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小沢一郎は80歳まで議員生活する天命 民主B・公明・橋下・みんなの合体か?
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2012年02月22日 世相を斬る あいば達也
筆者の勘で申し訳ないが、小沢一郎は再び“剛腕壊し屋”とマスメディアが騒ぎたてる腹を固めたのではないかと推察する。おそらく、現時点は民主党に留まり、歌を忘れたカナリア共は「国民の生活が第一」の民主党から出て行け、と云う主張に終始するだろう。先ずは正論で勝負するのは当然だからである。
しかし、その正攻法が民主党内で成功裏に終わる確率は、限りなくゼロに近い。現在の野田、菅、仙谷、前原らに金魚の糞の如くぶらさがる議員連中には、国家国民への関心が希薄な議員連中の群れである。この有象無象の群れが1/3、小沢鳩山系集団が1/3、風見鶏が1/3と云う色分けでザックリ捉える事が出来る。両院議員総会の開催を要求しても、代表不信任決議案が採決される可能性はない。議題そのものを委員会が認めないからである。まさか、野田佳彦が行き詰まり、自ら辞任を申し出る確率もゼロに近い。
つまり、現状では歌を忘れたカナリアを党外に放逐する事は、現実的に不可能だ。3月乃至は4月の野党提出の野田内閣不信任案提出も、谷垣自民党の弱体ぶりを見ると、到底一枚岩とは言えず、ウッカリ乗って梯子が外れるリスクが大いにある。公明党の動きも不気味だ。公明党(S学会)が今回の東京地検特捜部の大鶴、佐久間との結びつきを示唆する情報も多く、大変危険な存在と云う見方も有力で手を組む相手ではない。
今回の橋下旋風が自然発生した無党派支持ムードと云うのは間違いで、マスメディアの作り話なのだろう。橋下を一時注視していた筆者だが「船中八策」を聞くに及んで、こりゃ酷い!と声を出してしまった。目茶苦茶を並べ立てているが、憲法改正に抵触する策は目くらましであり、コアは超市場原理主義の権化だと認定して間違いないのだろう。隷米、市場原理主義、徹底した競争主義で時代遅れのグローバリストと断言しても構わないようだ。あれだけ、ずらずらとお題目を並べたにも関わらず、霞が関改革に一言も触れていない、自主独立の言辞もゼロで異様だ。また、公明党との結びつきも突出しており、明らかに違和感がある。何処の国の国民だ?と疑いたくなるほどの売国政策である。
石原新党は今や妄言を語るに至り、騒乱愉快犯状態を呈しているので、一笑にふすしか扱いようがない。少数政党の哀しさか、亀井静香の強がりも馬脚を現し始めた。亀井の命運も尽きかけている。個人的に好感を持つ政治家だったが、浪花節の時代の終わりを予感させる。
つまり、既存の政党や既存の橋下らのムーブメントと合流する事も正当性、合理性は殆どないようだ。自民であれ橋下であれ、彼らと政策のすり合わせをすれば、「国民の生活が第一」の政治理念がどんどん遠ざかる事を意味している。彼らが後から、標榜の一部を捨て合流する事は、政治権力掌握としてあり得るだろうが、小沢一郎の政治理念の実現の為には、小沢から歩み寄る選択は悪手であり、そのような急遽の策に小沢が出るとは思えない。
現時点では、09年マニュフェスト回帰を党内で呼びかけ続けるだろうが、事態が好転するとは考えていないだろう。野田内閣がいずれにせよ行き詰るの概ねの見方だ。筆者も「社会保障と税の一体改革」の法案を出せたとして、其の審議は無茶苦茶になる事必定だ。特別委員会をつくり、そこで一括審議するつもりだろうが、消費税だけでなく、年金改革や国会議員の定数削減、子育て支援や医療の介護まで盛り込んだ法案になるのだ。“一内閣で一法案”が常識だと云う日本の国会で、弱小にして、無力無能な内閣が税制、行革、国会改革、社会保障改革をマジックのように全部こなすなんてのは、土台荒唐無稽過ぎる話なのである。
