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6月までに総選挙必至というが 次の選挙でどんな政権になるのか
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2012/2/25 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
民主党の敗北は見えてもどこの政党が勝つのか
6月「解散・総選挙」が、いよいよ濃厚になってきた。ドジョウ首相が血道を上げている「消費税アップ法案」が、廃案確実になってきたからだ。
もともと「衆参ねじれ」で参院は過半数を握っていないため、成立させるのは簡単じゃなかった。
そのうえ、小沢一郎が、〈(国会の採決は)反対は反対だ〉と「造反」を予告し、さらに小沢グループでの勉強会で「増税で選挙という強引なことになった時は、自分たちが動く」と「倒閣」まで宣言したことで、衆院を通過させることさえ難しくなっている。
「民主党の衆院議員60人が造反したら、消費税法案は衆院でも否決されてしまう。小沢の勉強会には毎回100人が集結しているから、このままドジョウ首相が突っ込んだら、消費税法案は廃案の運命です」(民主党関係者)
しかし、消費税法案が廃案となったら、「不退転の決意でやり遂げる」「たとえ民主党が分裂しようが消費税法案を提出する」と、シャカリキになっているドジョウ首相が黙っているはずがない。半狂乱となって「解散・総選挙」に打って出てくるのは間違いない。
「野田首相は“消費税アップ”に取りつかれたようになっている。内閣不信任案が可決された時はもちろん、消費税法案が否決されたら『だったら国民に信を問う』と解散に踏み切るはずです。頭にあるのは消費税アップだけですからね。それに、ダラダラと政権がつづいても、9月の代表選で交代させられる可能性が高いから、イチかバチか、消費税アップを掲げて勝負に打って出るはずです」(政治評論家・有馬晴海氏)
不信任案の可決か、あるいは消費税アップ法案の廃案か、どちらかが訪れた瞬間、政界は解散・総選挙になだれ込むことになる。
◆民主も自民も第3極もどこも過半数を取れない大混乱
いったい、選挙はどんな結果になるのか。
政権交代後のこの3年間、国民の期待を裏切りつづけた民主党が大敗するのはハッキリしている。かと言って、自民党の圧勝も考えられない。なにしろ自民党の政党支持率は12・3%と低迷したままだ。
「国民は民主党に失望していますが、いまさら自民党を政権に戻すつもりもないでしょう。自民党政治には嫌気がさしていますからね。この3年間で分かったのは、自民も民主も同じ穴のムジナ、違いはないということです。自民党もヒドかったが、民主党にも呆れ返った。その裏返しが“第3極”に対する強い期待感です。次の選挙で“橋下新党”が台風の目になるのは間違いない。ただ、第3極には限界がある。“組織”も“カネ”も“人材”もないからです。とくに深刻なのは人材難。橋下新党は政治塾に3000人を集めたが、果たして魅力的な候補が何人いることか。有権者は民主党のテイタラクを見せつけられ、素人政治にウンザリしているから、郵政選挙や3年前の政権交代選挙の時のように“風”だけでは票を入れない。恐らく、民主、自民、橋下新党も、どこも過半数を取れない混沌とした結果になるはずです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏も「過半数を奪う政党はないだろう」とこう予測する。
「自民150〜180、民主120〜150、みんなの党40、橋下新党50、小沢新党70……。ざっとこんな数字になると予測しています。消費税に対する考え方が違うから、小沢グループは新党をつくらざるを得ないでしょう。みんなの党、橋下新党、小沢新党は選挙協力するとみています。選挙戦は、どの政党も決め手がなく大乱戦になる。ただし、『消費税アップ』を掲げる民主党と自民党に対し、橋下新党、みんなの党、小沢新党の3党が一致協力して、『消費税アップの前にやることがある』『消費税増税に反対だ』と訴えたら、3党連合が大躍進する可能性がある。橋下新党、みんなの党、小沢新党の3党連合なら、官僚支配に風穴を開けてくれるのではないか、と有権者は期待するはずです」
選挙の争点が、消費税アップか、それとも無駄のカットか――になったら、予想外の選挙結果になりそうだ。
◆選挙直後から始まる合従連衡…民主・自民の亡国連立も…
どの政党も過半数を確保できない大乱戦の選挙の後、結局のところ、どんな政権が誕生するのか。選挙直後から合従連衡がスタートすることになる。
「自民、民主、それに『橋下新党、みんなの党、小沢新党』の3勢力が、それぞれ約150ずつ議席を分け合った場合、どの政党にもチャンスがある。電光石火で連立をまとめた政党が、政権に就くことになるでしょう。常識で考えれば、民主党政権を倒したのだから、自民党と橋下新党グループが連立を組むことになります。ただ、自民と民主が手を結んでしまう可能性もゼロじゃない。自民と民主は、政策も考え方も、ほとんど変わらないから、一緒になりやすい。でも、国民の人気はまったく出ないでしょう。
選挙直後、水面下で連立交渉をこなせるのは、いま政界には小沢一郎、森喜朗、亀井静香くらいしかいない。3人が軸となって、合従連衡が進められるはずです」(鈴木哲夫氏=前出)
◆何度も選挙やって政権交代を繰り返すべき
6月の会期末までに「解散・総選挙」が行われたら、日本の政界が大混乱に陥るのは間違いない。
どの政党も過半数を奪えず、新政権も連立政権となり安定しない恐れが強い。しかし、たとえ日本の政治が混乱しようが、一刻も早く選挙をやるべきだ。
大新聞テレビは、シタリ顔で「いま選挙をやっている場合ではない」「日本の政治が混乱する」などと論じているが、大間違いもいいところだ。
「多くの国民は『政権がコロコロ代わるのはよくない』と信じ込んでいるようですが、そんなことはありません。むしろ、ダメな政権なら次々に選挙で代えるべきです。ダメだったら代える、それもダメだったら、また代える。そうやって、少しでもよい政権をつくっていくのが、本当の民主主義というものです。たとえば、自民党がダメだったから民主党に代えたが、民主党もダメと分かったら、橋下政権にでも代えればいい。橋下政権もダメとなったら、また代えればいいのです。日本人の政治レベルはまだまだ成熟していませんが、政権交代を頻繁に繰り返している間に、政治意識も高くなり、どんな政権が自分たちに合った政権なのかも分かってくるはずです」(政治評論家・山口朝雄氏)
解散・総選挙は、大混乱をもたらすが、日本の政治をよみがえらせる第一歩となるはずだ。
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