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People 鉛でできた Soldier
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独りファシズム
You don't even know you are Natural Born Slaves.
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国家運営は壮大な詐欺的システムに基づいています。執拗に増税が唱導されていますが、そもそも既得権益者が租税という国家資本を独占し、財政運営の原資を全て公債に依拠しているのですから、税率を引上げたとろで元本金利の膨張に歯止めが効かず、単に破綻を先送りしているに過ぎません。
地方債、財投債、政府保証など諸々の債務を合算すれば、公債は既に対GDP比3倍となる1500兆円規模に達しつつあります。蒙昧と無思考は社会プログラムの発現であり、この民族はむしろ遺伝的アルゴリズムにより集団自殺するレミングに等しいわけです。
国政からジャーナリズム、市井に至るまで数理実証的に社会資本配分を議論することもなく、我々が帰属する体系はすでにホメオスタシス(恒常性維持機能)を喪失しています。いずれにしろ、「金の流れ」という国家本質を理解することなく社会現象を抽象することは不可能です。
小泉改革のプロパガンダ立案にあたり、広告代理店であるスリード社が「B層」というセグメントを提唱し、低知能者の扇動を試みたことはつとに知られています。メディアを駆使する世論合意が奏功したことから、以降の政府広報活動もこれに準拠し、コンテンツは加速して作為と欺瞞の混在物と化したわけです。
情報リテラシーという概念が同期して浸透しながらも、むしろ個々の自負心は逆説的に知力の退行をもたらしています。歳入、歳出、公債の内訳を知ることもなく何らかなんらかの社会議論に挑んでいるのであれば、所詮フレームワーク(思考枠)は論拠を持たない感情レベルであり、知的属性は「B層」と認識すべきでしょう。
国家は明在系と暗在系によって成立しています。つまり、一般認識によって周知される行政府と、官僚利権によって隠秘される外郭団体群であり、この社会は双方の系が渾然と組成するカオスです。2001年の改革により100を越える特殊法人の統廃合が実践されましたが、法人数や100万人職員の純減もなく、単に体裁を整え独立行政法人や特殊会社へ衣替えをしたに過ぎません。
人件費は削減どころか真逆に増大し、2万4千規模の天下りポストは依然と省庁OBで占められています。むしろ外郭団体の存在そのものが財政投融資と補助金をベースとした官僚機構による不労所得獲得のスキームであり、マネーロンダリング(社会資本略取)のHub Systemと見なすべきでしょう。
特殊法人改革の開始当時、これらの事業予算は当時の一般会計にも匹敵する50兆円規模に達し、杜撰な経営から財政投融資の借入は400兆円規模にまで膨張しました。10年にわたり熾烈な減損を行なっているものの、借入の原資が年金、郵貯、簡保など国民資産であることは語るまでもありません。
なんらの生産活動もおこなわず付加価値を創出しない官製グループが国家債務に拮抗する公債を発行し、莫大な毀損を発生させていたのですから、歪な傾斜配分により社会システムが機能不全に陥るのも必定です。消費税引上げによって見込まれる税収は10兆円から12兆円規模とされますが、今なお継続される財政投融資による独立行政法人や自治体への年間貸付はこの額を大幅に上回っています。
概述のとおり370兆円規模の特別会計予算は単式簿記の形式にあり、補助簿を通じ歳出や科目明細を窺うことも不可能です。このような前近代的な国家会計システムは北朝鮮、フィリピン、ニューギニアなどに現存する程度であり、先進国においては事例がありません。この国のあらゆる権威は、自国のキャッシュフローすら理解することもなく驕慢にも知性を自負しています。
致死的な被曝地域から児童疎開が拒否される事由も、全ては社会資本の寡占と既得権益の絶対化に他ならないわけです。イデオロギー実践のため自国民を大量殺戮した史例など枚挙にいとまありませんが、これほどドラスティックに純粋な経済合理を目的としたジェノサイドはあまりにも特異な現象と言えるでしょう。とどのつまり、我々は隷属との戦いに敗れ、ファシズムは不可視的に進捗し、社会現場は緩慢に発狂しつつあります。
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