ドジョウの脳味噌がどの位あるのか知らないが、蚤の脳味噌並の野田佳彦と云う男に、我が国は身を委ねると云う、恐怖の時空感を、いま体験している。身の毛のよだつ怪談話だ。橋下のヨタ話は、虚構のようなものだが、野田は嘘偽りなく、我が国の内閣総理大臣なのだから、笑ってはいられない。野田が行き詰るのは確実だとして、法案通して「話し合い解散」等と云う話も聞こえてくるが、形状さえ見えていない重大なる法案を「談合」で取り決め解散と云うシナリオは自民党の民主党の壊滅どころか、自民党の壊滅まで行き着くことになる。その程度の事は谷垣といえども知っているに違いない。
意外に危ないのが、公明党の動きだ。S学会の指令により、小沢抹殺陰謀に加わった事実が露見する危険が生じた事により、野田佳彦と手打ちをする危険である。おそらく、秘密裏に前原、仙谷、公明は意を通じている危険は充分にある。つまり、野田内閣に公明党が加わると云う図式だ。S学会の検察における暗躍が世間に露見する事は、宗教団体そのものの浮沈にも関わる事態であり、自民党との約束云々と比べものにならない重大局面である。この秘密裏の話し合いと云うより、案外公明党に対する、野田、菅、仙谷らの脅しなのかもしれない。
小沢事件の東京地検特捜部におけるクーデターが事実だとすると、当然野田佳彦の耳にも入っており、ギリギリの攻防が今なされているのかもしれない。宗教団体そのものの存続に関わる秘密を野田らが握ったとするなら、この「社会保障と税の一体改革」と云う無茶苦茶な法案が衆参共に、公明党の賛成で、無事通過のカラクリと相成るやもしれない。谷垣の発言が、右に左に揺れているのは、この情報が飛び飛びに耳に入っている関係かもしれない。
この公明党との取引が成立すると読んでいる故に、野田はあんな馬鹿げた法案が通ると確信しているのではないのか。S学会クーデターを握りつぶしてやる。替わりに法案にギリギリで賛成せよ。案外、この位の事は、裏切りの連続の社会主義集団、仙谷、菅、江田ならやりかねない。野田は乗るしか生きる道はないのだから。その時、小沢は民主党に居る理由がなくなる。もっと憐れなのが谷垣自民党だ。まぁこの際自民党の事はさておき、小沢一郎はどうするのか?
民主Bと公明党、それに橋下、みんなの党が加わる勢力は相当手強い。政治理念もヘッタくれもないが、数は強力だ。米国も霞が関も財界も、それなりに協力的になる。小沢派鳩山派及び自民党、国民、社民、きづな、大地などが野党と云う事になる。もう完璧な属国の誕生である。意外にこのシナリオは強力だ。今まで気づかなかった事は迂闊だ。問題は公明党の加算を引き算するだけの小沢鳩山グループが反対に回る結束を保てるかどうかだ。この陰謀的政治手法を小沢も読んでいるので、自派の結束に力も入っているような気がする。最後の最後は、小沢一郎は離党新党結成を織り込んでいるだろう。
正攻法で政治理念を訴え、民主の風見鶏にも声を掛け、自民の心ある議員にも声を掛け、仮称「新自由党」の旗を揚げる覚悟なのではないだろうか。そうなると、小沢一郎は時によると、70歳から出直しと云う事もあり得る。酷く気の毒な事だが、これと云った後継が育っていない以上、10年80歳までは頑張って貰うしかなさそうだ。しかし、内閣総理大臣にならない方が、常に権力者で居られると云うのも面白い政治の力学だ。或る意味で、小沢一郎ただ一人で、霞が関の統治機構並の政治力を持っていると云うのも特筆すべき現象である。いや〜政治って奥が深い、非常に考えていて愉しいものである。
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