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福島原発事故の責任究明が出来ない日本を叱る:過ちを我々は再び繰り返してはならない(天木直人)
http://www.asyura2.com/12/senkyo126/msg/819.html
投稿者 判官びいき 日時 2012 年 2 月 26 日 17:07:58: wiJQFJOyM8OJo
 

福島原発事故が起きてしばらくした時、私は思った。この事故の正しい解決は既存の支配体制では出来ない、と。 なぜならば福島原発事故は天災とともに人災であり、その人災を起こした者こそが既存の支配体制の総ぐるみであったからだ。 だから福島原発事故の解決はそれまでの権力構造の外にあった者たちの手で行うほかはない、と。

それから一年ほど経っていまその事が証明されつつある。ついに米国が事故直後の米国の対応を示す内部議事録を一方的に公表した。メディアはその背景にある米国の意図について何の調査も検証もしようとしないが、これは米国の物凄い意思表示なのである。菅・野田政権の原発事故対応に対するこれ以上ない批判である。

時を同じくして政府の事故調査・検証委員会なるものが海外の専門家を招いて国際会議を開いた。その場で外国の専門家たちが極めて強い口調で日本政府の対応を非難した。畑村委員長は他人事のようにこれらの声を最終報告書に反映するなどととぼけ顔だが(2月26日日経)、問われているのは何の検証もできない畑村政府調査・検証委員会なのである。日本政府がなすべきことはただ一つである。

それは福島県民をはじめとした国民の代表による真相究明委員会を国の責任で立ち上げて、当時の責任者全員から真実を語らせ、それを政府の福島原発事故調査・検証報告書として内外に公表し、二度とこのような事故を起こさないという決意を示す事だ。それは模擬裁判のように当時の責任者の法的責任を問う事を目的とするものではない。

真実を正直に語らせることによって正しい調査・検証を行い、正しい記録を後世に残し、その反省に立って正しい今後の政策をつくる事を目的とするものだ。真実を述べる事と引き換えに法的な責任は問わないといういわば司法取引だ。法的には責任を問われなくても政治的責任は明らかにされる。それで十分である。

そのことによってこれからのエネルギー政策も、東電国有化問題も電力料金値上げ問題もおのずから正しい方向で解決する。福島原発事故を国民の手で正しく調査・検証し、その責任を所在を明確にして再びそのあやまちをくりかえさない事を誓う。それこそが我々があの太平洋戦争終結の際になし得なかった事だ。日本の戦後の民主化が不徹底に終わり今日の混迷を招いてしまった原因だ。その過ちを我々は再び繰り返してはならない。
http://www.amakiblog.com/archives/2012/02/26/#002197
 

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コメント
 
01. 2012年2月26日 18:36:52 : jxtSPjhuIo
責任問題言っていたら限が無いよ。
敢えて言うなら、責任は電力会社だけではなく、原子力政策を推し進める政党、政府、それを支持した国民にもある。
道義的責任は別として、今はこれから国のエネルギーをどうするのかを考える時だ。

事故前に、高さ15mもの大津波が来たことがあると警告していた者がいるとグダグダ言っている者がいるが、
当時は、何、変り種の学者が突飛なことを言ってんの位にしか見られていなかった。
学者がある学説を唱えれば、必ずと言っていいほど反論する学者が出てくる。
つまり、学者が言うことの半分は間違いか、両方間違っているのだ。
だから、ある学者が突飛なことを唱えたのにそれを信じなかったから責任を問えるかと言うとそうではない。
しかも、その警告の後でも民主党政府は、原子力発電に重点を置く国のエネルギー
政策を閣議決定している。

今はあの映像によって実際に起こったことが証明され、殆どの人が信じている。
だから、これからこの件でその学説を信じず、適切な処置を怠ったら責任を問えるが、3.11前では無理だ。

事故の原因は巨大大津波だが、爆発の原因は、菅総理が福島第一に乗り込んで、ベントを強く迫ったことが直接の原因だ。
それにより圧力容器内の冷却水があっと言う間に半減し、空焚き状態となった。
それで水素が発生し、水素爆発を起こした。
内閣総理大臣の指示でやったことだから、結局、国の責任になる。

本来、原子力損害賠償法の規定により東電は免責され、国が直接、賠償金を払うべきところだが、
今は東電を経由して払っている状態になっている。
その為に、いらぬ電力料金値上げなどと言うことが起きている。
それにより日本経済に悪影響が出るだろうが、
そうならない様に法に免責規定があるのに民主党政府は正しく運用できていない。
 


02. 2012年2月26日 19:35:06 : 3hrUNRSPz2
>今はあの映像によって実際に起こったことが証明され、殆どの人が信じている。

 なら、信じてない人もいる?

