http://www.asyura2.com/12/senkyo126/msg/707.html
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笠間治雄 検事総長 (地検特捜部に起訴権を与えないと言う考えについて)
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2012/02/2011228-e130.html
笠間治雄 検事総長 2011.2.28
jnpc さん
http://youtu.be/mKStiTf1RmM
厚生労働省労働局長、村木さん無罪事件にからむ問題についての反省と対応の記者会見でしたが、笠間治雄検事総長「(要旨)地検特捜部の起訴権は調べて起訴なのでいわばお手盛り、チェックが入らないので、起訴権を与えないと言う考え方もある」と言ってます。
5分12秒から、
不適正、妥当じゃない捜査を二度としないようにしていく、捜査の暴走を防ぐ。
6分45秒から、
特捜部捜査の一部録音・録画。2月23日から、被疑者についてやる、参考人についてはやらない。身柄事件についてやる、在宅事件についてはやらない。
16分32秒から、
起訴・不起訴を決める時、検事長の指揮を受けるようにする。高検、最高検に特別捜査係検事をおく。
慎重な処分をするためのチェックの延長線上で、これはまだ最高検がそう言う事を決めたと言う事ではなく、そう言う理論もあると言う事でご紹介するのですが、今私は総括補佐検察官と言うのを置くのだと申し上げまして、主任検事を補佐しながら色々アドバイスするんだと申し上げましたが、それを他部から持ってくると言う発想もあり得る。例えば公判部からそう言う検事を持ってきて、もう非常に大胆に考えれば、特捜部には起訴権を与えない。そして公判部からやって来た総括主任検察官が起訴をする。普段我々は警察の事件を受け得た時には、警察が送致して来ますが、その事件を検事がまた別の目で見て、どうだろうか起訴に値するのだろうか、と言うような事でチェックをしている。で、特捜部はそれがない訳ですよね。自分で捜査して自分で起訴している訳だから、まあある意味ではお手盛りなんです。そう言う事を問題だと考えた時に(特捜部に)起訴までさせない。起訴権は別のところに付与するって言う、そう言う考えもあるのかなと言う、これはまだそう言う事にしますと宣言する話しではなくって、ま、そう言う事も議論はしている。ただそれについてはまだ賛否両論があって未だまだ正論を得るに至っていないと言う事。特に現場の捜査の検察官は「せっかくやっても(他の)人が起訴するんですか」と、別にそれは構わないじゃないかと思うのですが、なかなかまだそう言う所にこだわりのある人がいるんだろうと言う風に思います。
36分52秒から、
検察審査会の起訴強制について。
45分40秒から、菅沼堅吾日本記者クラブ企画委員(中日新聞・東京新聞)の司会で、記者との質疑応答。
笠間検事総長「リスク冒しても改革」
配信元:産経新聞2011/07/27 22:08更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/520180/
インタビューに答える笠間治雄検事総長=26日、東京都千代田区霞が関の最高検(瀧誠四郎撮影)
笠間治雄検事総長が産経新聞の単独インタビューに応じ、大坂地検特捜部の一連の不祥事を受けた検察改革について「今、改革をしなければ取り調べの真相解明能力はジリ貧になり、特捜部なんか雲散霧消してしまう。リスクを冒しても改革をしなくてはならない」などと意義を語った。
一問一答は以下の通り。(聞き手 社会部長・近藤豊和)
−−検察改革の方針では「特捜部の独自捜査縮小」にスポットが当たりました
「独自捜査をやめるのが本意ではありません。ある疑惑について他の機関が捜査しないとき、独自捜査する部隊がいることは非常に大事です。ただ独自捜査が大事だと強調しすぎると、『何か事件をやらなければ特捜部は価値がない』と現場は精神的負担を背負うことになる。『独自捜査が絶対ではなく、関連機関が持ち込む事件も非常に重要だ』と言ってやることが、負担を取り除くことになる。これまで関連機関が扱う事件を軽視する傾向がなくはなかったので、そうした考え方の払拭(ふっしょく)も必要と考えました」
−−郵便不正事件で証拠改竄(かいざん)事件を起こした大阪地検特捜部の前田恒彦元検事の問題は、検察組織全体に通底するものでしょうか
