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以下は、岩下俊三氏ブログ、「反帝反スタ日乗」を転載したものです。
( http://blog.livedoor.jp/shunzo480707/?p=3 )
TPPに対する賛否両論があることは猿でも僕でもなんとなく知っている。だからなんとなくしか知らされていないからTPPに反対である。21分野にわたる交渉で保険制度が崩壊したり農業が壊滅したりほんとにするのかどうかも、実をいうと僕や猿には皆目分からないのだ。だから分からんものに手を出すんじゃないといっているだけだ。しかも日本はアジアに位置し日本人は基本(ハーフナーマイクやダルビッシュなどを例外として)黄色人種である。TPPに入ったら明日から金髪碧眼にはなれないのといっているのだ。日の丸を背負った猿として言えば、、、。
たとえ農薬だらけの遺伝子組み換え農産物で狂牛病になったとしても僕はいっこうに構わない。どうせ放射能まみれなんだし、がたがた言っても紅毛人にはもう逆らわないことにしたのであるから、陛下の言われたようにただ「忍び難きを忍び絶え難きを耐え」て生きるしかないのである。しかも好きなようにされても同胞が喜んで「開国」だと言っているのだから、もはや諦めるしかないのである。
ただ日本人の僕や日本猿は日本人として国家が売られることに愛惜の念を禁じえないというだけである。なぜなら日本の景色が好きだから、できればなくして欲しくないと思うのだ。たとえば「大店法」の外圧で商店街がシャッター通りとなったけれど、昔は活気ある商店街が季節を感じさせ特に軒を並べる年末の「景色」の変化に日本人ならではの情緒を感じていた。しかし今はそんな風景もほとんど感じられなくなってしまった。値段が安ければいいのだといって近くのスーパで買い物をするのだから、昔ながらの小規模店舗はシャッターを閉めるしかない。だからTPP参加で「大店法」の二の舞になるのは真っ平である。同じように値段がやすい食物が外国から入ってくれば、日本の農産物は売れなくなり農業は壊滅する。したがって懐かしい里山の「景色」も見られなくなるだろう。でもそれは日本人自身がが安ければいいと選択してそうなるのだから仕方がない。だから皆まがい物を食って一度おかしくなればいいのだと思う。馬鹿は死ななきゃ治らないのだから。そしてすっかり無くなった日本の風景を思い出してアトで泣くしかないのかもしれない。ほんらい「幽玄」ってそうじゃない筈なんだけどな〜。
そこまでTPPを憎んでいるという前提であえて言う、、、
僕はTPPに反対している国会議員が実は嫌いである。
彼らは日本の風景を守るために、わざわざ鉢巻をして「てぇーぺぇぺぇー」に反対しているのではない。大票田の医師会、農協、郵便関係などの既得権益を守って「反対しました」という実績を演じているにすぎないのである。すなはち共産党や社民党が自民党と組んでハンターイと叫んでいるということは、マッチポンプであってすなわち条件闘争にすぎないのである。それが証拠にもう予算増額に動きだしているではないか。
「あれほど反対したけどTPPに強引に進んだんです。でもその代わり関連予算は獲得しました」。
卑屈で馬鹿な国民、彼らが選んだパフォーマンスに終始する国会議員、そして自分だけは利口だといってアメリカ隷属に廻る外務官僚と政府。賛成反対の田舎芝居を際限なくやっているうちに日本の「文化」が音もなく崩れていくのである。
外圧で改革するべきではない!!
しかしだからと言って既得権益を死守してなんも改革をしないというのは間違っている。もっと間違っているのは、TPP反対を看板にして票田確保に奔走している国会議員である。もし内閣が党に逆らうというのなら「内閣不信任」を通し党をでて新党を作ればいいではないか。それも出来ないくせに予定調和するのなら政治家を辞めて歌舞伎か大相撲でもやってれば、、、。
母に言われて勉強する子で優秀な子供は見たことが無い。姿三四郎は加納治五郎に言われて修行したのではない。柳生但馬に言われて柳生十兵衛は強くなったのではない。
(了)
投稿者コメント……7割支持です。
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