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小沢裁判関連:虚偽報告書作成で検事から聴取・・・裁判の今後を予想してみる。
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2012年2月24日 政経徒然草
検察内部での任意の事情聴取が始まったようだ。
検察は甘い考えで担当検事達を処分すると大変なことになるだろう。
今回の件で大きな役割を果たしたのが市民団体による田代検事の告発である。甘い考えで不起訴処分にすれば、検察審査会に告発されることになるだろう。
実はこの展開が外野の視点から見た場合、一番面白い展開である。(面白いと言う表現は妥当でないかもしれないが・・・)
田代検事が検察審査会に告発された場合、検察審査会は受理せざるを得ないだろう。
再度、検察審査会に国民の注目が集まることになる。ネット等での関心も高まることから、さすがにインチキソフトを利用したイカサマ審査員選任は難しいだろう。偏った審査補助員の選任も今回は難しいだろう。
前回の小沢さんの場合には、あまりにも情報が少なく監視の目も無かった。今回は多くの国民の目が集まる中での検察審査会であり、いい加減なことは出来ないと思うのだが・・・。(少し不安)
ここで「起訴相当の議決」が出た場合、検察官役の指定弁護士が選任され、検察側の立場で裁判を行うことになる。
片や弁護側には陸山会事件を取り調べた検事が被告席に座ることになる。(弁護人は誰が務めるのだろう?)
当然、東京地検特捜部は検察側の指定弁護士に全ての関係書類を提出することになり、そのことで捜査の全貌が明らかにされる可能性が高い。
攻守ところを変え、取り調べた側が取り調べられる側に廻るという「前代未聞の裁判」が展開されることになる。上司や同僚検事の関与も問われることになる。
現実に、このような展開になるかは不確定だが(検察が厳しい処分を下す可能性も否定できない)、もし、このような展開になれば小沢さんの裁判や秘書3人の裁判は意味を成さなくなる可能性がでてくる。
裁判の結果次第では「担当検事(被告人)らによって行われた、小沢一郎(被告人)を刑事被告人に陥れることを目的とした、仕組まれた捜査」という、常識では考えられない捜査が行われたことが実証されることになる。
もし、この裁判で検察側の組織的な、意図的な違法捜査が明らかになれば、例え小沢さんや秘書3人に「推認による有罪判決」が下されていたとしても、その判決自体が破棄される可能性がでてくる。(何しろ、事件性は皆無に近く、直接証拠は何も無く、刑事事件に該当するのかも怪しい案件である)
あくまで推測を元にした予想であり、楽観的な見方であるが、こうならないという保証もない。
もし、検察幹部や裁判所の幹部がここまで想定していると考えた場合、どのような判断をするのかが注目される。
記事:
小沢一郎民主党元代表(69)が政治資金規正法違反に問われた陸山会事件に絡み、捜査報告書に虚偽の記載があった問題で、東京地検が、報告書を作成した元東京地検特捜部所属の田代政弘検事(45)(現・新潟地検)を任意で事情聴取したことがわかった。
田代検事は公判の証人尋問での説明と同様、「過去の取り調べと記憶が混同した」と主張したとみられる。同地検は当時の上司らからも聴取した上で、田代検事を虚偽有印公文書作成容疑などで立件するかどうか判断する。
捜査報告書は、田代検事が2010年5月17日、同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)(1審有罪、控訴)を任意で再聴取した直後に作成。東京第5検察審査会に提出され、小沢被告への起訴議決の根拠の一つとなった。小沢被告の事件への関与を認めた理由に関する石川被告の発言が記載されていたが、石川被告が聴取を隠しどりした録音記録にこの発言はなかった。
(読売新聞より抜粋)
冷静に考えてみれば、検察の捜査内容と起訴・不起訴の判断を審査する「検察審査会」に最も相応しい案件になるかもしれない。
このことにより、検察、裁判所のあり方が問われ、「取調べの可視化」や「取調べにおける弁護士の同席」などが推進されれば思わぬ副次効果が生まれたことにもなる。
いやはや、何とも興味の尽きない事件である。
それにしても、小沢一郎という政治家の凄さを改めて感じされられた。
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