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小沢一郎元代表の忠告・警告を聞かない野田佳彦首相の側近たちまで逃げ始めた
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2012年02月26日 01時12分16秒 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆小沢一郎元代表が、消費税増税に反対し、政権維持が困難になってきていることから、野田佳彦首相は、大ピンチに立たされている。昨年8月末の民主党代表選挙( 8月27日告示、29日投開票)に立候補するのに必要な推薦人(20人)に加わり、野田佳彦候補を支えてきた側近議員たちが、首相を見限り潮が引くように「野田離れ」をし始めているという。野田佳彦首相に腰巾着のようにベッタリくっついて離れないのは、手塚仁雄首相補佐官ただ1人といった寂しい状況という。これでは、肝心要の重要情報は、入ってこない。野田佳彦首相は、真の生情報が入ってこない「情報の真空地帯」のなかで、孤独を味わっている模様だ。これこそ、小沢一郎元代表の忠告・警告を聞かない野田佳彦首相の側近たちまで逃げ始めた証拠である。
野田佳彦首相(松下政経塾1期生)は、民主党内で少数派閥(衆参合わせて25人)を率いてきた。当初、松下政経塾の後輩である前原誠司政調会長(8期生)が、野田佳彦候補支持を表明していたのに、ギリギリになって自ら立候補を表明したため、野田派の25人のうち、11人が前原誠司候補支持に寝返ってしまった。残り14人では、推薦人が6人不足することになり、これを哀れんだ当時の幹事長だった岡田克也副総理が、三重県内の民主党国会議員に声をかけて、「20人」を確保、これに細川護熙元首相の口利きに応えた小沢一郎元代表が、小沢別働隊(60人)を動かして、当選に導いた。
ところが、ここにきて、野田佳彦政権という「泥舟」から側近たちが逃げ始めているというのだ。「お池にはまったドングリ」が「どじょう」とは、もう遊ばなくなった感じに似ている。
「衆院議員任期満了2013年8月29日」「参院議員任期満了2013年7月28日」が、時々刻々と近づくにつれて、国会議員たちは、「再選への不安」がますます募ってくるので、国民有権者の幸せのことはそっちのけで、自らの当選確実の道をなりふり構わず、懸命に探り始める。地位を失っては、「木から落ちた猿」以下になると思えば、まさに恐怖なのだ。最近の国会議員は、金持ちが少なく、落選して失業者に転落すれば、収入源が閉ざされてしまい、悲惨である。となれば、当選の可能性が高い「政党」か「新しい勢力」に逃げ込むしかない。その現象が顕著になっているのだ。
◆野田佳彦首相と前原誠司政調会長との間での「すきま風」も強まっているのも、野田佳彦首相の大ピンチを示す一例である。
民主党代表選挙の際に生まれた亀裂は、未だに修復されておらず、「退陣」したがっている野田佳彦首相は、「ポスト野田」に前原誠司政調会長を推す気持ちは、まったくない。むしろ、岡田克也副総理の恩義に報いようとしている。
このことを感じ取っている前原誠司政調会長は、カリカリしどうしである。それが、一気に爆発したのが、「産経新聞記者締め出し発言」だった。前原誠司政調会長は2月23日、産経新聞の報道内容を理由に取材を拒否したのだ。産経新聞社系列の夕刊フジは2月25日付け紙面(3面)で「『男下げた』言うだけ番長」「前原会見で産経新聞を排除」という見出しをつけて、以下のように報じている。
「前原氏の言動を『言うだけ番長』と表現した報道を『ペンの暴力』と主張している。そもそも、有名政治家には、実績や言動などから愛称やニックネームが付けられてきた。永田町内外から、前原氏の行動を『嘆かわしい』『男を下げた』といった声が浮上してしている」
これに対して、野田佳彦首相は2月24日、首相官邸で内閣記者会のインタビューに応じたやりとりのなかで、前原誠司政調会長が記者会見への産経新聞記者出席拒否をした問題について聞かれて、「記者会見はそれぞれの判断で、やり方を任せている」とそっけなく答えている。まさに他人事のような言い方である。火の粉が自分の身に降りかからないよに警戒している感じがありありだ。これも政権の末期症状と見ることもできる。
夕刊フジは2月27日付け紙面(3面)で「記者締め出し墓穴」「前原政調会長「言うだけ番長」がブチくれた」「深層心理」「グループ議員離れに焦り」という見出しをつけて、追い討ちをかけた。「ドブに落ちた犬は叩け」というのが、新聞記者の鉄則なのだ。
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