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小沢裁判:虚偽記載の共謀を取り調べる側の検察が虚偽の報告書作成と共謀で取り調べられる結果に・・・。
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2012年2月22日 政経徒然草
笑い話だ!
政治資金収支報告書への虚偽記載の共謀を取り調べる側の検察が虚偽の捜査報告書作成と共謀で取り調べられる結果に・・・。
いやはや、捜査報告書の虚偽の部分の内容を元に作成された別の捜査報告書は、当然のことながら虚偽の捜査報告書になる。
これらの捜査報告書を上司の了承の上で検察審査会に提出していたわけであるから、作成した検事は捜査報告書へ虚偽の記載をした容疑が問われ、それを了承した上司は虚偽記載の共謀を問われることになる。
これって、どこかで聞いたような・・・。
まるっきり陸山会事件の構図ではないか。
事件を取り調べる側が、同様な容疑で逆に取り調べられる側に廻るという、なんとも不思議で皮肉な様相を呈してきた。
最早、お笑いの世界だ。落語のネタにできそうだ。
肝心の陸山会事件の方は虚偽の記載でないことが、ほぼ証明されている。検察が虚偽記載としている政治資金収支報告書への不動産の取得に関する記載が何ら問題ないことが専門の大学教授の法廷証言で明らかにされており、動機は関係ないことも法廷証言で明らかになった。
当然、問題のない記載であれば共謀する理由も無いわけで、罪に問われることも無いはずである。
ところが検察側の虚偽の報告書作成は悪質だ。
陸山会事件では被害者は誰もいない。誰も損害を受けていない。総務省からも問題を指摘されていない。
今回の検事による虚偽の捜査報告書作成では、明らかに「小沢一郎」が被害を受けている。
冤罪に陥れようとする悪意が感じられる。
この問題は小さな問題ではない。もちろん虚偽の捜査報告書を作成した検事たちを厳しく取り調べることはもちろんのことだが、上司、及び捜査に関係した検事達、そして捜査を許可した人間も含めた捜査が求められる。
検察という特殊な組織では、上司との関係は「親分と子分」のような関係にある。子分達だけで勝手にやったとは考えられない。当然のことながら、共謀した疑いがもたれる。
そして、この構図は大阪の「村木事件」とも、ソックリである。
検察側の証人(村木事件の主任検事・前田恒彦)が「小沢さんは無罪」と証言し、検察の捜査を批判するという検察にとっては、なんとも不様な結果を招いてしまった。
小沢さんは村木さん同様、無罪判決がでたら、損害賠償を求めればいい。
村木さんは確か3000万円だったように記憶しているが、小沢さんは10億円くらい請求すればいい。
ついでにマスコミなどにも莫大な損害賠償を求めればいい。
そして、もらった損害賠償金を東北大震災で大きな被害を受けた地元岩手県に寄付すればいい。
マスコミにもキツイお灸をすえる必要がある。
まだ裁判の結果が、どうなるかわからないが、少なくとも検察庁や検察審査会を実質所管している最高裁の幹部は、裁判の結果云々どころの騒ぎではなくなってきているに違いない。
何故なら彼らの責任問題にまで発展しそうな雰囲気になってきたからだ。
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