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我々は沖縄を差別している。見捨てている。それでいいのか。(天木直人)
2012/02/28
天木直人ブログ http://www.amakiblog.com/archives/2012/02/28/#002199
沖縄くんだりまで出かけて行き「辺野古移設が唯一の有効な方法だ」と言い張る野田首相。県外移転しかないと応じる仲井真沖縄県知事。その二人が前夜に那覇市内の料亭でなごやかに会食をする。
こんな八百長政治を許す我々国民は沖縄問題を本気で考えているというのだろうか。
野田・仲井真会談を伝える28日の各紙の中で、毎日新聞「発信箱」に次のような記事を見つけた。
外信部大治朋子記者が書いていた「終わらない『戦後』」という記事だ。
沖縄に暮らして1か月半。全国紙にはほとんど載らない地味な日常のニュースの中にこそ、沖縄の「終わらない戦後」があると。
その一つが、地元紙で毎日のように目にする不発弾発見の記事だと。
沖縄戦で日米両軍が使った爆弾や砲弾は約20万トン。そのうち2000トン以上が今も地中に眠り、今でも不発弾爆発で負傷する住民が出るという。
すべての不発弾の処理にはあと80年かかるという。
沖縄にモノレールはあっても鉄道や地下鉄が存在しないことも、
実はこの不発弾の危険と無縁ではないと。不発弾があまりに広範囲
に拡散しているので線路の敷設が危なくてできないというのだ。
こんな事が本土にどこかにあるというのか。
大治記者はその記事を次のように締めくくっている。
「祖国復帰が実現しない限り、戦後は終わらない」と沖縄の本土
復帰を進めた佐藤栄作元首相は言った。あれから40年。不発弾の
問題一つをとっても、沖縄は今も「戦後」であり続けている、と。
我々は沖縄を差別している。見捨てている。
そうでなければ普天間飛行場の県外移転が出来ないはずはない。
こんな問題が政治を揺るがすような問題であり続ける筈はない。
それでいいのか。こんな政治はボイコットしなければいけない。
(以上転載)
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●岡留安則 幻視行日記(2012/02/27)
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