「巨大大津波」→「巨大津波」と書きなさい。(馬から落ちて落馬)

この文章は全部校正しないと読むに耐えない。

 


03. 2012年2月26日 19:35:49 : UeGdy22GSI
首都圏の 飲食呼吸〜被爆 深刻を暗示しているかも知れない。

・4/24 記者の質問 
先日の都議会の定例会の施政方針演説で、
知事が24年度予算は都税収入が5年連続で減少していると述べていますが、
昨日の発表で、三菱商事、三井物産、三菱UFJ銀行、三井住友銀行
そのほかパナソニックなどが大阪へ本社を移転すると発表しましたが、
それによって税収がおそらくかなり下がると思いますが、その点に対して、
知事の見解をお願いします。

・石原都知事の回答
困ったもんだね。それね。本社はたくさん東京にあったほうが良いんだけど、
しかしやっぱりね、そういう形で、集中集積が進みすぎるのも好ましくないしね。
大阪が要するに大大阪として復活しようとしてる時にね、
そういう優良な企業が大阪に本社を移すのは、まあ大阪にとっちゃ好ましいこと
だし、相対的に日本にとっては、そう悪いことではないんじゃないのかな。

どなたか 実態を教えて欲しい。関東にいる子供(孫)が心配です。  老人


04. 2012年2月26日 20:16:26 : rWmc8odQao
やはり国会事故調のほうがよいのかもしれませんね。

はたともこ氏
「大塚耕平民主党経済財政・社会調査会事務局長は原発再稼働について「安全が確認されて、地元の理解が得られなければ再稼働はあり得ない」と明言。
 自民党菅原氏「再稼働ありきではなく、プロセスを踏んで判断すべき」。
 公明党斉藤氏「新しい安全基準をつくる数年間を惜しんではいけない」。
 たち日を除き全員が再稼働慎重論。
 全会一致で発足した国会事故調の提言通り、まず事故原因を解明してから新規制組織を作るべき。耐震設計・安全審査指針、防災指針等は「原子力規制庁」の役人ではなく、国会事故調のもとに新たな委員会を設置し全面改訂すべきだ。再稼働議論はその後なのだ。」
https://twitter.com/#!/hatatomoko/status/173697222721019904
https://twitter.com/#!/hatatomoko/status/173697294267449345

再稼働の前に、やるべきことがたくさんあります。まるで増税のようですな。何事もやるべきことの順序が大事なようです。そして、それを誰が(どの会議で)決めるのかも大事なようです。


05. 2012年2月26日 20:20:20 : 2uYtEhrr2s
事故の主だった原因は、東電と保安院の申請許可が一体化した出来レース安全検査(ストレステスト)にある人災に決まってるだろう。

径産省と東電の天下り癒着による投資なき検査申請にノーチェック許可。

もうばれてるのに、海岸からの移動は根本的なテクニカルな問題が.....などと話を誇大にして誤魔化そうとする詐欺師が多い。

東電が申請して保安院が自動的に許可を出していた安全検査とは、例えば原子炉の炉壁の厚みを数センチ厚くしてメルトダウンの耐容数値を強化するとか、電気系統の保安性を津波から保護するために、より強化するとか、そういったレベルの話だ。