「自分の意に沿う供述調書を作成しようとする姿勢は、本来あってはならない。しかし大阪地検の問題では、何としても事件をやろうとした結果、客観的証拠を軽視し、意に沿う供述調書をそろえようとしたフシがある。そのことは、大阪だけの問題とも思われなかった。供述調書は相手の供述をまとめるもので、取り調べでは、期待する答えでなくても虚心坦懐(きょしんたんかい)に耳を傾けるべきだ。それをたがえた人間がいたのなら、過程をある程度オープンにすることが必要だと思い、試行として取り調べの録音・録画(可視化)を導入しました」
−−改革による弊害が起きる危惧(きぐ)はありませんか
「ロッキード事件のころも独自捜査に携わる人が大勢いたわけではなく、人が多くないと事件ができないことはないと思います。しかし録音・録画など今までと違うやり方が足かせとなり、捜査力が落ちる危惧はあります。全過程の録音・録画について言えば、組織的犯罪において上層部を追及する際、誰がいつ何を話したかが全て明らかになる可能性があるので、誰もしゃべらなくなる。録音・録画を法制化するなら、録音・録画を要しないとする例外規定や証拠開示の制限などの配慮は必要でしょう」
−−可視化によって手足が縛られ、事件捜査がやりにくくなる面が強いように思われますが
「今は録音・録画を検証する期間で、ある意味では事件をやるよりも検証が優先です。しかし、誰が見ても恥ずかしくない調べをするように腕を磨き、録音・録画のメリットをものにしていけば、いい捜査もできるようになると期待しているのも事実です」
−−録音・録画がなくても、例えば公判で検事が取り調べの詳細な様子を証言して任意性が立証されるような、“職人芸”的な調べ能力が伝承されなくなっているのでは
「調書の任意性が認められてきたのは検事が法廷で上手に証言したからではなく、(取り調べで)相手の言い分をよく聞き、おかしなところは遠慮なく突っ込む過程で相互の信頼関係ができていたからです。過去の例で、ある被告人がその立場上、公開の法廷では簡単に罪を認めるわけにはいかないとして、犯罪事実を否認しつつも、捜査段階の自白供述について任意にしたものであることを認めたこともあった。取り調べ段階のコミュニケーションが十分でないと、『検事の法廷証言は信用できないのでカメラを入れろ』となってしまうだろう。最近の録音・録画の動きは、調べる側と調べられる側の人間関係の希薄さの表れのような気もします」
−−政権交代など検察を取り巻く空気や環境が変化していたことは、組織に影響を与えたでしょうか
「政権が変わったことが検察のあり方や捜査公判に影響を与えたことはないと思います。ただ政権が変わろうとしている前後に政治絡みの事件をやったこと自体、国民の皆さんの検察に対する見方を変えたところもあるかな、という気はします。捜査をした人たちの熱意とは裏腹に、『検察のやり方はそれでいいのか』という気持ちを持たれた側面があるかもしれません」
−−特捜部が戦後史で果たした役割は何でしょうか
「個別の事件でそれぞれ評価される面とそうでない面がありますが、社会の公正さを保つ役割は、ある程度果たしたのではないでしょうか」
−−国民からの高い期待が、逆に不祥事につながった面はありますか
「過去に評価されたような事件を何としてもやらなければ、という意識は確かにあったのでしょう。何かやらねば価値がない、と自分で追い込んだ負の面も否定できないでしょう」
−−「何としても」という心構えは、本当に困難な捜査をする上で必要なエネルギーではないですか
「地位や権限を正しく使ってほしいと国民が期待する人々が、期待に反するような犯罪行為をしている場合にそれを放置できない、という強い気持ちは必要です。しかし、士気が間違った方向で空回りすると、捜査がゆがんでしまうような気もします」
−−検事総長にとって「巨悪」とは何でしょう
「私はよく『百人いれば百様の正義』と言うのですが、われわれ検察官が言えるのは『現行の法律ではあなたの行為は違法だ』ということで、『こいつは俺の考える正義にもとるけしからん奴だ』などとはいえない。巨悪と言っても『強盗殺人が一番だ、いや権力者の不正だ』といろいろな考えがあるが、私はどちらかに軍配を上げることはしたくない。検察官の判断基準はあくまで法しかないはずです」
−−今回の改革で組織は変わると思いますか
「今、改革をしなければ取り調べの真相解明能力はジリ貧になり、特捜部なんか雲散霧消してしまうと思う。だから、リスクを冒してでも改革をしなくてはいけない。失敗したら自分の責任、という気持ちでやっています」
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小沢事件で特捜検事が捕まるゾ 裁判所が断罪 組織ぐるみの違法捜査(日刊ゲンダイ)(→記事をpdfで読めます)
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