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大マスコミの体質は変わるか
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2012/02/27 22:09 いすけ屋の戯言
(いすけ屋)
マスコミで唯一と言っていいぐらい小沢さん擁護新聞「日刊ゲンダイ」の、今日の一面記事だ。私は少なくとも、小沢報道、小沢裁判については、「日刊ゲンダイ」を支持する。大手マスコミは小沢さんの「記者クラブ」廃止論に反発し、特捜部のリークをそのまま、あるいは憎悪をこめて流していた。
この捜査方法および報道姿勢に疑問を感じたのが、3名の秘書逮捕からだ。政治資金規正法の収支報告書は確かに重要だが、期日にずれがあったから偽計容疑とか言う罪らしいが、「逮捕する程の事なのか」と。聞けば、仮登記の日に現金を出したが、本登記の日に記入したという。元地が農地なら農地転用しなければ家は建てられないから、しばらく時間がかかる。わが社の場合、政治団体事務所ではないが、農地を造成してもらって、雑種地になった時点でお金を払った経験がある。契約から半年ぐらいかかった記憶がある。
そのような訳で、植草一秀氏の国策捜査事件や、佐藤優氏の国策捜査事件を知っていたので、すぐにピンときた。これは小沢潰しの国策捜査だと。無理やり罪を作っていくやり方も一緒だし、検察の説明も、なんとなくつじつまが合わない。そして、まだ分からないが、これで、小沢さんが有罪なら日本は無法国家であると断言できる。秘書は推定有罪で小沢さんは共謀罪?これじゃ、他人の家で息をしても、酸素窃盗罪で訴えられるぞ!
もし小沢無罪判決の時、大マスコミの体質は変わることができるだろうか。
なぜ謝罪しないのか大新聞テレビ
(日刊ゲンダイ02月27日)
何も証拠がないのに検察の尻馬に乗ってさんざん小沢一郎の犯罪を掻き立てていたが、九分九厘無罪となった今になって大々的インタビューで自分たちの行為をごまかそうとしている。
今テレビ放映中の「運命の人」のモデル西山事件の反省もなく国家権力の手先となって個人の抹殺を煽るこの国のメディアへ怒りと不信。
嵐のような小沢犯罪報道は何だったのか。
もし無罪判決ならどう釈明するのか、どう責任を取るのか見物だ。
この国の大メディアはホント、身勝手、厚顔、恥知らずだ。あれだけ、民主党の小沢一郎・元代表を叩いてきたくせに、今や、豹変。小沢にインタビューを申し込んで、『政局の行方は?』なんて聞いている。今月上旬は共同通信、先週は朝日新聞。他の新聞、TV局も単独取材を頼んでいる。
どのツラ下げて……ではないか。これまで大マスコミは小沢を政界から抹殺しようとしてきたのである。元秘書が水谷建設から1億円の裏金をもらったと断じ、それをゴマカすために事務所ぐるみで政治資金収支報告書を偽装したと決め付け、『小沢排除こそが政界浄化』とどこもかしこも書いてきた。ちなみに水谷献金を“スクープ”したのが共同。『小沢抹殺』の急先鋒が朝日だ。
「その2社が相次いで、小沢インタビューを載せているのでビックリしました。それじやあ、彼らが問題視しできた疑惑を追及しているのかというと、何も聞いていない。これじやあ、裁判が無罪になりそうなので、慌てて擦り寄つたと見られても仕方ありません」と政治ジャーナリストの角谷浩一氏は言つでいたが、おそらく、その通りなのだろう。
特捜部長以下が“お縄”になる可能性も
小沢裁判をウオッチし続けているジャーナリストの魚住昭氏はこう言った。
「東京地裁の大善文男裁判長は今月17曰、石川元秘書の供述調書を証拠採用しない決定を下しましたが、その際、『調書は具体的な供述に基づいておらず、違法不当なもので許容できない』 『(調書を作成した田代検事が)公判で説明する内容にも深刻な疑いを生じさせる』『取り調べは個人的なものではなく、組織的なものだったとも疑われる』とまで書いています。これは田代検事に偽証の疑いがあるだけでなく、違法不当な捜査が組織ぐるみで行われたことを示唆している。小沢氏は無罪の流れですが、それよりも違法捜査が特捜部長の指示で、組織ぐるみで行われた可能性が出てきたのです」
