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小沢裁判・司法の正義もまな板へ!
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2012/2/22(水) 午後 4:13 このままで良いのか、ニッポン!
権力の正義・国民の正義・司法の正義
私は、小沢一郎氏に対する扇情的なマスコミ報道と、それによって醸成されている国民の感覚的で否定的な世論には同調しがたく思っている。
理由は、小沢氏に限らず政治家の実態は、およそ、みんな五十歩百歩であることを知っているからである。
以前にも書いたが、権力の主宰者である政治家には、「お金のほうから擦り寄ってくる」のが実態で、それは資本主義社会では避けられない一種の「投資」であり、「甘い蜜」にありつこうとする国民の側からの「利益誘導行為」でもある。
身近で言えば、交通違反のもみ消しや公務員や学校の先生への就職のお願いなどは日常的に常態化しており、地方議員も含めて「依頼1件いくら」の相場も立っている。すべて領収書の発行されない「取引」であり、お金である。
情けない話だが、古今東西、はるか昔の歴史をさかのぼっても、この種の話は尽きないのが「人間の歴史」でもある。
だからと言って、不問にすべきとは言わない。
法令違反は取り締まられなければならないが、ただ、そんなことを徹底すれば、日本から政治家はいなくなる・・・という笑うに笑えない話もあるくらいだということは知っておく必要があると思う。
そのような認識の上に立たなければ、この小沢裁判の異常性を認識することは難しい。
検察は「一大汚職事件」をマスコミに報道させ、「悪人・小沢」のイメージを国民に植え付けることから出発し、未だにマスコミはその「先兵の役割」を果たしている。
(1)さんざんに喧伝された西松建設からの献金、小沢氏以外にも自民党の森喜朗氏、二階俊博氏、尾身幸次氏など、多くの政治家が献金やパーテイ券の恩恵を受けていた。
(2)陸山会による不動産取得も集中して批判を受けたが、自民党の町村信孝氏も政治資金で不動産を購入し、その後自宅にしている。そのほかにも「みんなの党」の江田憲司氏ら20名ほどが政治資金で不動産を購入していたとされている。
(3)また、今回問題にされている「期ずれ記載」や「不記載」は珍しいことではなく、政治資金収支報告書の修正は後を絶たず慢性化している実情。
(4)事務所の運営資金に対する個人的な貸付にしても、政治家であれば誰でも日常的にしていることで、多くの政治家は面倒ということで逐一記載などしている人はまずいない。等々。
折りから、厚生省の村木事件のように検察権力がでっち上げ捜査手法を駆使し、証拠を捏造し、犯罪者をでっち上げていたことも明らかになった。
小沢事件も、その不自然で執拗な検察行動の経過から、政治目的を持った検察行動ではないかと大きな疑問を投げかけ続けているが、その疑問に答えるマスコミ報道はない。
私にとっては、司法・検察におけるその疑問こそ、小沢問題よりもずっとずっと大きな日本の問題ではないかと思われるのである。
権力の恣意的で偏向した行使は、独裁国家のものであって、公平・公正さを欠いた権力行使は、民主主義国家においては許されないものである。
もし、検察機構が、官僚権力を弱めようとした頭目たる小沢一郎の政治生命を狙ったものであれば、それは「政治的テロリズム」以外の何ものでもない。
そのカラクリに対する疑問をマスコミは、真実を追及するというジャーナリズムを放棄し、一方的に「権力の大本営発表」に追随してきた。
東京地裁が、小沢氏を起訴した「検察審査会」に提出された検察資料の開示を求めたところ、東京地検は拒否した。
検察審査会という全く正体不明の集団には開示して、真実を明らかにすべき公式の裁判という場で開示できないということはどういうことだろうか。
裁判では、検察審査会が「起訴相当」の決め手にした捜査報告書が「デッチ上げ」だったことが明らかになっている。
また、厚労省の村木事件をデッチ上げた前田検事は証言で「裏金授受を否定した建設業者のメモは検察審査会には提供されなかった。検察の証拠隠しがあった」と言っている。
東京地裁・証拠採否決定文では、捜査報告書のデッチ上げを指摘し「こうした取調べは組織的なものだった」と認定しながら、一部を証拠採用したことは、大いなる矛盾である。組織的な意図があったとすれば、当然、全体の調書に及ぶべき問題である。
そのデッチ上げられた調書によって検察審査会が「起訴相当」の判断をしていたのであれば、もう「公訴」そのものが問われていることになる。
本来なら、検察審査会のメンバーを呼んで、どのような証拠に基づいて判断をしたのか、証言をさせるべきではなかったのか。
この正体不明の検察審査会は、結果として、日本の政治を動かした。
それもデッチ上げの証拠を見せられて・・・。
検察審査会の個人の思いがどこにあろうと、検察の政治目的・官僚の敵・小沢氏の抹殺に重大かつ決定的な役割を果たす役割を演じることとなった。
マスコミは、相変わらず、こういった疑問に答える記事を掲載していない。
結果としてメルトダウンなど嘘の「原発報道」を繰り返したマスコミの姿勢そのままである。
「日本の正義・最後の砦」である裁判所・裁判官が、俗世の権力争いに「汚染」されていないことを願うばかりだが、また、そのための「身分保障」であるのだが、人間にはもう一つの敵・出世への願望もある。
まことに多くの「人間の業」が集積した裁判になった。
日本の司法を舞台に、国民も含め多くの立場の人間の「モノの見方の真価」が問われることとなった・・・。
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