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民主の“黄門さま”直撃インタビュー!「小沢は党から出て行け!」
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120301/plt1203011811006-n1.htm
2012.03.01 夕刊フジ
民主党の渡部恒三最高顧問(79)が、夕刊フジの直撃インタビューに応じた。野田佳彦首相(54)をはじめ、内閣と党の中枢を占める「民主党七奉行」の後見人だけに、後輩たちに「もっと謙虚に」とアドバイスした。一方で、消費税増税に反対して「造反・倒閣」を示唆する、かつての盟友・小沢一郎元代表には挙党一致を求めながらも、「弱い者イジメをする病気を治せ」「それでも反対なら党を出ていくべきだ」と言い切った。
先週初め、新聞各紙が「渡部氏、政界引退へ」と報じた。政権経験が浅い民主党幹部らにとって、渡部氏は貴重な相談役だけに、真っ先に「本気ですか」と尋ねた。
渡部氏は「2009年衆院選後から、後援会には『俺に代わる、未来の素晴らしい若い後継者を作ってくれ』と言ってあるんだ。まあ、来年まで解散・総選挙はないだろうから、ゆっくり選ぶ」と語った。
後進に道を譲ろうという腹は決まっているようだが、「解散=来年」という読みはどうか。
永田町では現在、(1)野党が提出する内閣不信任案に、小沢氏と支持グループが同調して、不信任可決後に解散(2)民主党と自民党が消費税法案成立と引き換えに話し合い解散−など、年内解散と見る向きも多い。渡部氏は反論した。
「いま選挙があれば、民主党は大敗する。負け戦はさせない。不信任が通ったら、内閣総辞職だ。一方で、仮に選挙になったら、一番傷を受けるのは小沢君だ。子分が全員落選する。だから不信任が通ることはない」
小沢氏は最近、勢いづいている。陸山会裁判で、東京地裁が、小沢氏の元秘書、石川知裕衆院議員の検事調書を不採用と決定し、無罪となる可能性が出てきたことも背景にありそう。メディアに露出して、日に日に倒閣色を強めている。
自民党時代から、渡部氏と小沢氏は「竹下七奉行」の盟友として協力したり、時には敵対するなどしのぎを削ってきた。
渡部氏は「野田君も事あるごとにイジメられて。これだと人気は落ちる。小沢君は、弱い者をイジめる病気を早く治してほしい」と述べたうえで、「消費税増税は昨年末、党の手続きを経て決まっていること。反対するなら、党を出てからにすべきだ」と通告した。
小沢氏自身、以前から「徹底的に議論した後、最終的には多数決に従うのが民主主義だ」と述べており、一連の「造反・倒閣」発言の背後には、集団離党を模索しているとの見方もある。
ただ、野田首相は2月24日、報道各社によるインタビューで、小沢氏を説得するための直接会談を示唆した。渡部氏もこれに異論はない。
「いまは東日本大震災や福島第1原発事故、経済・財政の危機で国難だ。こうした時には、民主党も自民党も公明党も1つになって、挙国一致で対応することが必要であり、その前に党内不一致ではできない。(野田首相と小沢氏は)しっかり手を握ってほしい」
ところで、野党陣営は、民主党の「マニフェスト違反」ばかりを追及している。
これには渡部氏もあきれ顔で、「お互いに与野党を経験したのだから、『反対のための反対』ばかりしていたらキリがない。国がモメて政策を進められないから、大阪市の橋下徹市長率いる『大阪維新の会』に、泡(あぶく)みたいな形で人気が集まる」と自制を求めた。
ただ、政権側にも問題があるという。
渡部氏は「野田君の側近が『不信任が通ったら解散だ』と脅して、言うことを聞かせようとしている。若い大臣たちも、(挙国一致のため)もっと謙虚に(与野党の)先輩らの経験に学ぶ姿勢が必要だ」とアドバイスした。
挙国一致といえば、渡部氏は昨年4月の衆院予算委員会で、当時の菅直人首相に対して、「(自民党と)連立する考えは間違っていなかった。私だったら、黙って自民党本部に行き、総裁室で谷垣禎一総裁に手をついて『国のためです、あなた総理になってください、私は副総理でお仕えします』と言った」と語り、話題となった。
その考えはいまでも変わっていないのか。
渡部氏は「野田君もやるべきだと思っている。挙国一致とはやはり、大連立だと思う。それを実現することが最後のご奉公だ」と語った。
まだまだ、「政界の黄門さま」の印籠が輝く場面がありそうだ。
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