発事故の怖さを忘れて、佐賀県の知事や玄海町の町長が、原発の再稼動に積極的な姿勢を示して、顰蹙を買っていたが、
最近は福井県知事や大飯原発の大飯町の首長が、原発利権に絡んでいて、再稼動を受け入れようとしているらしい。
これと言うのも、あれほど酷い原発事故を起こしながら、東電の社長も重役も、原発関連の諸団体や経産省官僚・原発を誘致した地方の首長の誰一人として、お縄にされる事がなかったからではないだろうか。
お縄になるどころか、辞職さえさせられることもなく、原発関連団体の職員たちは、昔どおりの高給を今も食み続けているらしい。
何もなければ望外の利権に与かれ、福島原発事故の様な凄まじい事故が起きてさえ、誰一人罪に問われることがないのだから、
原発に関係する公務員が、万が一の事故を心配するよりも、事故が起きない事を当てにして、莫大な利権に与かろうと思う様になるのも、当然という事なのかも知れない。
京都新聞に、漢字検定を個人の資金で始めた創業者親子が、漢検の収益で私腹を肥やしたというかどで実刑判決を受けたというニュースが載っていた。(ネットの記事はこちら)
漢検の創業者親子が誰に、どれ程の迷惑をかけたというのだろう?
誰一人怪我させられたわけでもなければ、居住区域を放射能汚染されたわけでもない。
罪があるとすれば、「公の権威を借りたおかげで漢検という事業を成功させる事が出来たのに、儲けた収益を官に上納しようとしなかった(袖の下を使わなかった)」というだけではないだろうか?
漢検の創業者親子から経営権を取り上げた漢検は文部省の管轄に入り、官僚が天下りして経営するようになった後、
検定料が只の1円でも安くなったのだろうか。否である。
官僚の天下り団体として高給を払うようになって、黒字が減ってしまったから、検定料を引き下げることなど考えられないという訳だろうか。
努力して経営を黒字にしていた漢検の経営者が、実刑に処せられるかと思えば、
何十万・何百万の日本人だけではなく、世界中の人々に迷惑をかけた東電原発事故の責任者が、只の一人も検挙される事がない。
日本の検察はどういう基準で人をつかまえる事になっているのだろう?
原発は事故原因も分からないまま、再び元のように安全神話の下、
原発を再稼動させようと原発村の住人たちが蠢き続けている。
そして事故原発がいつ再び爆発するかも知れない状況下にあると言うのに、
福島第1原発の周辺すぐ近くの自治体でも、
帰宅したい人を帰宅させてあげようと、除染作業が巨額の予算をかけて始められている。
本当に人が帰って来ても安全に暮らせるのかどうか誰にも分からないが、
とにかく自分の家に帰りたいと言う人と、
住民を帰したら保障費用が少なくて済むという東電と政府の思惑が、一致したと言うことなのだろう。
作業員の体を新たに蝕みながら、除染作業が強行されているらしい。
後10日で東北地方大震災と、福島第1原発事故の日が再び廻ってくるが・・・・・
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