英国の科学者チームが指摘したのは正にそれすら怠っていた、天下り癒着体制による安全投資無き申請と許可ストレステストだろう。

東電から金を貰うマスコミはいっさい追求しなければ、検察が捜査もしない。

おまけに政治の責任国民の責任と言い、そこに責任を集約させ追及を逸らそうとするうじ虫詐欺師がいるから、皆さん気おつけましょうね。


06. 2012年2月26日 20:25:16 : e9wfnd1NcM
>02

唯の大津波では足りない尋常ではない大きさを表していると思うよ。
大体がそうなことしか言えないのかね。
言い換えれば反論する余地がないと言うことだね。

あんたの完敗だ。


07. 2012年2月26日 23:20:18 : wDeIWSfTdM
原発を神格化すること自体が間違っているな。IAEAの監視があるとはいえプルサーマル原子炉が現体制を脅かす仮想敵国(北朝鮮)に対する威嚇であることは誰の目にも明らかだ。そこには米国の庇護がある。原発事故が津波が原因か、あるいは地震が原因か、という事を問う前に反原発特集の記事を書いた編集者が逮捕されたり不審な事件が起こったりと原発に関しては首を捻りたくなる事が多く起き過ぎる。福島第一原発の事故を見れば原発が弾道ミサイルや戦闘機の自爆行為などでダメになるのは子供でも理解できる。間違っても原発推進を有効なケインズ政策の一種として採用してはいけない。神格化による思考停止がリスクを大きくして危険だ。

08. 佐助 2012年2月27日 08:08:03 : YZ1JBFFO77mpI : FadH6CGwCF
すべて人災
フクシマは海水で冷却するという、火に油を注ぐ行為を平気でやったため被害を拡大させたのですよ。冷却系が液化ナトリウムなので腐食・穿孔・発熱がはやく,水や空気に触れると爆発します,フクシマの炉は底の抜けたバケツでしょう。当然,炉から落下した燃料棒は溶解したので,放射能漏れは何時までも続き,上空の水の分子に氷結されて日本列島にばら撒かれます。

フクシマの原子設備は腐食・穿孔・発熱が共振振動応力により加速したのは津波・海水という火に油を注いだためである。ナトリゥム系の燃料棒なので海水の塩分で損傷が加速しますよ。冷却系が液化ナトリウムだと水や空気に触れると爆発を起こします。津波・海水によって原子炉の「固有振動数」が同期による振動応力が増幅し加速したのでしょう。圧力容器内の冷却水は炉の底が抜けて燃料棒が落下,そのために空焚き燃料棒は溶解したのでしょう。ベントで放射能蒸気を大気開放し気圧を下げても底が抜けているのですから,今度は逆に冷却水に触れると爆発します,底の抜けたバケツになった。しかもベント回路に放射能除去装置や逆支弁,減圧弁もないから放射能を大気と海洋にばら撒かれることになる。

冷却水の冗長回路もないメルトダウンした燃料棒は、絶対破壊されない容器の底に穴を開け地下の土台を数千度の高熱で破壊し、排水管や配線管は穴だらけになっているはずです。冷やせば放射能漏れも高温発熱も低下するという想定は、原子物理学の幻覚なのだ。

また炉の底が抜けて燃料棒は溶解しつづけているのだから,排水管や配線管は穴だらけなので地上も地下も放射能が漏れて放射能物質で汚染がいつまでも続くことになる。冬に1万メートルの上空や地下の土質に水の分子に氷結されていた放射能がばら撒かれ、日本を汚染列島にすることが避けられない。いつまでも放射能は漏出され続けますので底の抜けたバケツを、一日でも早く石棺で密封しなければ被害は拡大するばかりです。マジックアームロボットで除去しますか,できないでしょう。

フクシマは放射能を、大気と海に垂れ流しているのに、基準以下に低下しないのは、高レベルの放射能と熱が続いている証拠になる。さらに冷却水をかけても、炉心の熱と放射能は人間が近づけぬ水準という事実は、炉の底が抜けて燃料棒は溶解しつづけている証拠になる。そして原子炉が自己崩壊していることの証明になる。「メルトダウン」(炉心溶融)を上回る「メルトスルー」(原子炉貫通)そしてメルトアウトが起きているだろう。炉心崩壊しています。

底の抜けたバケツを想定していた米国は冷却材で埋めなさいと船で持参したのに拒否した政府の責任は重大。市中引き回しの上獄門さらし首だ。はやく石棺で密封しろ。


09. 2012年2月27日 10:52:00 : pphEUA8yso
司法取引?それはイカンぜよ天木さん。福島原発事故(人災)は国際裁判に掛けるべく地球環境汚染及び、人的被害の不祥事なんです。国内外の専門家や市民からなる事故調査責任追及委員会を編成し、関係者(東電、政・官・財界)を法廷の場に引きずり出すべきなのです。国内でそれも関係者の法的処分を問わない、生易しい事件ではありません!

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