で、「こりゃあ、ヤバイ」となったのだ。なにしろ、大メディアの小沢極悪人報道には“裏”がない。あったらとっくに書いているはずで、全部検察リークだ。その検察が組織ぐるみで“お縄”の可能性が出てきたのである。
「そのうえ、野田政権はヨレヨレですから、小沢氏が晴れて無罪になれば、権力の中枢に返り咲くのは間違いない。民主党内の権力構造はガラリと変わる。小沢とケンカしてきた大メディアが急に方向転換した裏には、こうした事情もあるのです」 (永田町関係者)
いやはや、「よくもまあ、ヌケヌケと……」と言いたくなるが、それがこの国のメディアだ。ツラの皮の厚さじゃ、政治家顔負けなのである。
西山事件の頃と全く体質は変わっていない
それにしても、こうしたメディアの右往左往を見ていると、その体質がよく分かる。どちらが正義かで揺れるのではなく、「どっちか有利か」で動くのだ。つまり、いつも権力者=強者のにおいがする方向へとなびいていく。「権力者の監視」が仕事なのに、「走狗」に成り果てている。それが大マスコミの実態だ。
評論家の佐高信氏はこう言った。
「いま、ちょうど、ドラマ『運命の人』が放映されているでしょう。皮肉なことだと思いましたね。大マスコミは西山事件のころと体質は変わっていない。腑抜けの偽善者、偽紳士ばかり。権力と本気で対決する気概がない。それを反省する罪の意識もない。だから、何も変わらないのです」
西山事件は1972年に起きた。問題の本質は沖縄返還をめぐる米国との密約の有無だったが、スクープした毎日の西山太古氏は逮捕され、検察は起訴状で「ひそかに(外務省の女性事務官と)情を通じ、これを利用して」と書いた。以後、この事件を巡る報道は男女の情事一色となり、「知る権利」は隅に追いやられてしまった。西山氏は有罪となり、政権の思うツボの展開になったのだが、検察リークに乗っかり、まんまと丸2年間も政治家・小沢の手足を縛っておいて、反省ゼロの大マスコミを見ていると、当時と何も変わっちやいない。
もっと言えば戦前だって一緒なのだ。簡単に権力者の情報操作に乗ってしまう。時にはそれがひとりの人間を抹殺することになっても、てんで恥じない。この国のメディアはそういうところがある。だから、怖い。
大マスコミはどう落とし前をつけるのか
法大教授の須藤春夫氏(マスコミ論)が言う。「大マスコミが小沢憎しとなった背景には複雑なものが絡み合っています。民主党のマニフェストの実行を求め、予算の組み替えや徹底的な政治主導を求める小沢氏は、官僚だけでなく、その官僚と一緒になって既得権益を享受している大メディアにとっても面白くない存在なのです。だから、一緒になって潰そうとした。この国の大メディアは、権力と握り合ってきた過去がある。だから、権力の監視という本来のジヤーナリズムのあり方から外れて、あるときは権力に追随し、またある時は自分たちが国を動かそうとしたりする。国民にとって、『知る権利』の情報源は相変わらず、大メディア中心なのに、そこがジャーナリズムの本質からは外れているのが問題です」
西山事件がああいう展開になったのは、米国の機嫌を損ねたくないという意識において、政府と大メディアが一致していたからだろう。小沢事件にも共通したものがある。結局、彼らは国の権力構造は変えたくないのだ。だから、タッグで小沢を排除しようとしたのである。
さて、小沢の判決は4月26日前後とされる。無罪判決が出たときに大マスコミはどう落とし前をつけるのか。前出の角谷浩一氏は「まず、謝るべきだ。その上で、そうした報道になった理由を検証すべきだ」と言った。けだし見ものだが、おそらく、反省したとしても1日だけ。あとはシレッと頬かむりする。そうやって、この国の大メディアは国民の信頼をなくしていくのだ。
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